大野威研究室ブログ

おもにアメリカの自動車産業、雇用問題、労働問題、労使関係、経済状況について、最近気になったことを不定期で書いています。

米、ホワイトカラーエグゼンプションの収入要件を引き上げ

2015年07月05日 | 日記

 先日、米政府は、週40時間を超える労働について割増賃金の支払が不要となるホワイトカラーエグゼンプションの収入要件を現在の年2万3,660ドル(約284万円:1ドル=120円で計算)から5万440ドル(605万円)に引き上げる計画を発表した。要件変更に議会の承認は必要なく、60日間、パブリックコメントを受け付けたうえ、来年から実施にうつされる見込み。

 なおホワイトカラーエグゼンプションの適用に際しては、収入以外にもさまざまな要件が存在している。

★ 2016年5月18日追記

 2016年5月17日(火)、米政府は、ホワイトカラー・エグゼンプションの収入要件を変更すると発表した。新しい基準は年収47,476ドル(約520万円:1ドル=110円で計算)。2016年12月1日から適用される。