脳梗塞で身体障害者に成った人生について

ある日突然に脳梗塞に倒れ、気が付いたら体の半分が全く動か無い状態に成った時の感情など

医師への感謝は?

2009-11-29 07:35:19 | Weblog
最近テレビ番組で、病気の事や、最新の治療法や、リハビリについてや、脳トレーニングなど、身体に関係する番組が増えて来ました。

私はそんな番組を、好んで観ます。時に最新の治療については、直接映像で、治療方法が、観れますし、病院と担当医が解りますので、必ず、録画して居ます。

放送直後は、患者さんが殺到するでしょうから、一ヶ月位置いて、担当医に質問を出します。実は、私は重症の外反母趾で、サポーターが無いと、歩け無い状態なのです。

以前、inter-netで調べたら、慶応義塾大学病院の井口傑教授が、最も最新の治療をされてる事が解り、mailを教授に直接出しましたら、親切丁寧に、回答を下さいました。先日は、別の教授が、新しい、治療法を紹介されてましたので、また、その教授に連絡を取りました。

丁寧で解り易く、治療に合う否の患者さんが居て、誰もが、手術出来る訳では無い事など、教えて頂きました。恐らく全国から、問い合わせが有るのでしょうに、この様に、誠意を持って答えて頂けるなんて、それだけで感激でした。

さてさて、慶応義塾大学病院の教授の執刀ですと、どれ程お礼金が必要なのでしょう。最近の若い患者さん達は、お礼もせずに、退院されますが、昭和生まれの私は、どうしてもそんなに割り切って考えられ無いです。

誰にも知られ無い様に、そっとお礼金を渡しますが、受け取って下さる先生と、拒否される先生が居られます。でも私は、お礼は受け取って良いと考えています。
本当に回復して、感謝してるのですから、堂々と受け取るべきです。

手術が下手で、完治しない先生に、お礼をする必要は、無いですから、お礼を貰える先生貰え無い先生、其々、格差が、出来て、切磋琢磨して、技術のレベルアップに繋がると信じます。

勿論多額は出来ませんが、ドイツでは、医師にレベルが有って、レベルの高い医師に診て貰うと治療費が高いのですヨ。本当は日本もそうするべきだと30年前から、私は考えています。高名な医師が治療しても、やぶ医者が治療しても、日本では同じ医療報酬なのです。これでは本当に立派な医師は、自分の身体を壊しても、仕方無いと云う事に成ります。

これでは不公平でしょう。ですから、責めて本当に立派な医師には、お礼をして良いと考えてます。これは患者として、一生懸命治療して下さった、医師への感謝です。

本当に無駄は?

2009-11-27 17:12:45 | Weblog
最近、仕訳業務がテレビで放送されていますが、随分の無駄や、官僚の垢やヘドロ僅か表面だけ、浮き出て来ました。

官僚や、公務員の皆さんは、政権交代がどんな事か実感して無いのでしょう。
今回の政権交代は、平成維新と呼ぶべきものです。明治以来自由民主党や、官僚が、税金をまるで我が金の如く、使い果たした結果、革命が起きたのえお、未だに理解して無い、馬鹿な官僚共が、悪あがきしてるだけです。

本当に無駄なのは、官僚自信ですから、そして、国家の審議中に居眠りする政治家の馬鹿者共です。そんあ簡単な事も理解出来ない両者は、全員首で、新しく、志を持って、頑張ろうとしてる人達に、入れ替えるべきなのです。

日本はこのままだと、国がつぶれますヨ。今こそ革命をしなければない時ですから。皆さんしっかり見守りましょうネ

久し振りの外食

2009-11-26 14:56:35 | Weblog
今日、ヘルパーさんと、ルミナリエを観に行く事に成りました。
ついでに、夕食も外でする事にしました。外食は、随分久し振りです。数年前に介護法が厳しく成って、桜も、紅葉も、クリスマスも、初詣も、行った事が無く成ってました。

そんな訳で、世間の人達が、喜んだり、愉しんだりするのが、羨ましく、情け無い気持ちに、陥ってました。元気な人達は、自分たちで自由に行けるから、どんなに愉しんでも、良いのに。

身体障害者は、介護保険と云う税金を使うから、何も出来無いとは、余りに日本人として、基本的人権を、侵害されてると、私はズット思っていました。
私達障害者で有っても、日本の憲法に人権は守られてる筈です。

その人権まで取り上げる権利は、国には有りません。私でも、お寿司も、焼き肉も、フカヒレスープも、食べたいのは、同じです。それが介護保険を使って、ヘルパーさんに同伴して貰うから、駄目だなんて、どう考えてもおかしい話です。

脳梗塞患者は、大抵が高血圧の人ですから、塩分の多い外食は、食べ無い方が良いのですが、でもやっぱり同じ人間ですからネ。

たかが外食に行くだけでも、こんなに国に制約されたり、禁じられてる国は、先進国では、日本だけです。それだけ、以前の行政は、障害者を人間扱いして無いのです。それで、本当に良いのでしょうか?

ギャ~ッ!!

2009-11-25 12:35:10 | Weblog
昨日、一週間振りにお風呂に入りました。ヘルパーさんに、勧められてたのですが、どうしても、その気になれなくて、ズルズルと結局、一週間も入って無かったのです。(苦笑)

私は、35年程前から、亀の子たわしで、身体を洗います。50cmの一本のたわしを曲げて輪にして使います。今のたわしは、6代目に成ります。最近は東急ハンズで、輪に成った亀の子たわしを、売っていますから、助かります。

この方法を教えてくれたのは、35年前友人が、初代貴乃花の話からでした。
初代貴乃花は、肝臓が悪くお酒を飲めなかったそうです。日本酒を飲め無い相撲取りの肌は、つやが無いのdふぁとの事。それで初代若乃花が、初代貴乃花の風呂上がりの身体に、日本酒を掛けて、たわしで擦って、肌のつやを出したそうです。

その時から、私は亀の子たわしで身体を洗い、風呂上がりの肌に、日本酒を霧吹きで、吹きつけて、刷り込む方法にしました。それから、ずっと続けています。脳梗塞で倒れてからは、流石に身体に、酒を吹きかけるのは止めましたが、顔だけは、ずっと化粧水として使っています。

顔から足まで、亀の子たわしで擦るのですから、誰でも初めはビックリです。ヘルパーさんでも、入院中の入浴で、お世話してくれる、看護助手の人達も、本当に恐る恐る、背中を洗うのです。「もっと強く擦って下さい」と言うと、「良いのでか?」とビックリされます。

でもこの方法にしたからなのか?私の肌はピッカピカ!本当です(^。^)
顔にもしわが無く、ツルツルですヨ。良く「どうしたら、そんなに美しい肌に成るのですか?」と訊かれます。日本酒を化粧水に使う事です。

家では、ヘルパーさんに、仕事が終わったら、手の甲、平、指の先、特に爪の生え際、に日本酒を擦りこませます。こうすると、洗剤による、手荒れを防ぎますし、冬の指先のささくれを防止します。

今世間では、顔の肌を刺激しない様に、泡で洗顔する様に、言われてますが、私など35年間も亀の子たわしで、ゴシゴシ遠慮なく擦るのですから、テレビに出てる人達が見たら、ビックリされるでしょうネ。

そんな訳で、一週間振りにゴシゴシ身体を擦って貰ったので、気分がすっきり、垢がどっさり!風呂の浮いてる垢を見てギャ~ッ!
ヘルパーさんが、「どうしたのですか?」と慌てて風呂に来て、私が浮いてる垢を指さしたら、「皮が一枚剥けたのかも!?」と大笑いです。

ゆっくり、風呂に入り、一枚皮を剥いて貰って、気分さっぱり!大笑いしたので、風邪も何処かに飛んで行った様です。







仕切り直し

2009-11-24 05:53:17 | Weblog
ずっと体調が悪く、ベッドに就く日が多かったので、気分は滅入るし、うつ症状が重く成るばかりでした。ブログを書く気持ちも無く成り、本当にくだら無い事ばかり書いて申し訳無く思っています。読んで下さった方々に申し訳無い気持でいっぱいです。ご免なさい(!~!)

先日、アドバイスを下さる弁護士さんが、「いつも貴女の前向きに生きてる姿に、励まされて私の方が、勇気が出て来ます。」とmailを頂いてうっそ~!?と思いました。

リハビリ室で、私に声を掛けてくる患者さんが、「貴女は軽かったのですネ」と良く、言われます。「とんでも無いです。寝たきりだったんですヨ」と答えると、10人が10人驚かれます。それ程、私の麻痺が回復してるからでしょう。

確かに2年振りに町で出逢った友人が、「歩く姿が、とてもスムースで綺麗になった」と褒めてくれました。歩き始めた頃は、『兎に角歩ければ良い』と言う気持ちでしたから、先日知ったのですが、”振り回し歩き”と言われる歩き方でした。

足が前に出ないので、腰から足を振って歩く方法です。それでも、歩ける事自体が、幸せでした。私は貪欲な性格ですから、”這えば立て立てば歩めの親心”と赤やんに望む様に、私達脳梗塞患者にも、車椅子から、杖歩行、杖歩行から、歩行へと次々に欲が出て来て、結局それが、現状です。

赤ちゃんは、何度転んでも、笑顔で起き上がり、立とうとします。そして歩こうと、必死に努力をしますヨネ。赤ちゃんは、自分が二足歩行出来るなんて、全く知らない筈なのに、必死に立ちあがる姿は、本当にたくましく、胸を打ちます。
ご家族の皆さんも、赤ちゃんが必ず歩けると信じて、愛情持ってじっと、待っていますヨネ。

私達脳梗塞患者も、出来ない筈は無いのです。何故なら、私達は二足歩行出来る事を知ってるからです。頑張ら無くても良いのです。ただ諦め無い気持ち、心なのです。車椅子生活がどうのと言ってるのでは無いです。絶対諦めて貰いたく無いだけです。

私も今日から仕切り直しです。脳梗塞患者の居られる、ご家族の皆さんも、どうぞ必ず、麻痺は回復すると信じて、気なが~く待ってやって下さい。(^・^)

年の瀬症候群??

2009-11-23 19:04:29 | Weblog
この2~3日、寝込んでしまいました。
毎年この時期に成ると、こんなうつ状態に成ります。皆さんはどうでしょうか?

この一年振り返り、目を閉じてじっと思いだすと、楽しかった事、嬉しかった事、喜んだ事、幸せを感じた事、たくさん有りましたが、それより、多くの辛かった事が、思い出されるのです。

来年もこんな日々を頑張って生きて行けるか?と考えると、自信が無く成るのです。『私の人生こんなもんで良いか!』って思ってしまいます。脳梗塞の後遺症で身体麻痺に成り、出来るだけ周りの人達に頼らず、迷惑をかけず、独り暮らしをしてきました。

それがどれ程頑張らなければ、出来ないものか、自分が一番知ってるから。そのエネルギーはもう無いです。自信も全く無いです。考えてると、もうこのまま消えたら良いな~と思えて来ます。年末に高齢者の自殺が増えるのも、もしかしたら 、私と同じ様な、気持ちに成られるのでは?

『もう疲れた!』これが今の私です。このブログを読んで下さる皆さん、本当に御免なさい!。今はもう書け無いです。
この様な症状を、私が勝手に”年の瀬症候群”と名付けました。こんな気持ちに成ら無いで下さいネ


諦め無い気持ち

2009-11-20 17:20:54 | Weblog
先日ロボットを研究政策してる教授が言って居られましたが、手の構造は、最もプログラムを作るのが大変と。

健康な時、この手が脳からの指令で、どう動くのか?なんて全く考えもしなかった。脳梗塞の後遺症で麻痺に成った時、『何故この手は、動かないのか?』頭では動かしてるのに、全くピクリともしないのに、苛立ちを感じ絶望したのもでした。

たった一本の指が、動くのに何本もの神経と筋肉が動く事。その麻痺を回復させるのですから、リハビリを始めて、当日から動くはずは無いのに。脳梗塞の患者さん達は、そんな当然の事ですら、理解出来ない状態に、成ってるのです。

突然自分の身体が、動か無く成った事が、どんな事なのか?を自覚するのは、大抵の患者さんは、1年位掛るでしょう。でも、患者さんの毎日は、患者さんに関係無く、日々状況が変ります。本当にあれよあれよって感じです。

指一本が動く為には、ロボットを作ってる教授の様にたくさんのプログラムとたくさんの配線や、ICチップなどが必要なのです。生きてる人間の指が動く為にも、たくさんのエネルギーや、努力、リハビリが必要なのです。

私の小指がたった一本動く為に、8年の年月が必要でした。その間何度も何度も諦めて、もう死ぬまで左手は、開かなくても良い!と思いました。
今私は5本の指が僅かでも動く様に成ってます。

脳梗塞で倒れ、今リハビリを受けながら、『もう車椅子生活で良い』とか、『腕や手が、動かなくても、家族が手伝ってくれるから良い』なんて、諦めてる患者さんがいらっしゃったら、それは自分から逃げてると私は思います。

医学、医療の進歩は目覚ましく、脳梗塞で倒れても、身体麻痺の後遺症も無く、完治する医療が、もう目の前まで来ています。身体麻痺の後遺症に苦しむ患者達は、私達が最後かも知れませんヨ。

その為にも、絶対諦めないでリハビリしましょうネ。

高齢者は街中生活

2009-11-19 15:20:14 | Weblog
今年山口県で老人ホームが大雨に依る大変な被害を被りましたが。この事は、私が以前から危惧してた問題でした。

日本では、定年退職したら、高齢者になったら、田舎や、郊外でのんびり生活するのが良いと考えられて来ました。多くの老人ホームや、特別養護老人ホームなどは、郊外と云うより、僻地と言った方が良い場所に、立派な建物で在ります。

静かな環境、のんびりと過ごせる場所、と云う意味では、確かに最適な所と思いますが、これでは全く外からの刺激が無く、また、人々との接触も無く、院内の人達のつき合いしか無い様に成ります。これは、脳活性化の面から考えると、全く痴呆症を早めるのではないでしょうか?

老人は老人だけ、子供は子供だけ、そんあ隔離的社会は、特殊過ぎるのではないでしょうか?同じ家の中に、老人、成人、子供達が、生活するからこそ、生活の中で、自然に思い遣りの心や、日本の慣習や、子供達のエネルギーを、感じれるのだと思っています。

高齢者にとって、子供達のエネルギーは、生きるエネルギーとも成ります。また街中で生活するのは、医院も多く、食事処も多く、多くの人達との接触も多く、目や耳からの刺激も多いので、高齢者の独り暮らしでも、周りの人達に助けて頂けます。

これこそ、高齢者が、安心して生活出来る、環境だと思います。隔離社会は人間の生活としてけっして普通では無いのです。老人だから、障害が有る老人だから、病気が有る老人だから、と社会から隔離しないで頂きたい。
みんなと一緒に、ワイワイガヤガヤ五月蠅い事が、痴呆症を防ぎ、生きるエネルギーをくれるのですから。

老人ホーム、特別養護老人ホームこそ、周りの人達と、いつでも接する事が出来る場所に、建てるべきだと思っています。

奇跡は努力した者へのご褒美

2009-11-18 23:04:15 | Weblog
百貨店のエレベーターは最近、セルフが多いので、一寸間に合わ無い事が良く有ります。急いでる時は、「あっ一寸待って下さ~い」と、声を出すのですが、誰も待ってくれません。扉が閉まったエレベーターの前で、『元気な頃はこんな事は、無かったのに!』と寂しい気持ちに成ります。

昨日エレベーターに間に合いそうに無かったので、『もう良いや!』と諦めて歩いてると、「ゆっくりで良いですヨ。待ってますから」と中年の女性に、声を掛けて頂き、嬉しく成りました。

エレベーターの中で「済みませんお待たせして」と詫びると、「良いんですヨ。私の妹も、同じですから、気持ちは良く解ります。でも貴女は、歩けるだけまだ良いですヨ。」と意外な言葉に、複雑な思いでした。

「妹さんは車椅子ですか?」と訊くと「寝たきりです」との事。妹さんは、私よりずっと若い筈なのに、もう諦めているのだろうか?
何故家族や周りの人達は、患者さんに、歩ける様にリハビリを、勧め無いのだろうか?重度麻痺の後遺症だった、私でも、努力と意地で、ここまで歩ける様になったのに。

”努力は必ず、報われる”だから決して諦めては行けない。何もしないで、神様が奇跡を起こしてくれるなんて、有り得ないのです。神仏は、一生懸命自他ともに、認める努力をした者達だけに、奇跡を与えて下さるのですから。流した涙と汗への御褒びだと、私は信じています。




バランスボールの使い方

2009-11-18 07:48:46 | Weblog
リハビリ室には様々な、器具が有りますが、私は今、フニュフニュマット(私が勝手に付けた名前)にはまっています。これは、ゴム製の円盤状に空気が入ってて、上に乗ると、フニュッとなり、バランスが崩れるのです。両足で乗る事も難しく、いつも平行棒の中でで無いと、危なくて使用出来ません。

これに片足立ちをしたり、片足で踏んで越えてて行く運動をします。麻痺した足で経つのはフニュフニュと動くので、とても難しく、緊張します。でもバランスを取って、上手に歩く基礎練習です。

この運動を終わると、歩くのがとてもスムーズに成ります。また、仰向けに寝てバランスボールを、両足を曲げ伸ばして、壁に押し当ててる患者さんをみました。
今までバランスボールは、上に乗って使う物と、ばかり思ってましたので、『こんな使い方も出来るのか~』と驚きました。

私達患者は、家に一つか二つはリハビリ様の道具を持ってますが、いつの間にか飽きてしまい、部屋の隅に放ったらかされてます。バランスボールの様に、使い方一つで、色々な筋肉の鍛える道具になると、改めて考え直しました。

壁と自分の腹の間にバランスボールを入れて押す運動や、反対に背中に置いて押す運動、さっきの様に足の曲げ伸ばしの運動、座って体全体のバランス感覚を鍛える運動など、使い方でいくつもの筋肉を鍛える事が出来ます。

余り大きいと危ないですから、中位のが良いと思いますヨ。高齢になると、大腿の筋肉が細く成って来ますので、軽い屈伸運動や、椅子から立ち上がる座る運動を、毎日するだけでも、筋肉の衰えを予防出来ますので、15回程度やってみて下さい。
一か月間でも違って来ますから。体の衰えは、足腰から、と言われます。努力しましょう。