テスタッチ トレミニヨン その後

妻のテスタッチトレミニヨン。
200kmほど走りました。


フレームサイズが小さく体重も重い私が乗っても良否の判断ができるわけがありませんので全て妻のコメントを元にして書きます。


まず、絶対的な安心感があるとのこと。
650Cホイールは700Cと比べるとハブ位置で25mmほど地面が近く、信号などでのGOストップが格段に楽だとのこと。
また、リスタート時の出足が非常に速くなりその分フラつかないそうです。
とにかくスムーズに加速するとのこと。
乗り心地は硬くは感じないそうです。


ディズナのラ・クランクをインストールしてます。

Qファクターを可能な限り狭くし、145mmと非常に短いクランクを採用しました。
非常に回しやすくなったとのこと。
アウターが49丁、インナーが35丁。
非レース、サイクリングなどのファンライド重視のためトップはバッサリ切って捨てた14-25のクロスレシオ9速。

650Cとの組み合わせではインナーは登坂に使うくらいで、平地巡行はほぼアウターで走ってるとのことですので、クロスレシオのリヤスプロケットは正解でした。

26インチの太めのタイヤの使用を視野に入れたフレーム設計のため、BBチェーンステー接合部にはスタンドが着けられる余裕がありました。
クランクやチェーンに干渉しないように多少の加工は必要でしたが付けたことによる恩恵は大きいとのこと。
「ロードバイクにスタンドは不要」はユーザーと用途を最適化したなら否となるのではないでしょうか。


ハンドルには泣かされました。
なぜ20mm刻みなのでしょうね。
素材がアルミじゃなければ溶接して作りたいくらいです。
アナトミックシャローの26mmクランプ。


650C完組がほぼ絶滅していますのでフロントラジアル・リヤイタリアン32Hで手組みしました。
スポークテンションはあまり張らずにほどほどにしてますが32本ともなると全体的なテンションが高くなりますから乗り心地を損なうことなく走るホイールにすることができました。



タイヤの選択肢が少ないのですがだからと言って全く無いわけではありません。
安心の国内メーカー。


身長が150cm代前半の方がロードバイクを選ぶ時にサイズの壁が立ちはだかります。
フレームサイズがその代表ですがハンドルを含めた部品、使われているコンポーネントのサイズが大きいってのもあります。
シマノの製品の中で手の小さな人に対応している小型のST-R600ですがこれでもちょっとゴツい。

ただ、調整の狂いにくい9速とギヤのポジションが見やすいインジケーターをあえて採用したのは正解でした。

パンク防止剤をあらかじめ入れたチューブラータイヤも考えてみましたが、チューブ内でどのくらい効能が発揮できるのかと空気圧管理の時など新気を入れた際にどのように変化するのか疑問だったためにクリンチャーにしたのですが、そもそも携帯ポンプで規定圧に空気を入れることが女子ではムリだと思いますのでボンベを採用しました。

パンクしたならマルニの修理剤をぶち込んでタイヤを回してボンベでエアを入れてその場をしのぎ、帰宅したら私がチューブを廃棄してタイヤ内部を清掃して修理する。。。の流れ。
これならメカに疎い妻でも対応可能でしょう。


シートポストの長さが少し短いようですので350mm以上のものと交換予定です。
身長が153cmでしたら650Cを履く同じテスタッチのピラデールのほうが良いかもしれないと思いサンエスの方とメールにてやりとりしましたがトレミニヨンで正解だったと思っています。

これからロードバイクを購入する身長で悩んでおられる女子の方の参考になれば幸いですが、如何せん価格がネックになるでしょう。
フレーム組で部品代と組み付け工賃を出したらショップ価格は多分35万を超えるでしょう。
一生ものとしての価値は充分あります。そう考えるならばこれは間違いなく安いでしょうが、初めてのロードバイクとしては敷居が高いのも事実ですね。
信頼できるショップがあるのならば問題ないですが無い、または見つけられないのならばある意味危険かもしれません。