脳梗塞で身体障害者に成った人生について

ある日突然に脳梗塞に倒れ、気が付いたら体の半分が全く動か無い状態に成った時の感情など

脳梗塞.com様へ

2009-09-30 23:46:17 | Weblog
どうぞお役に立てて下さい。
私の今の生甲斐は、脳梗塞の可能性の有る方達を、一人でも無くす事です。
以前にも書きましたが、脳梗塞は予防出来る病気です。また、発病しても早期で有れば、後遺症無く、完治可能に成ってきてます。

そんな訳で、脳梗塞後遺症で身体麻痺に成って、9年間の体験を書くことで周囲の方、家族の方達の、患者に対する接し方や、患者にお気持ちを伝える様にしたのです。

何としても、これから、脳梗塞に成る人を無くしたい。また、現在リハビリ中の患者さんも、必ず、機能回復すると教えたいと思っています。

お役に立つなら、どうぞ利用して下さい。宜しくお願いします。

頑張れは禁句

2009-09-30 23:19:43 | Weblog
以前にも書いたのですが、日本人は良く「頑張れ!」って声を掛けます。
運動選手でも脳梗塞の患者さんも、同じだと思うのですが、本人達は、自分の能力一杯に力を出し尽くしてると思います。

ただ、心が折れたり、自信を失ったりする事もあります。そんな時は頑張れ!って応援して貰うことは有難いと感じます。
でも、大抵は真面目に必死に頑張っています。頑張ってる事は、本人が一番解って居ます。

ですから、頑張れ!と言われても、患者さんは、どう頑張れば良いのか解らないのです。心も気力も、目いっぱい頑張って、リハビリしてるのですから。
私の場合、気易く「頑張ってね!」なんて、声を掛けられると、ムッ!っとしたものでした。

麻痺した手足を、僅かでも動かす為には、どれ程の気持ちとエネルギーを、使うかも知らず、如何にも簡単に、リハビリを行ってると、見えるのでしょう。
リハビリをしてる患者さんは、解ると思いますが、ビー玉を掴むのも1個掴む事でさへ、数分掛かるし、汗を掻く程体力を使います。5個も繰り返したら、ぐったりです。

そんな時、頑張ってなんて言わないで欲しいのです。責めて「無理しないで!」とか、「ゆっくりね!」とか、「のんびりね!」って、笑顔で言って下さったら。本当に嬉しいです。

患者さんはどなたも本当に一生懸命リハビリに頑張っていますので、これからは、「頑張って!」と声を掛けないで、頂きたいとお願します。


人前で叱ら無い

2009-09-29 15:24:08 | Weblog
脳梗塞患者さんの多くは、社会的に重要な立場にいた方だったり、中高齢者です。
ただ、脳梗塞の後遺症で、運動神経がダメージを受けて、身体が麻痺して動か無かったり、言語中枢がダメージを受けて、言葉が出難く成ってるだけです。
その部位によって、思考力が落ちたり、性格が激しく変わる事は無いのです。

それなのに、身体が不自由に成ったと同時に、脳の機能まで破壊されたと、周りの方や、家族は、誤解します。運動神経や、言語中枢が、麻痺してるのですから、手足の動作がゆっくりになったり、動か無くなったり、言葉を発し難く成り、言葉を出すのがゆっくりに成るのは、当り前の事です。だからと云って、患者さんは、自分のプライドを、失った訳では無いです。

患者さんに接する時は、障害者としてでは無く、一人の社会人、人生を立派に歩いて来られた先輩として、尊敬の気持ちを持って、接して上げて下さい。
ひと前で叱ったり、軽蔑した言語を浴びせたりなど、絶対しないで下さいネ。

どれ程患者さんのプライドを傷つけ、恥ずかしい思いをさせてるか!を、心から感じて上げて頂きたいと、お願します。

褒めて欲しい

2009-09-28 17:10:52 | Weblog
脳梗塞患者の身体麻痺のリハビリの効果は、目に見える程のものでは無いので、患者は勿論家族も、『こんな事も出来ないの?!』と苛立つものです。

家族が、リハビリ室に患者と一緒に入って来て、あれこれと世話をやく光景を良く目にします。世話をやいてる状態なら、まだ我慢が出来ますが、「そうじゃ無いでしょう!」とか、「早くしなさい!」とか患者を叱り始めます。

患者は一生懸命必死に努力してるのに、出来ないのです。患者自身が、一番イライラして辛いし、出来ない自分が情けないのに、それを家族が叱るから、尚更患者が、緊張して益々出来なくなってしまいます。

そんな患者の心の痛みも理解しないで、朝から寝るまでガミガミ言われては、本当に耐えきれません。まして、他人の前で、叱られるのですから、患者の面子だい無しです。

そんな気持ちも理解せず、リハビリに行けと急かせます。患者だって行きたく無い日だってありますヨ。そんな日は、優しく受け止めて上げて頂きたいと願います。

どんな小さい変化でも良いですから、気を付けて患者さんを観て下さい。そして、少しでも、動き始めた部分が有ったり、動作で出来る様に成った事に気付いたら、褒めて上げて頂けませんか?「わ~凄い!こんなに動く~♪~」とか、「こんな事も出来る様に成ってる~♪~」って。

患者さんは、ただ黙々リハビリを頑張っているのです。当然自分の為と解っていても、やはり褒めて貰うと嬉しくて、やる気が出るものです。

責めて家族だけでも、しっかり褒めて上げて下さい。本当はリハビリ仲間に褒められると、一番嬉しくやる気が出るのですが、リハビリ中の患者さん達は、自分の事で精一杯で、他の患者さんの事まで、観る余裕は有りません。

私は出来るだけ、患者さん達に褒めて上げます。そして、「無理をしないでのんびりリハビリしましょう!」と声を掛けます。皆さんも是非そうして上げて頂きたいと心から、お願しまます。



unknownさんへ

2009-09-25 22:35:36 | Weblog
コメントを下さって有難うございます。

脳梗塞は、絶対予防出来ます。
一番大切なのは、血液検査で、総コレステロール値と、中性脂肪値を、半年に一度調べる事です。この数値が、最も影響が大きいですから。

内科医は、一般的に血圧値を気にしますが、私の体験からも、血圧は、総コレステロール値と、中性脂肪値が下がれば、血圧も自然に下がりますから、大丈夫です。

脳梗塞はそもそも、血管内のコレステロールが、固まって出来たアンプラークが、要因なのですから。
私の場合は、頸動脈に出来てたアンプラークが、血液に飛ばされて、頭の入口の大動脈に、栓をしてしまった最悪のケースでした。勿論心肺停止でした。

結局薬を飲んで、数値を下げるか?食べ物をコントロールして、数値を上げ無い生活をすれば、90%は、絶対予防出来ます。

この事は私が脳梗塞に成って10年間のデーターから考えだした結果です。
信じるか?否か?はご自由です。(^_^)


うさぎさんへ

2009-09-25 22:22:07 | Weblog
コメントが届いてるのを知らなかったものですから、お礼が遅く成って住みません。
お友達が、脳梗塞に成られたそうですが、現在の治療は非常に制度が高く、例え今身体麻痺後遺症と成っても、リハビリをしっかり受けて、自分で必ず回復すると信じる事で、回復力が随分違います。

私も独り暮らしですが、頭を使って工夫する事で、出来ないと諦めた患者さんより、ずっと早く回復しました。
私の場合は脳外科の主治医から、「施設生活に成るでしょう。左腕、手、指、は一生動か無いでしょう」と言われました。その時のショックは今でも夢に見ます。

でも、今私は杖歩行で、独りで、デパートや、スーパーにも行きますし、こうしてパソコンも教えています。

お友達は、最新高度治療を受けられたと思いますので、諦め無い事、焦ら無い事、休ま無い事を、心にリハビリを続けられたら、絶対回復されます。
ただ、お見舞いに行かれても、「頑張って!」とだけは言わないで下さい。
「今まで頑張ってきたのだから、一寸ゆっくりした方が良いと思うよ」と声を掛けて上げて下さい。

性格?国民性?

2009-09-25 21:52:19 | Weblog
今日、ヘルパーさんが、在宅介護で来てくれました。
9月から、バングラディッシュの女性が来てくれるのですが、今まで、仕事に対して、こんなに不満に思った事は無かったのでが、このヘルパーさんは、仕事が終わって帰った後に、仕事振りをチェックしないと、手抜きがいっぱいあります。

私は喘息で、性格も完璧主義なので、しっかり仕事をしないとストレスが溜まってイライラするのです。それでこのヘルパーさんに替わってから、毎回仕上げをして来ました。

見えない所の掃除や、トイレ・バスの掃除など、いつも私がやり直してきました。
これはこの女性の性格なのか?ヒンデゥウ教の生活環境なのか?解りませんが、兎に角、いい加減なのです。

私は完璧主義ですから、隅から隅まで、しっかり掃除しないと気が済まないのです。でもいつまでも、今のままだと私のストレスが、溜り過ぎますので、今日は、ヘルパーさんを追っかけまわして、いちいち教えました。掃除は、こうするのですヨって。

ヘルパーさんは、素直に聞き入れてくれましたが、今日の事を、次回まで本当に覚えていたら、良いのですが・・・・・・・!心配です。国民性だとしたら、教えても無理でしょう。悩みです。

別に人種差別では、無いのです。真面目に、私が安心してお願い出来る仕事をしてくれたら、何人で有っても、構わないと私は思ってますが、これからどうなるでしょう?



チョコレート一粒

2009-09-23 18:42:40 | Weblog
リハビリをしてる患者さんには、よ~くお解りと思いますが・・・・・・!
理学療法士さんに指導を受けた後、筋力トレーニングで、運動をします。

私も、バイクを扱いだり、バーベルを引いたり、太ももや、脹脛を鍛える運動機器等で、汗を掻きながら、1時間程運動します。
汗を掻いて水分摂取の為、一休みをすると、首に掛けてるタオルが、濡れていて、
『よく頑張った♪~と自己満足して、これで、きっと1Kgは痩せた!♪~』と気分良く『もう少し頑張ろう!』とまた筋力トレーニングを始めるのです。

帰る時、頑張った!達成感と、痩せた!と期待感で、足の軽い事(^_^)
でも皆さん知ってますヨネ。

どんなに汗掻いて頑張っても、チョコレート一粒食べたら、+-0だって事。
でもやっぱり、嬉しさで、食べたい気持ちを抑えきれずつい一粒・・・・・??
1週間頑張ったら、ご褒美にゴディバのチョコ2粒。どれにしようかな~♪~て、幸せなひと時。

こんな幸せ感が有っても良いですヨネ。皆さんも大汗掻いても、チョコ一粒なんだと、しっかりカロリー計算して下さいネ。

カロリーの摂りすぎ

2009-09-22 18:14:39 | Weblog
脳梗塞患者さんは、行動量や、運動量が少無い方が多いのですが、自分が一日の摂取カロリーが最低どれ程か?知っていますか?

一般的に社会人の男性ですと、2400カロリー位、女性が2000カロリー位と言われます。ただ、ダイエット気味の人は、男性1800、女性1600カロリーと言われます。

私は通常生活は、独り暮らしなので、1600カロリーだろうと思っています。
でも、横に成ってる時間が多い日は1200カロリーで良いと思っています。
入院した時は、いつも1200カロリーにしてます。

その食事の量は、本当に質素なものです。脳梗塞患者は、肥満になると、膝に体重がかかりますから、出来るだけ、肥満に成ら無い様に注意しなければ、成らないのに、殆どの患者さんは、肥満気味です。

勿論私も家に居る時は、食べ過ぎて困るのですが、きっと皆さんも同じ様に、多分必要摂取以上に摂ってると思います。
内科の先生と相談して、必要摂取カロリーが何カロリーか?それは食事にしたら、どれ程の量か?を確認しましょうネ。

腹八分じゃ無く腹六分にしましょう!

野菜不足

2009-09-20 21:18:38 | Weblog
最近良く耳にするのが、現代人は、野菜摂取不足の言葉ですが、私の食生活を考えても、納得です。野菜を食べるのには、面倒臭いと、つい考えてしまいます。

でも、血液をサラサラにしてくれるのは、野菜しか無いのです。それも、ニンニク、玉ねぎ、ネギ、らっきょ、など食べるのに、抵抗を感じる物が多く、ついつい敬遠してしまいます。

そこで最近では、野菜ジュースが手軽に飲まれています。色々な野菜ジュースが、販売されていますが、私は小岩井の緑黄色野菜ジュースとカゴメの紫の野菜ジュースを、毎日飲んでいます。

温野菜を食べるのが、身体には一番良いのですが、なかなかそうもいかず、結局野菜ジュースに頼ってるって事です。

ただ、らっきょは、抜群の効果が有りますので、らっきょだけは欠かさず毎日夕飯に4粒食べています。
また、朝らっきょ酢を10倍に薄めてコップ一杯飲んでます。そのお陰かも知れませんが、今年は脳梗塞再発を抑える事が出来ました。

この9年間で初めての事です。あ~夏の暑い時、入院して点滴をして貰った事も再発防止に成ったかも?

皆さんも出来る限り、玉ねぎの生スライスをポン酢で食べたり、味噌汁にねぎを一杯入れて食べて下さいネ。

広島風おこのみ焼きも良いですヨ。お互い気を付けましょう(^_^)