
脳内の 見ざる言わざる聞かざる
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前回のブログ内容の続きです。
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脳内には、ある特殊な細胞群がある。
そこでは、繰り返し、放出されたヴァイブレーションにふさわしい、
状況を再現するといわれる。
そこではまた、他者から放出した 想念や行為、動作やイメージなど
のヴァイブレーションを選択的に受け取ることができろう。
受け取った後、その脳細胞部に、記録させ、定着させるらしい。
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”他者からの想念”、いわゆる、大衆心理の波動の力は相当なものだ。
なぜなら、これが、自然災害や、地球上紛争 あるいは、異常気象など
も含めて、人類の歴史上、これまで繰り返され、近年、また新たな問題
として、あらわれてきた災厄の原因の一つ、と、考えられるからだ。
どういうことかというと、
災害や事件を体験した人の突然の不幸に対する、恐れやどうしようも
できない不甲斐なさ,は、空中に放散されている。
あるいは、そうした災害や事件の情報を受け取り、それらの仮想イメージ
を強く持った人は、そうした想念の同派数の、ヴァイブレーションを
体外に放出している。
すると、それを無意識に受け取った人の脳細胞にも、選択されて残り続ける
ことになる。
こうして、この災害や事件の ”恐怖や、不安”は、眼には見えないが、
あっという間に、世間的な概念として普及していく(時には、世界中に)。
それは、大衆意識に溶け込み、そのヴァイブレーションは想像を絶した、
大きな力となっていく。
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このメカニズムはこうである。
まず、”創造”とは、”想像”に元を発する。
建築でも、絵画でも、衣服でも、頭の中に描かれた、デザインがあって、
現実の作品になりえる。
同様に、”恐怖の想像”は、この”デザイン”にあたるから、知らずの間に、
マス化したとき、すでに、創造される(現実化する)過程の最後の段階
に達していると考えられる。
”念は現実化”するという、”唯心所現の法則”により、現実に そうした
災害や事件として 地球上に起こってきたし、起きている。
この現実化させる”念”は、私たち、一人ひとりが、相乗効果で
”恐怖や不安”を膨らませていったときに、できあがる。
それが、重なり合ったとき、大衆(民衆)意識として巨大化していき、
その、ヴァイブレーション(波動=エネルギー)は現実化に向けて、姿を
変容していく。
戦争、脅迫事件、詐欺事件、強盗事件、地震、火事、噴火などの、自然災害
なども、知らずのうちに、長い年月を経て、一人ひとりの脳細胞に蓄えられた、
ヴァイブレーションがこうした意識の一部となり、生みだされていくのだろう。
だとしたなら、どうしたらよいのだろう?
どんな対策を、施せるのだろうか?
それは、そうした”恐怖”を感じた時、”感謝”という、今、与えられている
恵み(当たり前の生活を享受できる幸せ)に、心の羅針盤の針を、振り
向けることから始まるのだと思う。
毎日、ニュースやSNSで いやがおうにも耳に目に飛び込んでくる、
こうした負の情報を、必要以上に耳を傾け、インプットの調整をしていく
ことも 必要かもしれない。
何度も何度も、恐怖を煽られる言葉を聞いていると、脳内細胞に染み込む
その確かさも、比例して、大きくなっていく。
こうした 一連の、恐怖を感じさせる社会現象や事件に自分の脳細胞が、
汚染されないよう、努めて意識することも必要だろう。
不安を煽る情報は、様々な媒体から、頭に入ってくる。
それを中和させるためにも、積極的に 純粋なヴァイブレーションを、
脳内に、張り詰めていくことが”恐怖心”に汚染されない、手段の一つ
だと思う。
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純粋なヴァイブレーション、いわゆる、”善き言葉、善き思い、善き行い
(人の為になる)をしていく” ことで怒りや不安などを、意識的
積極的に浄化しながら、怒り・恐怖が創り出す破壊的事象を防ぐことが
できると思う。
ここで、思い出す、かの有名な彫刻に彫られている、一連の仕草(しぐさ);
東照宮の🙈 🙊 🙉 の彫刻(見ざる、言わざる、聞かざる)の、
お猿さんたちの姿だ。
この、仕草こそ、自分の脳細胞内に、”怒りや不安”の種の発芽を、最小限
にとどめる方法だ。
つまり、恐怖や不安を煽るものに対して、”観ない、聞かない、言わない”の
徹底した自己情報管理である。
これが、まさに、このお猿さんたちの、メッセージでもある~と 聞いた
ことがある。
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