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自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

父の癌宣告と死のあとで、

2021年02月01日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方

近藤博士のセコンドオピニオン  2021年2月1日

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果たして、ほんとうに父は、癌であったのか? 

癌宣告は必要だったのだろうか?

慶応大学病院の近藤医師は、”癌だ”と、医師に宣言されても、

気にすることないと著書で述べている。

しかし、父にとっては、それは死刑宣告のようなものだった。

生きる意欲を剥ぐのには一番強い、言葉だった。

 

近藤医師は、温存療法という、切らないで、癌の部位を

”ほっとく”療法を薦め、これまでの癌への常識に新しい見解

を示している。

 

私がもう少しこれらの情報を得ていれば、又、癌に対する違う

観方を父に話してあげられたのかもしれない。

例えば、癌は早期発見が大事というが、近藤医師は こう主張する。

 

”本物の癌ならそれ以前に血液にのって、あちこちに転移しています。

0.1ミリでも転移する脳直があるほど、癌細胞は強力です。

分子生物学の研究が進んで、’癌は当初から転移する能力がある。

がんが大きくなってから、転移するという説は間違い’と判明

しています。

 

今の医学でどんなに、早期にがんを発見できても、直径1センチ

前後になっている。

そのとき すでに癌細胞は最低でも10億個に増えて、とっくに、

転移もし終えています。

世間でいう、早期がんは癌の一生の中では熟年に差し掛かって

いるんです。”

 

しかし、人の寿命はあるのだろう。もし、こうしたことを父が理解

したとしても、癌に対して恐怖心をある程度払拭できたとしていても、

運命的寿命というのは、あるのかもしれないと思う。

が、まだ寿命に達していない若い方たちには以下のような近藤医師の

言葉は、勇気を与えられるだろう。

 

癌病巣には 直径1mmの時点で、約100万個の癌細胞があるという。


さらに、本物の癌なら、それ以前にすでに血液に乗って、あちこちに

転移しているはずだという。

なぜなら0.1mmの癌細胞でも、転移するには十分な力を持っている

からだ。近藤医師は臨床データをあげてこれをさらに裏付けて言う。

 

”胃癌を手術しなかった、患者の生存率の複数のデータで、

抗がん剤を使った人、免疫療法をした人、の5年生存率はどちらも

20%以下”としたうえで、”治療を何もしなかった人のほうが

はるかに長生きで、50%” という数字を出していると発表している。

 

近藤医師は乳がんの専門家である。

”僕の経験でも、他病院で組織や細胞の検査をして、’乳がんです。

乳房を切除します’と言われて、相談に来た人の標本を取り寄せ、

病理医に再度診断してもらうと、’良性’に変更されることが

しょっちゅうあります”

と著書に述べているが、20年前は日本での乳がん手術の1割以上、

年間2千人が良性なのに、乳房が切除されていたと推定されて

いたらしい。

 

MRIや精密検査のデータに基づくことがない所見を基に、

癌宣告を受けた父の、”それから”を今、振返り、つくづく、

’お医者さんへの全面お任せ主義’は、できたら避けるべき

ことだと感じている。

 

一方では、 ’自分の身は自分で守れる’という良い意味の

自己中心主義を貫くことも大切だと思う。

が、切羽詰まったところ、西洋医学にしか頼ることができない

場合もあるだろう。

その時は、セコンドオピニオンを求めたりして、自分自身が納得

できる処置を講じるということが”自分の身を守る”一歩かもしれない。

 

癌宣告、余命宣告を受けても、家族も本人も、冷静に受け止め、

データや一般論とは異なる展開も実際存在するという実例を知り、

改めて自分の生命力を信じながら心安静に、少しでも長い余命に

転じることも可能だということだ

 

もちろん、運命的な寿命、いわゆる天命も存在するのだろう。

いわば、自分で自分の体を、天命まで如何に健康に保っていくか・・・

それが一番肝心なところだが、”心身一如”であることを知れば、

おのずから、その時々の対応は、病の裏にある、本当の原因を知る

ことで、対応できていけるだろう。

 

健康への目の付け所は、少なくても他人(医師)任せにするのでは

なく、”心と体”の関係を知り、自分自身が行う”内見”という、

日頃の訓練にかかってきているようにも思える。

 

 

 

引用箇所) ”医者に殺されない47の心得” 

近藤誠著 2013、 株)アスコム

 

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