本来シフトとブレーキケーブルはセットにして行うべき作業でしょうけれども途中でオリジナルバーテープ?な作業がありますのでシフトケーブルのみの作業を終わらせてしまいます。
9速トリプルのティアグラST-4500シフターです。
品番はここに書いてあります。
ロードバイク用シフトケーブルセットを使います。
アウターの長さを出しますので仮組からになります。
またオーバーホールの場合は不都合箇所がなければ取り外した古いケーブルの長さを切り出せばOKです。
まずRシフターから。
トップ側に10回以上シフトしてトップポジションにします。
ブレーキレバーを握ってシフターにインナーケーブルを通します。
タイコが奥まで刺さるようにセットしましょう。
フロントバックを設置する関係で変速バナナでケーブルを下方向に逃がします。
フロントバックを付けない、または現行のシフトケーブルがハンドルに沿うものは言うまでもありませんね。
ここが重要ポイント。
ハンドルを切った時に干渉したり突っ張らない長さを出してマーキングします。
マーキングにはタイラップを使用してます。
必ずインナーケーブルを抜き切ってカットします。
なぜ文字が大きいのかって?
横着しちゃったからですw
カットしたアウターケーブルは左右対称でLシフトアウターケーブルにもなりますので同じようにインナーケーブルを組んで切り出したアウターケーブルを仮組して問題がないかチェックします。
4500のLシフターのインナーケーブルは通しにくいので先端を少し曲げると通しやすいですよ。
問題が無いのを確認したら同じ長さを切り出します。
断面を整えてアウターキャップをセットしておきます。
Lシフターのケーブルはこの先無加工ですのでそのままにします。
Rシフターのケーブルのみインナーを通してアジャスターボルトに通してホルダーにセットします。
BB下のケーブルガイドを通します。
アウターキャップをセットしたアウターケーブルにインナーケーブルを通してRディレイラーのアウター受けの長さを出します。
この部分は緩やかなカーブを描いてケーブル同士のフリクションロスが少なくなるようにします。
カットラインには先ほどのタイラップを使うと良いですね。
インナーを必ず抜いてカットします!
今日の私は疲れています。
断面を整えてシルバーのアルミキャップを被せ、このアルミキャップがRディレイラー側になるようセットします。
アウターの各接続部分を揺すってしっかりと刺さってるか、ケーブルの取り回しなど問題が無いかなど確認したら1度全てバラします。
ウエスにシンナーを含ませバラしたインナーケーブルをクリーニングします。
新品といえども生産時の汚れ、サビなどの防止のためにグリスまたはオイルが塗られてたりします。
シンナーで除去して乾燥させシフトケーブル専用グリスまたはシリコンスプレーを塗って組み付けます。
Lシフターケーブルも同様です。
余ったアウターケーブルはRディレイラー周辺のスペアアウターとして取っておきましょう。
ここは曲がりがきつく痛みやすい部分ですのでできれば1年ごとに交換しましょう。
引き続きディレイラーの初期設定に入ります。
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