音楽療法:愛の波動と癒し 2014・8・15
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先回のお話しの続きです。
528Hz(ヘルツ)の音の波動が、愛の波動
であるということでしたが、今日はそれが
どのように体に影響を与えるかというお話し。
もっと、深く528Hzについて、知りたい方は、
例えば、科学的分析数学的計算をもとに、
どのような意味合いがあるのかを
お知りになりたいかたはぜひ 原著を
参照していただきたい。(*1)
同著によると、ドッグ・チルドリー氏が
創立した ハートマス財団では
1980年代に’心臓の力’を使ってストレスの
悪循環を断ち切ることを実証したという。
チルドリー氏は、心拍変動と心拍リズムの
一貫性(コヒーレンス)のメカニズムを研究。
さらに、精神生理学、神経心臓学、分子生物学
などの分野から、心臓の研究を続けることで
自然治癒力についても一つの指標を出している。
つまり、感情(心)が、生体の波動に影響を
与えるということを立証させて、生理現象と
さまざまな感情との関連性についても研究した。
チルドリー氏は、
”さまざまな感情により、体内で生成される
振動リズムが導き出される”という興味深い証拠”
を得た。
同氏は言う。
”愛や感謝というポジティヴな感情は一貫性
(コヒーレンス)を持ち、心臓血管や神経系、
免疫系、ホルモン系をリラックスさせる”と。
さらにその理論をすすめて、健康を増進させる
ための音楽や感情気分を鎮め、自律神経系を
通して、ストレスを調整する音楽の研究も
すすめていった。
音楽の周波数(Hz) を 生体の振動数を
理想的に保持するためにどのように利用した
のだろう?
それは、それぞれの身体各所の生理現象に
合わせて 音楽の中に取り入れた理想的波動
を流すことによってだった。
その効果は、
”心拍が正弦波のようなパターンになり自律
神経のバランスが副交感神経優位になり、
心臓と脳のシンクロやさまざまな生理学系
の同調が高まる状態’
を保つことだった。
この状態で体を保つこと、それは、自然治癒力
がもっとも効率よく期待されるところでもある。
チルドリー氏は言う。
”この状態では、身体の各部が効率よく調和
して、機能する。そこで自然回復が促進される。”
この状態、が人間本来の姿であるともチルドリー
は考える。
そしてこの状態に保つことを”生理的一貫性
(コヒーレンス)”と呼んでいる。
生理的コヒーレンス、つまり生体に生理的な
一貫性を持たせて、身体の各部が効率よく調和
した機能を発揮させる状態に置く。
こうして、自然回復が促進される状態に重点を置いた
同氏は、その利点を以下のようにまとめているので
引用したい。
”生理的コヒーレンスの状態では、認知や感情と、
生理的な部分とのシンクロや調和が高まる。
結果として、全体の機能が向上し、調和する…
精神生理学的コヒーレンスの状態を自在に
作りだし、維持する能力には、数多くの利点が
あることが、さまざまな群を対象に行われた
研究からわかる。
確認された効果は、ストレス/不安/抑うつの軽減、
燃え尽き症候群/倦怠感の減少、免疫機能/ホルモン
バランスの向上、認知/学習能力の向上、組織効率
の向上、そして、多くの臨床例での健康状態の
改善がある。”
チルドリー氏は、このように生体に与える音の
波動影響を研究したが、具体的に 528Hz
の振動数を持つ音楽と 心 が同調すると
何が起こるのだろう?
身体の生理的一貫性が保たれるばかりでなく、
”マイナス思考が跳ね返される。
愛し、癒し、のプロセスが始まる。”
と言う。
この考え方を、ヨガのチャクラに応用した人
がいる。
音楽療法の先駆者、マイケル・ウォルトン氏だ。
彼は、チャクラ・チューニング と呼ばれる
方法で、チルドリー氏の研究成果を取り入れた。
どのようにかと言えば、
C=528Hzを 基本の尾てい骨にある
チャクラ(第一チャクラ)に流す。
順じ、7つのチャクラに上昇するにつれて、
第二チャクラには、D=285、
第三チャクラには、E=639、
第四チャクラにはF=174、
第五チャクラに茶G=396、
第六チャクラには、A=852、
そして、B=963Hzを
頭の頂点にある第七チャクラに流した。
科学的論証はまだ十分とは言い難いが、
マイケルウオルトン氏はさまざまな音響機器で
このように、各チャクラを刺激して治療効果を
見出したと発表している。
日本でも こうした音楽療法は行われている。
筆者の知人は楽器(ライヤー)をハートの
チャクラなどに置いて、特定のバイブレーション
を響かせることで、クライアントに 音楽療法を
を行って、効果を得ていると聞いている。(*2)
リラ研究グループでは 山波 言太郎氏指導
のもと、長年にわたって、音楽と心身健康の
相関バランスの研究と実践を行っている。(*3)
このように、音楽の持つ波動が、癒し効果を
上げているが、528Hzとの関係があるのかも
しれない。
今日取り上げた、音楽療法の理論など詳しく
知りたい方、興味のあるかたは、SomaMagic.com
528Records.comのサイトを参照にしていただきたい。
それぞれ、マイケル・ウォルトン、ホロウイッツ氏
の研究サイトが開かれるはずである。
*1~"ジョン・レノンを殺した凶器の調律A-440Hz”
レオナルド・G・ホロウイッツ
渡辺亜矢訳 徳間書房、2012
*2~京都 ”癒しの森”
*3~山波言太郎著 ”自然音楽療法”
でくのぼう出版社 1998年