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もう1回やってみよう・・・

身近なことを勉強中です。

GWの回想・・海岸編

2023-05-14 08:01:51 | 

うみは~ひろいな~おおきい~なぁ~ 天気が良いといつも口ずさむ。                                                                                                   

 

イソカニダマシ・・たまたま躓いた、潮溜まり上部のあまり生き物種が多くない石の下にいた。

ヤドカリの仲間の「歩脚が3対しかない」特徴を数える前に逃げられ、もやもやしたまま帰宅後の写真で確認した。

こんな立派なはさみを持ちながら濾過摂食というのが不思議だ。

 

近くの崖からは、小石が落ちる、パラパラ・カランカラン等の音が絶え間なく聞こえる・・・

牡蠣採りに来ている方によると、「化石採集や生き物観察の方ももよく来る」とのこと。

 

実に脆そうな泥岩質か・・?

 

イシダタミが、縞々模様の体を出して、干上がった石の上を移動していた。石の下へ隠れるというより、盛んに表面の藻類を食べているように感じた。

 

貝殻の緑色の藻類と共生していると言われるスガイは、このまま干潮時間を耐える感じか・・

一緒にいる肉食性巻貝のイボニシはスガイたちを狙っているのか?

 

イソギンチャクの触手のユラユラに 見惚れていたら・・

 

よく見るタテジマイソギンチャクではないかと気づく。触手が太くて数が多いような気もするけど・・?

毎年同じような時季に来ても生物相が違う。

 

クロフジツボの群生が、タイワンクロフジツボに変わってきている気がする・・

 

アゴハゼの稚魚かなぁ・・・

この日も、自分の基礎能力(知識&観察眼等)不足にめげずに、潮だまりに座り込む。

 

謎の小魚だらけだ・・・(笑)

ヘビギンポの仲間か?、アナハゼ(カサゴ目カジカ科)か? ←アサヒアナハゼのようです。

頭と胸鰭が大きく、模様も特徴的なのに、いろんな図鑑を見てもたどり着けない。。(涙)

 

更に小さなこいつも同種か?

 

緑色の小さなモエビだ‥と写真を撮ったつもりだったけど、緑か?

 

こちらのモエビは抱卵している。イセエビみたいな模様だけど3cm程か?

モエビの仲間と思しき小さなエビの色は実に多彩で、この2種を合わせたような、尻尾は緑で頭はイセエビみたいなのもいた。

 

ウロハゼの仲間か・・?

この日の潮溜まりの中では、最長の魚だった。何故かハコメガネの下まで寄ってきた。10cm程だったか?

 

ダイナンギンポだと思う。

すべての写真を見返したけど、激似のベニツケギンポの特徴とされる、「エラ蓋上端の赤い点」は分からなかった。

そもそも、幼魚サイズの名前を採集もせずに写真だけで調べることに無理(無駄ともいわれる)があるのは承知の上ですが・・気になるのですよね~(笑)

 

ショウジンガニのメガロバではないか・・!

ちりめんモンスターで大量に分類したものに酷似している。海域的にもバッチリ適合するぞ・・

 

結構素早く、飛び跳ねたり、泳いだり、歩いたり・・と潮溜まりを移動していた。

 

君は、アゴハゼか・・・

 

コブヨコバサミではないか・・?

少し大きなヤドカリ。赤い脚にオレンジ色の筋・・我がホーム観察地名古屋港でも偶に見るのが、普通にたくさん見られるのも嬉しい。

 

アメフラシの卵塊・・・潮溜まりでは本体を見つけられなかった。

 

アマクサアメフラシ・・・

磯から離れた砂浜の波打ち際に流されていた。もう寿命か・・20cm程に1年で育つのも不思議だ。

 

浜に打ち上げられた海藻の中に、大量のアメフラシがいた。

 

打ち上げられた海藻をトレーの上でパンパンしたら、ちょっと大きなワレカラが落ちてきた。

 

トゲワレカラ・・?

既に死んでいたので、持ち帰って、顕微鏡で見てみた。もっとも普通に見られる種らしい。

 

壁面にくっ付いている棒のようなのが先のワレカラ。

ヨコエビは、単独大♂の脚のまだら模様からフトメリタヨコエビで、交尾ガード・放卵♀も同種ではないか?

 

小さなヤドカリもたくさん落ちてきた。白っぽい貝殻が何貝かが気になる・・

身近な海岸にこんなにも小さな貝殻があることに驚く。黄色い麺みたいなのはアメフラシの卵塊の一部。

 

アメフラシの卵塊の一部、麺みたいなところを拡大・・・

卵1粒が、写真の中の一番小さな点とすると、数十個超集まった丸い塊が麺の断面に10個程、この写真に写っている部分だけで7列、1000個程か・・?

 

沖合を超望遠で拡大・・・結構大きなヨットが写っていた。 やっぱり海は広いなぁ・・・

 

以上、潮だまり観察編の一部でした。

写真だけは大量に撮った海藻編を回想するかは微妙です。

(名古屋港にも海藻がたくさん見られるようになれば、少しは覚えられるような気もするのですが・・)

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました。


春の大潮 名古屋港の片隅

2023-04-28 22:41:55 | 

今月から使いだした望遠コンデジで、まずは広角・・

 

手前の船をアップ・・

 

右端の船と奥の橋・・

 

デジタルズームも使って、換算2000mm?

軽くて楽しい。。

 

いつもの干潟で・・・謎の黄色い粘液状のもの・・・なんだこれ?

 

低潮線近くの石の上に点在していた。アメリカフジツボらしき残骸の周りにも少しだけついていたり・・

 

ナミマガシワの近くの単独フジツボの残骸には塗装のように周りについてたり・・

 

拡大すると・・どうも卵塊か卵のうという感じ。。

1週間、図鑑やネットを探しているものの、未だ不明。

ウミウシ・巻貝・ゴカイ・ヒラムシ等々・・・徘徊性だと思うのですが・・・(通い詰めて、何が出てくるかを見るにも小さすぎるか。。)

 

イボニシもホットスポット的に集結していて・・

 

近くには多くの卵塊が産み付けられている・・

色は似ているけど、粘液状な卵のうは、ゴカイ・ウロコムシ・イソメ系か・・?

 

アゴハゼか・・? 春は稚魚も多い季節。

 

フサギンポの仲間か? ハゼやギンポの仲間も、さっぱり区別がつかない。

 

たくさんいるのを・・

 

拡大・・ボラだった。。

 

干潟を歩くと、多くの稚魚たちは海の方へ逃げるけど、引き潮時に心配になるくらい浅い所に留まるハゼ科も写真での同定不能。

黒いのはチチブなどのダボハゼ系?とか・・(写真のはミミズハゼか?)

 

細長いのは、ミミズハゼの仲間?とか・・

 

マハゼっぽい色合いのは、一旦全部、ヒメハゼにしたくなるけど・・何なんだろうか???

 

この感じのは、もぅ、全部、アゴハゼ・・と決めつけている・・我ながら無茶苦茶だと思う。。

きっと、名前も知らないような種や、外来種もたくさん混じっているんだろうなぁ・・と思う。

自分の無知さはさておき、こんな何でもあり的に、どこからでも次々と稚魚が出てくるのが、海の豊かさだと思う。

透明な水にきれいな魚が泳ぐ水族館では味わえない感覚だ・・

 

タカノケフサイソガニ・・だと思う。この干潟では結構多数派。

 

写真が微妙だけど・・イソガニか・・?

少ない水分からより多くの酸素を取り込むためとかいうけど・・・単純に泡ぶくぶくのカニを見ると嬉しい。

 

とても分かり難いけど・・・真ん中のカニのハサミの破片に、ヤドカリが入っていた。

 

アオサギ・・・干潟の生き物の最大の敵か・・?

 

ミドリイガイ・・随分と少なくなったように感じる。

 

コツブムシの仲間・・ここで見るのは地味な色合いのばかり。キラキラと輝く系を見たい・・

 

見慣れないイトカケガイの仲間と思われる貝殻に入るユビナガホンヤドカリ・・

こんな貝が棲んでいると嬉しいけど・・外来種のような気がする。。

 

タテジマイソギンチャク・・干上がった時は、体の中に水を貯めているので、微妙な形のも結構いる。

 

イソギンチャクは、クラゲを逆さまにしたようななもの、と紹介されるけど・・・こいつは、そのままクラゲに見えるぞ。。

 

どうでもいい話ですが・・・スマホの機種変から、いろいろと悩ましい日々を過ごしております。

公財)水産無脊椎動物研究所のツイッターにリツイートされていた、 『磯の生き物図鑑』の新刊が来月中旬に発売されるらしい・・・個人的に一押しの図鑑なので、従来よりも100種増はとても楽しみだ。

 

以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。


串本・・その2

2023-04-15 14:24:09 | 

まずは潮岬灯台。

 

明治11年(1878年改築)にしては結構高いのでは・・?

 

平均水面からの高さは、灯火まで49mとあり、観覧デッキ?上の目線からの水平線は24kmほどか・・?

 

西側・・

手前の丘の上の潮岬中学まで約1km、奥の紀伊半島海岸で約5kmなので、だいたいあっているような気がする。

 

北側・・新緑の小高い森。

 

東側・・

 

南側・・ぐるっと360度、景色を見られるのは楽しい。

 

灯台入口・・

入った暗がりに、平成8年の耐震工事(清水建設)の紹介パネルがあった。

 

灯台入口の横には、潮岬灯台資料展示室があった。

 

チャンス式石油蒸発白熱灯器の内部が見られるようになっていた。

燃料の石油が自動で供給される仕組みだったとは考えにくい気がする・・? 

あの狭い急な暗くて目が回る螺旋階段(最後は梯子)で石油を運んでいたのか・・?

 

敷地内の壁画・・・「平成28年に潮岬小1.2.3年生の合作」と記されていた。

良い絵だと思った。

 

南紀熊野ジオパークセンター・・潮岬並びに紀伊半島について、形成からわかりやすく紹介されていた。

 

最初に紀伊半島形成紹介の短い動画を見た。相当な制作費がかかっている気がした・・

 

地質図・・この色分け通りに、特色を感じられる。

より詳しいものも・・・実に複雑に地層が入り乱れている。

 

付加体・・前弧海盆堆積体・・不整合面がわかる場所など、解説は実に興味深い内容だった。

 

手が汚れない・・化石発掘体験。。(化石は、苦労して見つけるから価値があるんだなぁ・・と再認識した)

 

全体的に、無料とは思えない、新しく見やすい展示だった。

 

「紀伊半島は巨大地震が来るたびに大地が急激に隆起し、その後ゆっくりと沈んでゆく動きを繰り返した・・」

潮岬の80mと50-60mの2段の海岸段丘がまさに、南海トラフの巨大地震のたびの繰り返し隆起したあと・・・との説明もあった。

 

一番足が止まったのは、顕微鏡観察コーナー・・

 

海岸の砂コーナー・・

 

産地の記載がない有孔虫の化石・・・

 

同様の微小貝。

ボランティアさんによると「どうも、外国で買ってきたものをサンプルとしておいてあるだけのようで、採取地は不明」とのこと。

なんとなく、(消滅してしまった・・)かつては近隣で採れたものだったような気がした・・・

 

微小貝の世界も楽しそうだ・・

 

パンダ号の横にロケットのパネルが・・・

なんと、ロケットカイロス号のJR特急ができたからのようだった。。

ロケットも、いよいよ今夏に打ち上げか ?

 

さて・・本日もだらだらと、とりとめもない写真をあげ連ねてしまいましたが、最後にもう一つ、こちらのうみうし通信

このブログと同じく、4年目目に突入。

正直、記事の大半はよくわからないのですが、書籍の紹介や、図鑑に載っていない海の無脊椎動物についての説明がされていて、とてもありがたい情報紙です。

今回も、行くことは無いと否定はしつつも、観察会などの実に魅力的なイベントの紹介もあった。

一般人では接する機会が殆どない、海産無脊椎動物に詳しい先生との観察会には、猛烈に惹かれる・・・

こんなウキウキ&ドキドキを継続するためにも、個人的な観察のレベルアップを目指さねばと思う。


串本へ行った・・

2023-04-10 22:12:15 | 

柄にもなく、芥川賞とかギリシャ神話に基づく星座の話などの本を読んでしまった。

科学的根拠のあまりのなさに頭がくらくらしたけど・・

某ノーベル賞受賞者等がいう、今証明されている科学的な根拠の大半は未来には否定されるとの話からも、わけの分からないことに振り回されていてはいけないことと、どんなことでも自分が正しいなんて思いあがってはいけないことを再認識した。

 

そんな中、頭がスカッとする本にも出合えた。「ヒルは木から落ちてこない」著者:樋口大良。

活動場所と時期が自分とリンクしていて、知人からも、ヒルは木から落ちてこないことは、観察や実証実験から確かめられたとも聞いていた。

文章も読みやすく、構成もわかりやすく、「そうだったのか・・」「なるほど・・」と考えさせられることが満載だった。この本はおすすめです。

 

で、先週の海岸俳諧・・・

満月がほぼ真東から昇る某日、串本近辺の海岸からの撮影を狙って宿を予約したが、月も太陽も登る時間は厚い雲に阻まれてダメだった。

 

でも、黒潮が打ち寄せる海岸の俳諧は心が弾む。

 

薄日が差すときもあり・・・

 

やや平坦な岩場や・・

 

ジオパーク感満載な岩場に・・

 

波穏やかな入江状の波打ち際や・・

 

潮だまりの石の上に溢れるイシダタミに・・

 

沖縄などで話題なっている毒クラゲ(カツオノカンムリ)の漂着があったり・・・

 

ミニトマトらしきものが生えていたり、鹿らしき頭骨(写真自粛)があったり・・

 

ロケット発射基地の看板があったり・・

 

謎のおもちゃの漂着があったり・・

 

苔のような海藻?が打ち上げられていたり・・

 

ヤクシマダカラなど、名古屋近郊では見慣れないちょっと大きな貝殻が転がっていたり等々、潮だまりの生き物の動きが活性化してくるのはもう少し先な感じだったけど、楽しい時間だった。

 

熊野本宮大社・・・

 

和歌山県世界遺産センター、紀和鉱山資料館、潮岬ジオパークセンターなどへも行った。

 

熊野本宮大社の八咫烏は、サッカー好きな知人に置物付きのおみくじを買った。

おみくじとか占いも科学的な根拠とは無関係だけど、勝手なものでこの手のものには、ごちゃごちゃいう気にならない。(そもそも科学的な根拠があったら八百長?・・笑)

 

何故か、おみくじの置物だけが可愛らしかった・・

 

熊野本宮大社はフォトスポットに配慮しているような空間に感じた。

 

外人が目立つ観光地でありながら、未だにマスクをつけよう・・と、唱えることには、虚しさを感じる。

 

次こそはここに入りたい・・・

 

世界遺産センターには、日本サッカー協会関連の展示も少しあった・・

 

JA熊野ほほえみ館は良かった・・

 

ソウダガツオが激安だった・・・30cm超だった。。

 

花も咲き乱れ・・

 

今回も、良い刺激を受けた気がする。。

ジオパークセンターや鉱山資料館などの展示は改めて紹介したいと思います。

 

買ってきた各種みかん。結構、味に違いがあり、毎回、食べるのが楽しい。

 

以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。


雨の表浜

2023-04-02 19:21:32 | 

今週は潮回りが悪く、少しのんびりできたので・・・先週の悪天の海岸編です。

春の大潮は、何かに出会えそうな気がして、雨だけなら、とりあえず行ってみたくなる・・・(笑)

まずは、そんな日の打ち上げ系です・・・

破損したハスノハカシパン・・波が強くて、打ち上げはまばらだった。

 

針が取れた、ルアーや餌木が多かった・・何故だ? 頑強な針が錆び落ちる程の年月の果てか?

 

スナヒトデ・・・

不思議なもので、広い浜の中の、ほんの5m程の間に、数十匹が打ちあがっていた。波に流されやすい体形なのだろうか?

殆どが、こんな風に、腕の先だけが砂に埋まっていた・・

 

なんの稚仔魚だろう? サバに似ているような気もする・・

 

コロモガイ・・・

半分砂に埋まっていたのを出してみたら、貝殻じゃなくて生きてた。同様のカズラガイにも出会った。

雨の日は乾燥しないから、潮が引いても少し砂に潜るだけで生き延びられるのか・・?

 

殻が割れていないのは珍しい気がする。

 

タコ・・?

 

ワスレガイ・・

半開きの殻の中に、イカの卵のようなモノが見えた。

 

浜に打ち上げられていて、鼓動のような動きも感じなかったけど、少し波が弱そうな波打ち際に、下側だけ砂に埋めてみた。

 

真新しく感じるけど、中身のない貝殻だった。アカニシとシロニシの交雑か?

 

風が出てきたので、早期撤収・・・

 

とある港・・・

 

堤防に、ゼンメとも言う、ヒイラギ。

堤防にワカメ・・・漁業権の対象だから、釣り人が、針に引っかかったのを置いていったのか? 

 

堤防にアマモ・・・茎の中の粒々状のは、花になるところでは?

 

かつては一帯にびっしりと生えていたけど、アマモの群生はたった5m程の間だけになっていた・・

 

ノリももう終わりか・・・

貧栄養化と温暖化で厳しくなっているとの記事をよく見る。

 

岸壁に漂着したアオサ・・・ノリの原料か?

 

ホソウミニナが食べているようにも見えるけど・・・?

 

貰った青海苔の表示には、ヒトエグサとあった。まさにアオサだ。

 

アオサの緑色は美しいと思う・・味も優しく美味しかった。

 

この日は桜も満開だった。

花の真ん中、がくのあたりが、赤いのと緑色の違いを調べてみた。

ウェザーニューズHPによると、新しい花は白色で、古くなると赤くなるとあった。

 

白い花びらはきれいな形の花が多かった。おしべの緑色が目立つのか・・?

 

横から見ても花びらは白だ。

 

赤いのは花びらの元気がなくなった感じが多かった。花びらだけじゃなく、おしべの軸も赤色へ変っていた。

相変わらず、身近なことでさえも、知らないことばかりだ・・・

 

今日、花見客が多い公園でもらったトイレットペーパー。ティッシュじゃないところがスゴイ。。

 

以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。