脳梗塞で身体障害者に成った人生について

ある日突然に脳梗塞に倒れ、気が付いたら体の半分が全く動か無い状態に成った時の感情など

季節の移ろい

2009-10-23 15:23:14 | Weblog
脳梗塞に成ってから周りの人達と、一緒に花見や紅葉を、観に行ったりなどは、すっかりしなくなった方も、多いと思います。
家族の方達も、トイレの問題や、座る場所に困ったりと、患者さんを、連れて行ってやりたいと思っても、なかなか実行に移すのは、難しいですし、小泉政権後は、こういった、介護サービスは、認められ無く成ってしまいました。
その所為で、私たち脳梗塞患者の多くは、家と病院の往復が精一杯です。

私たちにも、日本の美しい季節の移ろいを、感じ愉しむ権利は有ります。その整備や施設を、設置しない行政が悪いのです。

辛いリハビリや、制限された生活を、してるからこそ、尚必要と私は思います。
今丁度、紅葉が色つ”いて、見頃に成って来ました。この機会を逃すと、少しつ”つ寒くなりますから、今、ケアマネージャーに相談して、紅葉を愛でに行って下さい。

きっと美しい日本の四季を感じ、心にゆとりが持てるでしょう。僅か一時間でも、良いじゃないですか!私達も生きてる実感を充分に味わいましょう!明日の為に!

鼻の穴洗う

2009-10-22 13:43:19 | Weblog
皆さんは鼻の穴洗った事が有りますか?

私は耳鼻咽喉科で、良く鼻の穴を、洗って貰います。これがとても気持ち良いのです。
子供の頃、水泳で、急に水が鼻の穴に入って、ツーンと痛みを、感じた経験が有るでしょう。そんな体験から、鼻の穴を洗うと、『またツーンと痛くなるのでは?』と思われるでしょうが、耳鼻科で洗って貰うと、全く痛みを感じませんから、大丈夫ですヨ。

これはヨーガでは、健康法に一つなのです。風邪のウイルス、インフルエンザウイルスも、鼻の穴から入って来ます。その後鼻の奥で、増殖しますので、鼻を洗うのは、ウイルス撃退には、最も初歩的な、治療だと思います。

以前にも、書きましたが、緑茶の力を利用して、霧吹き器の水に、盃一杯位の緑茶を混ぜて、霧吹き器で、片方の鼻の穴を押さえて、片方にゆっくり、流し入れます。この時絶対に、鼻から息を吸わない様に、注意して下さい。

この様に片方を3回つ”つ繰り返して洗います。最後に同じ霧吹き器の水で、嗽をして終わりです。私は風邪を引くと、必ず、鼻の奥、喉、気管支と、痛く成るタイプなので、この方法が一番効果的です。

嘘でしょう!?と思う患者さんや、ご家族の方も多いでしょうが、一度風邪を引いたら、耳鼻咽喉科で、鼻の穴を洗って貰って下さい。絶対治りが早いですから。


緑茶の効果は高いです。冷蔵庫に、この緑茶を混ぜた水の入った、霧吹き器を入れて置いて、外出から帰って、手を洗った後、嗽をした後に、シュッシュッと手や、口の中に、振りかけて下さい。それから、玄関とドアノブにも、振りかけて下さい。

新型インフルエンザの予防接種は、国がどうにかしてくれると思うより、自分たちで、予防出来る事が有れば、する法が良いに、決まってます。

日本では、昔から、焼酎と緑茶は、消毒液の一つとして使われて来た事は、周知の事実ですから。皆さんも、怖がってリハビリを休んだりしないで、出来るだけの予防に心掛けて、元気にリハビリに励みましょう!


一寸勇気を出して

2009-10-21 14:29:30 | Weblog
リハビリで、何年も同じ病院で、同じ事をしてる患者さんは、居られませんか?
毎回同じリハビリや運動をする事は,理学療法士が、患者さんの機能回復振りを、把握して無い場合があります。

大きな病院に成りますと、決まった理学療法士や、作業療法士が居なく、手が空いてる療法士さんが、リハビリをして下さる事が多いです。
でもこれでは、患者さんが、どれ程機能回復したか、カルテを観てもなかなか解らないものです。

こんな状態では、患者さんもリハビリに行くのが、退屈になりますし、嫌に成ってしまいます。患者さんが、楽しんで喜んで、自発的にリハビリをやろうと、思わ無いと効果は、上がり難いものです。

そんあ時は、患者さんが自分で療法士さん達に、リハビリのレベルアップを、お願いしてみて下さい。
また思い切って、新しい病院に替わるのも、ひとつの方法です。病院を替えるのは、様々な条件や、生活環境などにも、影響が出るでしょうから。本当に勇気が必要です。

でも私の体験では、替わった方が良い場合が、多かったです。病院が替われば、リハビリの方法も変わるし、療法士さん達も替わりますから、患者さんも新しい気持ちに成れます。

勿論、受け入れてくれる病院が、在ればの事ですが。リハビリは、患者さん一人一人に、担当の療法士さんが居てくれる、病院をお勧めします。そして、担当の療法士さんと、機能回復を楽しみながら、リハビリを行って頂きたいと、願ってます。

お風呂での運動

2009-10-20 14:45:27 | Weblog
お風呂は、子供だけで無く、私達脳梗塞患者にとっても楽しい時間の一つです。
なかなか自由に入れ無い患者さんも、居られるでしょうが、出来るだけゆっくり、のんびり、入れて上げて下さい。

お風呂の中は、意外と体を動かすのが楽に出来ますし、お湯で温まってますから、動きも滑らかです。こんな良い状況を利用しないのは、勿体無いです。

体を洗って上げる時に少しだけ、ゆっくり体を動かして上げて下さい。決まった時間内に入浴介助をするのですから、そんな気持ちの余裕は無いでしょうし、ヘルパーさん達には、リハビリをさせる資格も、有りませんから、とても無理でしょう。

ただ患者さん自身が、努力する事は、出来ます。私は入浴時に以前も書きましたが、座ったまま内腿の開閉や、膝から下の上げ下げなど簡単な運動をしてます。
水圧がかかり、結構良い運動に成ります。

最後に風呂から、上がる時に、足首に水をかけます。これは、高齢者には無理かも知れませんが、良い刺激になります。

病院に行ってリハビリをするのも良いですが、帰って家で何もせず、寝てばかりでは、結局病院でのリハビリの効果が半減しますョ。生活の中で、出来るだけ、自分でリハビリを考えて、自然に運動に成るのが、一番良いと思います。

皆さんもちょっと努力してみませんか?





パソコンは命の綱

2009-10-19 13:31:33 | Weblog
私の後遺症状態では、「天涯孤独ですから、施設に入るように」と、医師や友人達から、随分勧められました。

車椅子で施設を何件か案内されて、色々考えました。どの施設も、一長一短在り『ここで、良いかな~いずれ私は遅かれ早かれ、施設か養護老人ホームに入るのだから・・・・・・』と思いました。

覚悟を決めて、或る施設の入所手続きの用紙を広げてたら、命を助けてくれた担当医が来て、「諦めてはいけない!00さんは、まだまだリハビリで、機能回復の希望があるから、余計な事を考えず、今はリハビリに専念しなさい!」と声を掛けて下さったのです。

「00さんは、パソコンを使えるそうだから、生活自体は、パソコンを活用して、自分の希望を叶える事が、出来るでしょう。」と言われました。
その時、私が一番心配し悩んでた事の、解決方法を教えて貰って、目の前がぱ~っと明るくなったのを今でも鮮明に覚えています。

それから、車椅子の生活よりは、杖歩行の方が、独り暮らしでは、ずっとし易いと考え、他の患者さんの数倍のリハビリを始めました。担当医が、理学療法士に、私の事情を説明して下さって、兎に角先ず、杖歩行が出来るのを第一に、リハビリが、始まったのです。

まったく感覚も無い、左足を手で叩いたり擦ったり、『お願いだから、動いて!』と毎晩祈りました。友人が、見舞いに来て、「足首、手首、を叩いて刺激すると、神経に良いんだって」と教えてくれたので、良い事なら、なんでもやりました。

今でも手首や足首を刺激する方法は続けています。直接手で叩いても良いし、風呂上がりには、必ず、水道水を高いところから、足首や、手首にかけます。
丁度、滝に打たれる感覚です。確かに効果が有ります。

皆さんもやってみて下さい。今の生活は、パソコンのお陰です。食料品、日用品、衣類、など、生活に必要な物は、全てパソコンで宅配して貰ってます。
ですから、日常生活は、健常者と全く変わりません。

もちろん麻痺した手の指の、リハビリにも成ってますし、一石二鳥ってところでしょうか!私も担当医のアドバイスが無かったら、今頃寝たきりに成ってたかも知れません。

皆さんも絶対リハビリを止めないで下さい。絶対諦め無い事です。



若いのに可哀相

2009-10-18 18:26:44 | Weblog
先日、デパートのエレベーターに乗ってた時、中年の女性が二人乗って居て、話しかけて来ました。

「事故ですか?」「いいえ脳梗塞です」「ま~!お若いのに可哀相に!」
この言葉、今までに何千回言われた事か!

この言葉を聞く度に『歳には、関係無いんだよ!』と心で反発しました。
良く、「可哀相に!」と言われましたが、私には何の役に立たないのです。それどころか、傷つけてるのです。

確かに病室では、私が一番若かったですが、病気は、年齢に関係無いのですから。
脳梗塞患者は、健康で自分が病気に成るなんて、全く考えた事の無い人達が、罹るのですから、可哀相と言われても、全く今後の人生が未知なのです。

その恐怖の方が死より、怖いのです。こんな気持ちは患者同士で無くては理解して貰え無いと思います。

臨死の記憶

2009-10-17 18:06:10 | Weblog
脳梗塞で倒れた時、病院に着いたした時、私は、既に心肺停止だったそうです。
院長が、「もう駄目だろう」と呟いた時、当時京都大学医学部から、研修に来てた、若い医師が、「嫌、若い女性だから、救命しましょう!」と言って、治療に当たって電気ショック3回掛けて、何とか息を吹き返して、意識を取り戻したそうです。

その時の記憶は、今もはっきり覚えてます。す~っつと真っ暗な世界に引き込まれ、遠くにキラキラと輝く美しい場所が、見えるのです。『わ~綺麗!あの場所に行きたい!』と思い、必死に走ってました。

すると遥か後ろで、稲妻が光りました。『急が無くっちゃ!』と、もっと激しく走りました。また斜め後ろでピッカッ!!、先程よりもっと大きい稲妻が光り、一瞬立ち止まった所に、私の頭にド~ン!!!と、直接稲妻が落ちました。ショックで倒れ、起き上がろうとした時、「00さん00さん!!」と、私の名を呼ぶ男の人の声が、聞こえたのです。

「は~い」と、振り返って返事をしたら、「あ~もう大丈夫だ!!!」とまた男の人の声が聞こえたのです。その後私は、気が付くまで、何も覚えていません。
これが臨死体験です。

恐らく数分間でしょう?私には永い時間に感じましたが。人が死ぬ事は、苦しくも無く、恐怖も感じ無いのです。今私が生きてるのは、その若い研修医さんの、お陰ですが、意識が戻った時、私がその先生に言った言葉は、「何故無理に助けたのですか?!」です。先生は「仕事だからです」と静かに答えました。

私が何故そんな失礼な言葉を、言ったのかは、私の母が同じ脳梗塞で、半身麻痺の生活をしてたので、その生活が、如何に辛いものかを知ってたからです。私が同じ状況に成ったら、其の儘死にたいと、ずっと覚悟してました。

以前は延命拒否制度が、まだ確立して無かったですが、今はしっかり拒否の意思表示カードと臓器移植カードを、持ってますので、延命治療はされない筈です。

命を救われたのは、幸せな事だったか?今でも私は疑問?ですが、生きてる以上は、しっかり生きないと!と思っています。


一寸バテ気味(笑い)

2009-10-16 12:33:43 | Weblog
昨日、竹野内豊の映画を観たくて、病気を2件朝の内に済ませたので、今日は一寸バテ気味です。

『そうだ、今日は何も予定が無いから、リハビリは午後にしょう♪~』と思ってベッドの中で、惰眠をむさぼってたら、電話が鳴り「今から予約の洗濯機の修繕に行きます」ですって。えっそうだったけ~

慌てて起きて、洗濯機の修理をして頂きました。やっと終わってもう何も用事は無かったと思って、ソファーに横に成ってたら、洗濯屋さんから電話が有り、「今からお預かり物をお届して良いですか?」って。また~

『これでもう何も予定は無い筈!♪~』とベッドに潜り込んでいたら、また電話が鳴り「ケアマネージャーの00ですが、今日の予約時間は3時で良いですか?」との事。え~そんな約束したっけ

結局、全くのんびり出来ず、ヘルパーさんが、在宅介護に来てくれる時間に、成りました。朝からバタバタした一日に成りそうです。昨日に今日で、一寸バテ気味で今日もリハビリさぼりそうまっ良いか~こんな日が有っても♪~

気分転換

2009-10-15 15:34:02 | Weblog
今日は雲ひとつ無い青空です。脳梗塞の薬を処方して頂く、受診日でしたので、朝早く病院に出かけました。

お蔭で待ち時間も少なく、思ったより早く終わったので、気分良くテクテク歩いていたら、友人から電話が有り、「映画を観に行きましょう♪~」との事。

思いがけ無い誘いでしたが、私の大好きな竹野内豊さんが、出演してるそうで、「行きます♪~」と即答しました。竹野内豊さんが、デビューしてからずっと、大ファンです。テレビドラマは全部録画してますし、映画は全部観てるので、友人が誘ってくれたのでしょう。本当に嬉しかったです♪~

そんな訳で今日は、リハビリはサボりです。ハハハ(一寸後ろめたいのですが)
でも「たまには気分転換で良いでしょう」って先生も言って下さったし。
皆さんも、脳梗塞に成る前に、好きだった事が、有るでしょう?

私の友人で、脳梗塞でやはり身体麻痺の後遺症の人が居ますが、彼はパチンコが大好きで、パチンコのダイヤルを、どうしても持ちたくて毎日パチンコ屋に通ったそうです。

好きこそものの上手なれと言いますが、本当だな~と感心したものです。
私はパソコンで、宅配を頼んだり、ブログを書いたりで、左手。指のリハビリをしています。楽しいので、あっと云う間に時間が経ってしまいます。

皆さんも何か好きな事で、リハビリを考えてはいかがですか?

手の指のリハビリに効果

2009-10-13 22:29:23 | Weblog
天涯孤独の私は、寝たきり状態でしたから、退院したら施設に入る様に、勧められました。でもその時、まだ50歳に成ったばかりでしたから、勧められた施設を気に入らなかったので、『どうしても独り暮らしをしたい!』と強く思いました。

ですから、その為にはどうしても杖歩行出来る必要があったのです。病院のリハビリは、1か月~3か月しか入院させてくれず、1年を過ぎると、どの病院も1か月の入院でした。

その所為で8軒の病院に入院しました。どの病院もリハビリ方法が違い、どのリハビリも其々良い所が有りました。今思い返すと、理学療法士さんの指導には大きな違いは無かったのですが、

作業療法士さんは大きく違いました。全く効果の無かったリハビリもありました。
広島シーサイド病院に入院してた時、手の指のリハビリの一つに、オルガンを弾く事が有りました。

全く動か無い腕、手、指、を右手で支えて、オルガンの鍵盤を押すのです、これが大変で、指一本動かすのでも、汗を掻きました。ド・レ・ミ・ファ・ソこの5音の鍵盤を、押すのに1時間も掛かりました。

このリハビリを1か月続けました。途中から、蛙の歌の曲を弾く練習に替わりましたが、どうしてもメロディーに成らないのです。自分ではメロディーに成る様に指を動かしてるのに・・・・・・・!悔しく成ってもう止めようと思った事もありましたが、作業療法士さんが、とても優しく親切で、丁寧に指導して下さったので、頑張れました

2か月後退院する時は、右手で支えなくても、左手だけで、何とかメロディーに成ってました。指のリハビリで、これ程辛く大変だったリハビリは、無かったですが、このリハビリが、一番効果が有ったリハビリでした。

今はパソコンのキーを叩くのが、一番私に合った指のリハビリに成ってます。
グーで全く開かなかった手が、今では右手で開くと、ゆっくりでも開き始めたのです。

私は子供の頃、ピアノを習っていましたし、パソコンも使ってましたので、この二つはわたしに合ったリハビリです。
皆さんにも、必ず自分に合ったリハビリが有りますので、決して焦らず、諦めずリハビリを楽しんでやって行きましょう!