太陽は、いつも同じように輝いているように見えますが、実はおよそ11年周期で活発になったり穏やかになったりを繰り返しています。活動のピークを来年に控え、最近は活発な太陽の姿を見ることができます。
テラ・ドーム1階のいちばん奥に、「いまの太陽」の展示があります。屋上から鏡を使って太陽の光を導き、直径約70cm(20億分の1)の太陽像を映し出しています。
屋上に設置された鏡です。太陽の動きを追いかけながら、館内に光を導きます。
今日もたくさんの黒点がありました。右下の地球の大きさと比べてみると、とても大きいのがわかります。
分光器を使って太陽の光を虹色に分けています。よく見ると、フラウンホーファー線と言う黒い筋がたくさん見えます。これは太陽や地球の大気に含まれる物質が、特定の色の光を吸収することで、黒い筋が現れるのです。
天文台の太陽専用望遠鏡は、太陽に含まれる水素が出す赤い光で太陽の姿を見ることができます。
今日も巨大なプロミネンスが噴き出しています。
天文台は、11時から17時まで、毎時0分から公開しています。
皆さんも、活発な太陽の姿を見に来てください。
(た)
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