
頭の細胞の一つ一つは、身体の細胞の数千万個にそれぞれ
繫がっていますから・・・*2024年1月28日
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今日のタイトルは、あげる・・
漢字はいろいろあります。
”上げる”“挙げる””揚げる”などなど・・・
①自然治癒力をあげるためには、その意識を心に、まず、“揚(かか)げる”ことから始まります。
自分自身の健康のために、”自然治癒力”という旗を、心にかかげるわけです。
言い換えれば、意識を、そこに置くことです。
自然治癒力 という言葉に意識を置き始めると、自然と、何かが少しずつ生活の中で変化していきます。
たとえば、食生活・・睡眠のとり方・・薬の選び方・・等々
②次に大切なのが、”上げる”心持です。
”Give &Take” の前者が、上げるという意味です。
これは、精神的健康=身体的健康のために、一番必要な、要素です。
精神的に健康でいるというのは、安心感や安定感、波風がない平和な心持でいることです。
英語でいうと、”ease" です。
よく、”take it easy"というと、”まあ、そんなに心配しないで、安心して”みたいな意味合いで使われます。
一方、”病気”は英語では”Disease”、この言葉は、”dis"という接頭語がeaseの頭について、easeではないという意味から、病気 のことになります。
つまり、心が”安心”から離れると、”不安や不安定”になって、それが身体の細胞へ影響を及ぼし、”病”と あらわれるわけです。
その理由は 心と身体の波動は、一体だからです。
まず、不安になると、頭の神経が影響受けます。
一夜にして、白髪になった・・という話は誇張ではなく、とてつもないショックで黒髪が白髪になるのに、一晩あれば、足りるほど、心と身体は影響しあっているということです。
頭の細胞が、こうして、ショックを受けると、その一つ一つが、身体の数千万の細胞とつながっているため、身体中が”ショック”というメンタルな地震で揺るがされます。
その結果、細胞が、萎縮し、健全な姿を取り乱す形になり、それが、免疫力などの自然治癒力に影響を与え、病になりやすい状態をつくります。
さて、そのくらい、ease、つまり、安心安定の境地が、自然治癒力と健康のために必要だということです。
そのために、“上げる”心が、安定感の大元です。
その背景はこうです。
概(おおむ)ね、私たちの心は、誰かに依存しながら生きているので、相手への
期待値が、”与える”ことより、勝って”受け取る”体制でいることが多いものです。
たとえば、
”ラインしたけど、まだ返事が無いわ”
”私はあの人に誕生日のお祝いをしたのに、なにも、言ってこない”
”これだけ、世話しているはずなのに、自分が頼んだことに快く承諾してくれない”・・・”
などなど、身近に、毎日、聞く会話でもわかります。
これらが、相手への期待感の現れの言葉です。
私は こうした心持になることは、度々、あります。
自分の体験が原因になっているときもあるし、大衆的意識、常識的意識という、
人々の持つ、常識的波動を受けている時もあります。
そのときに、”上げる”という言葉を思い出すことにしています。
”ギヴ(give)"の習慣がもし、きちんとついていれば、上の、文句めいた言葉は出てこないはずだからです。
与えることが、普通。
相手に何かして上げたことの見返りは、考えない。
自分の希望どおり、相手が行動することを、期待をしない。
そういうメンタル的習慣です。
離婚が増加しています。
その原因は、”もうお互いに、得られるものがないから”という理由が多いと、聞きます。
得られなければ、意味がないというのは、”もらう”ことがあたりまえで、”与えること”は、二の次という価値観からくるのでしょう。
これの真逆な生き方が ”あげる”を指針にすることです。
与えるだけで、喜びを感じられるようになるでしょう。
相手が喜んでくれるからです。
それのおかえしは必要ありません。
というより、それは、期待しません。
相手に期待するということは、その相手に”頼って”いることです。
いいかえれば、生き方の基本姿勢が、外部の環境・条件に頼っているということでもあります。
そういうときは、”~のせいで、こんなになった”とか、”~が悪いから、私は不幸だ”とか、周りの条件や相手の態度に、その原因をなぞりたくなります。
それを”与える”人生に方向転換するだけで、変わります。
外部の事情には、自分の感情は、ほとんど、影響されなくなります。
だから、身体も健康になっていきます。
ストレスが無くなるから、そして、自然治癒力は最大力を発揮できるからです。
自然治癒力は、自分の生命力を最大に信じてこそ、その最大力を発現します。
普段、意識していなくても、十分に自然治癒力は働いてますが、不調の時にどうするか?
薬はどの程度とるか?
どのような医療措置をとるか?
あるいは、自然治癒力を活用して、自分の身体が、この不調をバネにして、治ったときに、もっと、健康に復活して、細胞が、若くいられるようになるか?
というときのお話ではあります。
自分自身だけに頼ること・・これが、私の自然治癒力を発揮するときの
心得の第一です。(それは、諸事情から万人にお勧めするわけではありません)
つまり、周りの環境・条件(薬の摂取を含めて)に頼らないというもの
です。
常日頃、”与える”ことに自分の生き方を置く努力をしていれば、そういう時
にも、自然と、身体の求めるものと 心の信念が一致しやすく、自然治癒力
発揮の方法につながるでしょう。
与える人生か? 取る人生か? どちらのバランスを高めるか?
それは、自分自身の調教次第です。
調教できるのは、自分の中のアートマ【神性・仏性】の力です。
誰にでもそれは、備わっています。その人の、本質だからです。
自分の本質に頼る事ほど、心強いものはありません。
裏切られることもなく、この弱い肉体的 感覚的 自分(エゴ)を理解
し、慈しんでくれる存在、無我の愛を注いでくれた親の愛と重なります。
与えるだけ・・それこそ、アートマの本質、だからです。