2019年9月4日(水)、英下院は「離脱条件で合意できなければ、EUに離脱期限を1月31日に延期することを要請する」法案を327対299で可決した。
ジョンソン首相はこの法案が可決されたら解散総選挙をおこなうとしていたが、労働党がこれを拒否。
当面の解散総選挙はなくなった。
内閣不信任については、他のだれがなってもEU離脱のハードルはかわらない、ジョンソン氏が他の人に首相を譲らなければ解散になる可能性があることなどから、今のところ政治日程にはあがっていない。<もし不信任が可決され辞職するとジョンソン氏はイギリスでもっとも短命な首相になる。>
なお、冒頭に述べた法案の審議開始に賛成したことを理由に21人の保守党議員が党を除名されたが、保守党内から党への復帰を求める声があがっている。
英保守党、支持広げる 2019/9/4
EU、英離脱期限を4月12日に延期 2019/3/22
英議会、EUに離脱延期を求める決議を可決: 今後の焦点は、EUの対応 2019/3/15
イギリス、合意なし離脱の場合、輸入品の87%を無関税に 2019/3/13
英メイ首相、明日、不信任投票 2019/1/16
英メイ首相、信任投票の結果 2018/12/13
英保守党、過半数を失う: 若者の投票率が大幅上昇 2017/6/10
英下院選挙、保守党が大勝か? 2017/6/8
英メイ首相、在宅介護をうける人に自宅売却を義務化で支持率低下 2017/6/4
イギリスの最低賃金 2016/9/22
イギリス、EU離脱の出口調査の誤り 2016/6/24
イギリスがEUを離脱したら 2016/6/19