正式名称は「すさみ町立エビとカニの水族館」。
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エビとカニが充実しているとか、リニューアル前までは世界一小さかったとか、入場料が安いとか、口コミの評判が良いなどの他に・・・
長年ネットで見てきた当館スタッフのブログの影響に強く憧れていた。
海岸生物のweb検索から、鳥羽水族館のもりたきさんとともに、このエビカニさんの日記をよく目にしてきた。
世間的な知名度は知らないけど、自分としては昔年の夢が叶った気分で初入館した。(笑)
↑朝日新聞の紹介動画です。
照明が暗めの狭い通路に入ってまず気が付いたのは、そもそもエビやカニは小さいものが多くて、薄暗い場所に隠れるのが基本だから、水槽を見てもよくわからないんじゃないかということ。
こいつは厳しい戦い(期待外れ)か? と、ときめいていた気持ちは急速に萎み、まぁとにかく一通り見てみようと・・
やや業務的な感じに切り替えて進んだ。
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SSM(スベスベマンジュウガニ)総選挙No.1
が・・暗い中でもしっかり読める詳しい解説、巨大なニシキエビ、多種多数の標本等々から、瞬く間にテンションは上がり、個々の展示に釘付けになった。
「これは時間が足りない」・・
入口から5mも進んでいないのに、高ぶる気持ちを抑えて、ほぼ業務的にササッと通過しなければならないという悲しい現実に気が付く。
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姿が見えないけど・探し出したい・しっかり見たい系のものは諦め、解説と映える系をちゃちゃっと写真に撮って先を急ぐ・・・
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薄暗くても解説は、わかりやすくて十分読める。
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テンジクザメ、イヌザメ、タカアシガニ、オオグソクムシが普通にいる上に、強力なイセエビ等々・・高額系?タッチコーナーに捕まる。
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タカアシガニ・・ここまで寄って写せる。
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貴重にしか感じないテンジクザメの卵も・・一通り触った。
「素晴らしい」★★★
イセエビに浴びせられた海水と一緒に感動に溢れ気味の涙もぬぐう・・(加齢から涙腺も弱くなったので・・笑)
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更に、横には変色していないスベスベマンジュウガニの封入標本も・・・素晴らしい・・どうやって作っているんだ!!
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更に更に、その奥には超魅惑的な「エビカニ博士の研究室」の表示が・・・
ここだけで何日も暮らせる気がしたけど・・ササッと写真に留めて退出。(号泣・・)
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ソメンヤドカリ・・図鑑でしか見たことがなかった。。
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オイランヤドカリ・・(こんなにもキレイだったのか・・?)
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トガリマダライシガニ・・極めて少ないと書かれていた。
カニのはさみの先は、このように一部だけが黒いのが各種にいるように感じるけど、なんでだろう・・・?
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マルソデカラッパ・・・
こいつのはさみには黒い所はなさそうだけど、そもそも、はさみの形が想像できない。。
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ショウジンガニ・・・こいつは、三重県で見たやつではないか??
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パープルリーフロブスター・・・こんなのが近くの海にいるのか?と。説明を見ると、流石に生息域が違った。
近海ものばかりではないみたいだ。
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ショウグンエビ・・・こいつの生息地は、「紀伊半島以南」。こんなのがいるのか!!!
何とか、魅惑の一角を抜けると・・
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デカイ・・ニセゴイシウツボ。。
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14年ぶりの紀伊半島産のゴシキエビと紹介されていた・・・こんなのが近くの海にいる?!! 凄すぎる。。。
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15cmは軽く超える、ボウシュウボラのような大きな貝や、ホネガイ・ヤツシロガイ等に入る、大きなヤドカリたち・・
解説版が分からなかったけど・・ヤマトホンヤドカリとかオニヤドカリあたりか・・??(ゆっくり見たかった・・)
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ポットベリーシーホース・・・大きくて見やすいオーストラリア産のタツノオトシゴだけど‥たくさんいた!!
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爬虫類コーナーは完全にスルーになってしまった。。
何とか予定の時間内に出口に着く。が・・・そこで終わりではなかった。
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出口の手前に別棟があり、そこだけで1日遊べる!系の、サンゴ礁のすさみならではのご当地棘皮動物等のタッチプールや、ヤドカリ釣りコーナーが待ち受けていた。
(写真は無いけど、特別展示や志摩マリンランドから譲り受けたケープペンギンも・・)
先程のサメ・タカアシガニ・イセエビの高額系タッチコーナーでも凄すぎなのに、このご当地系タッチコーナーには、黒潮と無縁な自分には夢のような奴らばかり・・・
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タコノマクラが垂直の壁にくっつくなんて知らなかった・・砂に潜るタイプと思っていた。。
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タコノマクラのドアップ・・
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タッチコーナーなのに・・鋭い棘のツマジロナガウニもいた。。こんなのに触れるのも実に嬉しい。。
ヤドカリ釣りコーナーを泣く泣くスルーして、出口に行くと、反対側の奥にも別棟のウミガメコーナーがあり、餌の自販機があった。
ウミガメの餌やりは、経験があったけど・・・餌が安かったので、買ってみた。
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一言「多い」。
薄暗くて、アオウミガメたちは潜っていて殆ど見えなかったものの・・・
餌をプールに入れると、デカイ亀たちが集結して、大変なことになった。
えさの量も多く、仲間を蹴散らしたり乗り上げたりして・・水しぶきを浴びながらの餌やり体験。
すごい迫力だった。
以上・・・田舎もんが甲子園で返り討ちに合うという感じの度肝を抜かれた憧れの聖地巡礼でした。
いゃぁ・・・楽しかった!!!
P.S.「憧れの聖地」は、小さいながらも、スタッフの方たちの知力・経験・努力で作り上げられた、SDGsの海の豊かさや楽しさを体感できるまさにワンダーランドだった。
(注:あくまでも私見です。甲殻類・魚類等が嫌いな方にはお勧めできません)
絶対に再訪するぞ!!!
以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。