脳梗塞で身体障害者に成った人生について

ある日突然に脳梗塞に倒れ、気が付いたら体の半分が全く動か無い状態に成った時の感情など

車椅子生活

2009-10-01 18:25:03 | Weblog
脳梗塞患者さんの中には、発病から数年経っても車椅子生活を送ってる方が居られます。

脳梗塞後遺症の身体麻痺のリハビリで最も大切な事は、初期リハビリと家族の協力です。初期リハビリは、早い方が良いと、最近では常識に成ってますが、身体にまだ点滴が入ってるし、酸素管が入ってたりします。また、患者本人の意識も、朦朧とした状態ですから、家族は、『かわいそう!』と、患者に同情的に成って、ついつい手助けしたり、甘やかしたりします。

これが患者の回復を、遅らせる最も大きな要因なのです。この時期は鬼に成って、理学療法士に全てを任せて、家族はリハビリに、関与しない方が良いのです。患者さんの中には、辛くて痛くて涙する方も居ます。
私も同じでしたが、私は意地でも痛い!辛い!無理!と云う言葉を、言いませんでした。結局その事が、回復の早さに繋がったと思っています。

脳梗塞後遺症の身体麻痺の為に車椅子を利用してる患者さんも居られるでしょう。
私も半年間は、車椅子生活をしてましたが、車椅子では、スロープが有っても、自分の右手足では、上れないのです。私は独り暮らしですか、ヘルパーさんしか、手伝って貰えないし、ヘルパーさんも時間が取れ無い日も有り、本当に自分の自由が無い日々でした。

それで絶対、杖歩行に成りたいと決心して、リハビリと筋力アップに励みました。
脳と筋力は鍛えれば、必ず若く成ると信じました。
足の太腿の筋力が付き始めると、車椅子から、立ち上がれる様に成りました。しかし、左に身体を倒すのに、恐怖心が有り、歩く為の左右揺れるバランスが、必要と感じ、リハビリにバランス感覚を養う事を取り入れて、努力しました。

お蔭で、発病から、2年目にようやく杖歩行が出来る様に成り、時間が有る時は、近所を歩きまわって、杖歩行の恐怖心を取り除く努力をして来ました。
今では上手に杖歩行が出来、近くなら独りで行ける様に成ってます。

車椅子生活で良いと、諦めないで、肥り過ぎてるなら、体重を減らす事から、はじめ足腰をリハビリで鍛え、バランス感覚を取り戻したら、必ず、杖歩行が可能に成りますから、絶対諦めないで、リハビリを努力して頂きたいと願っています。

リハビリだけは、患者さん自身が、努力する以外方法は無いです。
どうぞ杖歩行で、自分の行きたい所に、自由に行って頂きたいと、心から願っています。