脳梗塞で身体障害者に成った人生について

ある日突然に脳梗塞に倒れ、気が付いたら体の半分が全く動か無い状態に成った時の感情など

脱力感

2009-12-28 15:11:19 | Weblog
クリスマスのプレゼント贈りとか、正月の薬の用意とか、年越の用意から、年賀状、などこの数日が余りに忙しく、殆ど動き回って、随分歩きました。
結構良いリハビリに成った気がします。

その所為で、今日は、全て終わった安堵感からか?!急に寝込んでしまいました。
まっ!寝込んで年越しも良いものです。

新しい年を元気に迎えれば良いのですからネ。皆さんは、もうお正月を迎える準備は、出来ましたか?今年、私のブログを読んで頂き心から、感謝いたします。

少しでも、みなさんのリハビリにお役に立てて、麻痺の回復が出来れば、幸せと願っています。
私達は、最期まで楽しく幸せに生きる権利が有るのですから、来年も希望を持って努力しましょう!

良いお年をお迎え下さい

膝関節の為

2009-12-26 09:38:17 | Weblog
杖歩行する患者さんは、麻痺してる足の運びに充分注意しないと、いつの間にか膝関節が変形したら、軟骨が、剥離したりしますと、激痛で歩行困難になります。

時々は自分の歩行姿を鏡に映して、背筋は伸びてるか?麻痺してる足はまっすぐ前に出てるか?つま先は、上げて歩いてるか?杖の高さは、自分の身長と合ってるか?など注意して、観下さい。

高齢になると、猫背に成って来ますが、日頃から意識して、伸ばす様に、心掛けましょう。こんな気持ちを一寸持つだけでも、猫背防止に役立ちますから。
足の関節は、加齢とともに、軟骨が自然に剥がれますから、良く歩いたら、お風呂でゆっくり温めめて、労わって上げましょう。

良く運動選手たちが、膝、ひじ、関節を痛め、手術を受けて、復帰したと耳にしますが、そのりはびりの苦労は、私達脳梗塞の患者が、するリハビリの数十倍です。あそこまで頑張らないと、復帰出来ないのですから、私達脳梗塞患者のリハビリも遊び半分の気持ちでは、回復不可能とリハビリを打ち切られても、文句は言えませんヨ。

脳梗塞の患者の身体麻痺も、最近の医療、リハビリで、回復可能に成って来たのですから、希望を捨てないで、最後まで、努力した人にだけ、神様はご褒美を下さいます。必ず!

寒い日の外出は、膝を温めるサポーターをして、出かけるのも良い方法だと思います。苦しみの後には、必ず幸せが待っていると私は心にいつも信じて、苦しい時は歯を喰いしばって、弱音を吐かないと誓っています。

皆さんも、どんなに高齢に成っても、筋肉を落とさず、関節を柔らかく、日々少しつ”つ努力してるだけで、現状維持が出来ます。

今年も患者さんにも様々な事がお有りに成られたでしょう。でも明るい未来は自分が作るのですから、素晴らしい夢と、希望を持って、後数日楽しくリハビリしましょうネ。

誤飲に注意

2009-12-25 05:57:33 | Weblog
高齢になると、唾液の分泌が減少し、食べ物を飲み込む事が、難しくなりがちです。特に早食いの人は、充分注意が必要です。

年末年始は、喉の通りの悪い、蕎麦や、こんにゃく、餅など、特に注意が必要な食べ物が、並びます。良く噛んでいて、汁けが無く成り、そのまま飲み込もうとすると、喉に引っかかってしまいます。本人は、平気と思って居ますから、周りの人達が、口にいつまでも、食べ物が残ってる様な状態なら、お汁を飲む様に勧めたり、お茶を飲ませたり、少しつ”つ、口に運ぶ様に、声を掛けて上げて下さい。

誤飲は、肺炎を起こす原因に成ります。高齢者の死因の多くは、肺炎と言われます。誤飲をした時は、本院は苦しいでしょうが、時間を掛けて充分咳をさせて、気管支に入りかけてる物は、全部出すつもりで、手当をして上げて下さい。

その後、安静にして、鎖骨と鎖骨の間の気管支の部分に、保冷剤を当てて冷やして上げると、落ち着きます。慌てない様に、処置して上げて下さい。

誤飲は軽い時でも、気管支へのダメージは大きく、充分安静にするのが良いでしょう。食事の時、良くせき込む患者さんは、要注意です。こんな患者さんには、食べ物を飲み込む時は、「今から飲み込みますヨ~」と、脳に言い聞かせると、意外と効き目が有ります。

唾液の減少だけで無く、咽頭が、麻痺してる患者さんが居られますので、飲み込む事を、充分に自覚させる事で、誤飲を予防出来ます。私も同じ症状ですから、良く解ります。お母さんが幼い子供に「はいゴックン!」と、教えますヨネ。

あの、状態と同じなのです。誤飲で苦しまない様に、楽しく年末年始を迎えて、美味しい物を食べましょう!!

買い物もリハビリ

2009-12-24 15:04:13 | Weblog
今日はお天気も良く温かいので、買い物に行きました。世間では、クリスマスイブと言う事で、presentを買う客で溢れてましたが、私は仏教徒なので、全く関係無いです。日本人は、お祭り好きで、何でもお祭りにしてしまいます。本当はキリスト教の儀式なのに。

私が買い物に行ったのは、幼い事頃から、お正月は、真新しい肌着、下着、服など、頭の上から、足の先まで、全て新しい物を着る習慣でしたから、既に両親は居ませんが、やっぱり、気に成り、買いに行きました。

以前教えて貰ったユニクロに言ったのですが、売り場が、ゆったりと広く、目移りするものですから、結構歩きました。帰ったらもうヘトヘトです。品物を観て歩くし、立ち止りながら歩くので、自分では意識し無い内に、結構歩くのですネ。

買った品物をリュックに入れて、あっちウロウロこっちウロウロ、他人を除けながら、歩くのは本当に、良いリハビリに成りました。私は欲張りですから、ついでに他の店にも行って買い物して、病院のリハビリでは、15分しか歩か無いですから、本当に信じられ無い時間、歩いた事に成ります。

肌着がうっすらと汗ばみ、結構良い運動に成りました。皆さんも、ご家族の方や、ヘルパーさんと、買い物を楽しんではいかがでしょう。
新年を真新しい肌着や、下着で、迎えるのも良いものですヨ。

共依存

2009-12-23 19:17:52 | Weblog
共依存は、精神科の病名です。

意外と自分では気付かず、この症状に成ってる、患者と家族が居られます。この症状は患者さんより、家族の中で、奥さんだったり、娘さんだったり、お嫁さんに多い症状です。

特に奥さんの場合が多い様に、私には見受けられます。所謂かゆい所に、手が届く程の、患者の気持ち先読み世話です。「私が居ないと、この人は、何も出来ないんです」などと言う、奥さんが居られますが、それが共依存の症状です。

本当は、患者さんは、自分でやろうとする、気持ちを持ってるし、少しでも麻痺を回復したいと、願ってるのですが、奥さんが、患者さんの気持ちを、先読みして、
患者がする前に、さっさとやってしまうのです。

患者さんは、『やってくれるなら良いか!』と思ってしまい、リハビリすら、しよう考え無く成ります。患者にとって、その方が楽ですから。でもそれでは、最後は患者自身が、辛い思いをするはめに、成るのです。奥さんは、周りからは、甲斐がいしい人とか、良くお世話される人などと、褒め言葉を貰い、まるで”嫁の鏡”と噂を耳にするでしょう。

でもそれは全く、奥さんの自己満足に過ぎず、患者の為には、悪影響なのです。
奥さんは、患者の世話をする自己満足で、患者は甘えて、自分でやる全ての事を放棄する。お互いがお互いに、依存してしまい、結局は、共倒れに成ってしまい、放り出された、患者、は、発病した時の麻痺状態より、もっと悪い状態で、施設に預けられてしまいます。

世話女房も患者には、余計に手を出さず、後ろからそ~っと見守る、そして患者が、本当に無理なら、手伝って上げる、真の愛情が、必要だと思います。
身体障害者を哀れむのでは無く、その状態が個性と考える様にして頂きたいです。

皆さんも気を付けて下さい。


適度な仕事

2009-12-22 05:34:01 | Weblog
こんな言い方をすると、語弊が有るかも知れませんが、都会に住んでる、高齢者は、メタボな方が多いのに比べ、農業、漁業、林業、など、第一次産業に携わってる高齢者は、人手が足り無く、高齢者が多い事も理由なのかも知れませんが、高齢でも、仕事をしてる方ばかりで、とても元気ですヨネ。

元々日本人は農耕民族ですから、土に触れて生活する事、毎日仕事が有る事、自然を相手の生活で有る事などが、身体に良いのでしょう。また、自給自足の食事も良いのでしょう。メタボの方も少なく、本当に元気に暮らして居られます。

数人寄っては、楽しくしゃべり、笑う事も多く、恥も無く大口を開けて笑うのも健康には、とても良い事です。私も宮崎の田舎出身ですから、実家に帰ると、近所の人達が、集まっては、母と良く喋っていました。

また、日々しなければならない仕事が有るのも、都会で過ごす子供達に、自分が作った農作物を、送ってやる生き甲斐も良いのでしょう。都会のコンクリートの中で、独りや家族だけと過ごすのは、自然と運動不足に成りますし、笑いが少なく成ります。精神的にも良いとは、言え無いでしょう。

都会の中で、適度な仕事をと言っても、高齢者には難しいです。寝たきりの一番の理由は、筋肉の衰えです。歩か無い、動か無い、家の中だけで、生活するでは、筋肉が衰えても仕方無い状態です。自分で、適度な仕事を見つけて、身体を動かし、生き甲斐を見つける事。これが、寝たきりに成らない最も良い方法だと私は思っています。

過剰サービス続き

2009-12-21 16:40:50 | Weblog
ヘルパーさん達が、患者さんは、自分で食べられるのに、自分で食べて貰うと、時間が掛り過ぎて、仕事に支障をきたすので、さっさと、エプロンを掛けて、口に押し込んでる光景を目にします。

また、ベッドの上で、足の運動や、手の運動をさせて、筋肉を落とさない様に、努力させれば、車椅子に移る動作位は、自分の両足で、立てるのに、全て、ヘルパーさん達がするので、甘えて、ヘルパーさんにぶら下がってる光景も目にします。

過剰サービスが、患者さん達の自立心を削ぎ、甘え切って何も自分でやろうとしなく成るのです。甘やかすのが、ヘルパーさんの仕事では無く、最期の刻まで、自分の意思で、自分の身体を動かす事を支えて上げるのが、最も良い仕事振りではないでしょうか?

ご家族も、勘違いをしないで頂きたいです。過剰サービスしてる、介護施設や、病院が、良いのでは無い事を。高齢者が、何と言おうと、自分の事は出来るだけ、自分で出来る状態を、維持して下さってる所が本当は良いので有る事を。

医学は日進月歩で、ドンドン新しく成ってます。現在では軽い痴呆症や、アルツハイマーは、回復の望みも有ると、言われています。周りや家族が、過剰サービスをせず、いつも身近で、話しかけたり、責任を持たせて、役割を与える事など、家族で、必要として上げて下さい。『自分はこの世にまだ必要なんだ 』と実感させて上げる事が、最も大切なのです。

周りが見て、何と言おうと関係無いのですから。

過剰サービス

2009-12-21 14:06:43 | Weblog
先日ヘルパーさんと、外食しました。私は独り暮らしですから、何でも自分で出来る事は、やりますが、ヘルパーさんは、食事中、私の世話をして下さるのです。

例えば、大皿から、自分の小皿に取り分けるなんて事は、箸が使えるのですから、自分で出来ますし、お手拭ききも、袋から出して貰えば、自分成りに、完璧では無くても手を拭く事は出来ます。ましてや、食事中に口の周り拭いて綺麗に、食事する事も出来ます。

それをいちいち手を出して、手伝おうとするのです。その時『あ~このヘルパーさんは、他の利用者さんには、こうして、一から十まで世話をしてるのだな~』と思いました。私が、ヘルパーさんに、「自分で出来る事は、やりますから、頼む時だけ手伝って下さい。私を気にしないで、貴女も愉しんで食事をして下さい」と言謂いました。

すると、ヘルパーさんが、「どの利用者さんも貴女の様に、自発的に努力して下さったら、私達も楽に成るんのですが・・・・。」と言うのです。でも、私には、ヘルパーさんの方が、利用者が頼みもしないのに、何から何までやってる様に思うのです。

介護施設でも、本当は自分で食事が出来るのに、ヘルパーさん

腕振り運動

2009-12-19 15:36:45 | Weblog
最近自分でやって結構良いと思うリハビリが有ります。
お風呂の中でのリハビリですが、腕を前に上げる運動はやってたのですが、後ろにに振り上げる運動をやってみると、意外と、水圧を感じ、良い運動に成る事に気つきました。

また、動く方の手で、椅子に掴まり、麻痺してる腕を、振り子の原理で、後ろに思い切って振ると、身体全体に振れが伝わり、バランス感覚を刺激します。一寸危ないですから、しっかり、椅子に掴まってやって頂きたいです。

もし痛みを感じるなら、止めて下さいネ。無理に振り上げなくても、身体を振ると自然に腕が、動くますので、そのリズムを壊さない様に、少しだけ、力をたした方法が良いと思います。

力が入ると、腕が曲がってしまいますので、なるべく緊張しない様に、だら~っとした状態で、振るのが最高です。こんな事?って思いますが、結構これで、両足を踏ん張り、身体のバランスを保つ感覚が得られます。

寒くて外に出れない日等に、こんな簡単な運動を、幾つか組み合わせて、テレビでも観なsがら行うのが良いと私は思っています。無理はしない事。自分がやりたいと思った時に、やりたいリハビリや、筋肉トレーニングを行う事が一番です。

寒い日は、筋肉も緊張してますので、充分注意して行って頂きたいと思います。

リハビリの連発

2009-12-18 16:21:15 | Weblog
私達脳梗塞患者は、『何時でも何処でも、どんな時でも、リハビリをしなければ成らない』と、自覚してますし、実際に、日常生活の中でも、一生懸命リハビリをされてます。

それなのに、周りに人や、ヘルパーさんから、一寸した行動などに、「リハビリに成りますから」とか、「リハビリですから」と、言われると、自覚してるだけに、リハビリと云う言葉が耳につきます。『解ってますから』て感じ。

リハビリは、病院で、指導して頂くのは、僅か30分程の事で、本当は、実生活の中で、一寸したリハビリを継続して行う方が、効果的ですし、苦痛無く継続出来るのです。例えば、お風呂の中で、足上げ下げ運動や、腿上げ下げ運動、腕の上げ下げ運動、等は、水圧が加重に成って、本当に効果的です。

また、テレビを見ながら、足首の上げ下げ運動、ビー玉摘み作業や、今の季節では、蜜柑剥き作業など、本当に愉しみながら、自然に行ってるのが、結局はリハビリに成ってるのです。

実生活の中で家族やヘルパーさんと、話をしながら、いつの間にか、身体を動かしてたら、知らん顔をして、さりげなく見守って、決して”リハビリ”と言わないで頂きたいのです。いつもいつも、、リハビリ、を連発されると、患者は、アレルギーを、起こしますので、充分注意してやって欲しいと思います。

いつも書きますが、脳梗塞で身体麻痺に成った麻痺は、必ず回復しますから。