梅雨空が続き、夜のスターウォッチングでも、プラネタリウムや工作など、雨プログラムをお楽しみ頂くことが多い今日この頃です。
でも、注意深く雲行きを見守り、晴れ間に望遠鏡をむけると、こんなにすばらしい眺めを見られることもあります。
まず、南西の空には、だんだん西の地平線に沈む時間が早まっている木星。
南東の空には、観測好機を迎えている土星。
「月は東に 日は西に」
…ならぬ、
「土星は南東に 木星は南西に」 (かなり字あまりで、語呂がよろしくありませんけど…(^_^;))な、豪華な星見を、いい条件して頂けるのは、8月の第一週ぐらいまででしょうか…。
今年の伝統的七夕(※)は、8月28日月曜日になります。
この日はお部屋の明かりを消して、夜空を見上げてみてくださいね。
9時半ごろだと、真南の地平線から握りこぶし6個分位の高さに、両脇に小さい星を一つずつしたがえた明るい星が彦星で、彦星からまだ、高いところ、西側にもっと明るく光っているのが織姫星です。
※伝統的七夕…太陰太陽暦(明治6年に現在の暦である太陽暦が採用されるよりも前の暦)による7月7日に近い日として、次のように定義されます。
二十四節気の処暑(太陽黄経が150度になる瞬間)を含む日かそれよりも前で、処暑に最も近い新月の日から数えて7日目の日。
written by A