
2023/7/13の記事をもとにして
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前回、発表した記事に具体的な方法がわからないという感想を、身近な読者の方たちから、頂いています。
今日は、もう一度、記事を基に、付け加えさせていただきます。
まず、自己セラピー とは何か?
これは、私が行っている、自然治癒力を発揮させるための、セラピーを”自分で行う”ことです。
それは、具体的には、ツボと呼ばれる、箇所に順に手から出る、波動を被施術者の身体に流しながら、気の流れを整えて自然治癒力の動きを活発にせしめるものです。
まず、①”心を整える”、つまり、アートマセラピーをする際の、心構えをはじめにあげました。
ア)身体と心の 密接な相互関係の理解、
イ)身体に備わっている自然治癒力への信頼。
ア)は、私たちの身体と心は、互いに影響を与えている、というより、心の想いのエネルギーが身体を作っているという、もっと、積極的な意味です。
イ)は、誰にでも、”自然治癒力”が生まれながらに、備わっているという事実を信じることです。
この自然治癒力の源を、私は、”アートマ”というサンスクリット語で呼んできました。
実相、仏性、神性、などなど、すべて、同意語です。
この、ご自身の中の、生きている~生かされている大元のエネルギー、アートマ(神性、仏性)に、施術中は、しっかりと、心の目をむけるということです。
なぜなら、セラピー(自己セラピーも含む)をするということは、自己の”アートマ”を もっと、現象界(身体の上に)表すために、施術を通して、”引き出す”ということでもあるからです。
そのことを、強調したかったので、前回のブログ記事には、次の必要な心構えの項目に
②アートマ(実相)に心の眼を向ける=’アートマに目を向ける’と念押ししています。
とはいっても、これは、簡単なことではありません。
現在、身体が不調のときに、”自分の健全なエネルギー”に、意識をもって いくことは、喉を詰まらせていて苦しいときに、自然治癒力の発動を待つということぐらい、矛盾しています。
救急患者に対しては、取り急ぎ、救急手当が必要でしょう。
そのうえで、それが癒されていくという過程に、ぜひ、自己実相(アートマ)に視点を置きながら、自己セラピーをされると、早く、
身体の回復が期待できるかと思います。
さらに、ヒトは、誰でも、不安や、悩みやわだかまりといった思いが、心をよぎることで、心が落ち着かず、自分の自然治癒力の源まで、集中することは難しいでしょう。
そういう時は、禅寺の瞑想のように、そうした想いの波を、雲の流れを見ている時のように、内観しながら、自然と、通り過ぎるのを、見守るのが、一番、効果的のようです。
心はいつも、おしゃべりをしています。
ペチャクチャという雑音に、耳を貸しているようで、聞き流しながら、ただ大空の雲が通り過ぎで、その背後の光に、心の眼を当てて見つめているという感覚が、一番、とらわれないで、自分の本源にぶれずに、近づくようです。
こうして、もう一つの眼が、自分の奥底にある、自然治癒力のエネルギーに注がれていれば、必ず、自然治癒力が発揮されるようになります。
さらに、ご自分のアートマを深く自覚しようとする努力を重ねていけば、他者から、施術を受ける必要なく、自己セラピーが可能になっていくでしょう。
何故なら、その時、自分が自然と手当しようと 気を流した部位は、一番,自然治癒力の発現に、適切なところとわかるでしょう。
直観と実感でそうなります。
どういうことかといえば、その時は、ただ、自分の感じるままに、相手(自己)の体に手当の手を置いただけで、文字通り、必要なところに当たり、気の流れが活発化して、免疫力や内臓の動きが、自発的に、活発化されていくでしょう。
③”平常心”
このように、自分の自然治癒力の底力を信じれるようになると、どんな症状に対しても平常心で対応できるはずです。
その理由が以下です。
病気とか、身体の不具合は、一時的な現象だと、生命力を信じている施術者は知っています。
良くなった・悪くなったと心を動かすのは、症状が治まったか、また、出て来たかということに、一喜一憂することです。
でも、自然治癒力が発動していれば、症状が悪くなるように見えても、良くなる前の、カタルシスだと、とらえます。
私たちの身体は、文字通り、健康でも、毎秒、破壊と新生を繰り返しているのです。
特に、悪い箇所の原因は、様々な身体内の、叡智のメカニズムで、いち早く身体外に出そうと、痛みや、吐き気、げっぷや、下痢などの症状と共に、排出されていきます。
この時には痛みや症状が伴い 不安になりがちですが、自己カタルシス(悪いものの崩壊運動)と、考えると、むしろ、排出されていくことに、安堵することが多いのです。
症状は一種の破壊です。
膿でも熱でも、痰や咳、発熱などは、悪いものが破壊されるために、出てくるのです。
”破壊された部分に、新しい組織(細胞)が建設され(造られる)” 時にも、痛みを伴いますので、 症状が悪化したと思うことが多いようです。
この体に備わっている、自然の働き(治癒力)を理解すれば、症状に対しての、恐れがなくなる。
病気の悪化の原因は、ほとんど、症状への恐れと、病気と闘おうとする、心の取り組み方がそうさせている場合が多いのです。
ただし、これは、私がいつもクライアントさんに、申し上げますが、生命力を信じるという前提のもとでの話です。
どれだけ信じているか?
アートマへの適格な凝視がどの位の時間可能か?
もし、不安が勝つようでしたら、直ちに、別の手段を講じるのが適切だと考えています。
心と身体は、一体、ですから、不安が勝つと、むしろ、自然治癒力は発動するところか、身体に害を及ぼすからです。
④ 身体左右のバランス
さて、ここでは、施術した際に、効果があがると、平行して、反応が、施術者にも、被施術者にも、出ることが多々あります。
’反応’というのは、先に書いたように、良くなるための、身体の調節器官によって出てくる症状のことです
先にも書きましたが、微熱や下痢、腹痛や頭痛などの、症状的現象として出てくることが多いようです。
過度な場合は、嘔吐なども伴ない、苦しみを倍増させてしまい、かえって、恐怖心を呼び起こして、逆効果となってしまいます。
そのために、なるべく反応を少なくしたい・・・そのために、身体をほぐすときには、左右のバランスを考える必要が出てきます。
具体的には、身体の左(腕や肩、足など)が重くて悪いから、といって、そこだけ、重点的にするのではなく、対照的な右の部位(左手に対して右手)にも、施術(手を当てて)アートマエネルギーを注入していくことを、お薦めしています。
⑤施術する側の、アートマ想念が、相手のアートマ想念を引き
付けることを理解。
自分の、アートマと同波長の心で、相手(被施術者)に手当をするとき、相手の気の流れが引き上げられる効果があります。
これは最初に書いた①と同じことです。
この⑤の基本的な心の持ち方を、第一義に置くことで、自然治癒力の効能が 発揮されることは、同じ波数が同じ波動を引き出すということと同じです。

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