ロードとクロスとメンテとブルベ。。。とスノボ

自転車のメンテナンスや改造に特化してみました。あとスノボも。

ディレイラーの初期設定

2014-05-10 17:08:13 | ブルベ用クロスバイク改造

さてさて、ボケボケっとして2本もケーブルをぶった切った日にディレイラーの初期設定なぞしても良いものかとも思いますが、宙ぶらりんのインナーケーブルが今の私の胸の内を表してるようで気に入らない。
ので、やっつけましょう。

まずはチェーンにオイルを注油します。
シフターはインナー・トップの位置になってるか確認します。
次にリヤホイールがフレームにしっかりと収まってるかチェックします。
これを怠ると元の木阿弥に
なりました。
今日はやっぱり変です。


インナーケーブルはF・Rディレイラーともつながってません。
この状態でまずはFディレイラーの状態を見ます。
インナーギヤにチェーンが掛かってて、Fディレイラーのインナープレートとアウタープレートがチェーンに接触していないことを確認します。


Rディレイラーのガイドプーリーがトップギヤの外側と一直線上にくるようストロークアジャストスクリューの「H」を回して調節します。
ガイドプーリーがトップギヤよりも外側にきてますね。
スクリューを締め込みます。


真っ直ぐになりました。


ここでダウンチューブのケーブルアジャストスクリューをいっぱいに締め込んだ状態から3回転ほど緩めておきます。
これは適当で大丈夫。


Rディレイラーのケーブルアジャストスクリューはいっぱいに軽く締め込んだ状態でOK。


その状態でインナーケーブルをRディレイラーに接続します。
インナーケーブルの固定はロックボルトを緩めると溝が見えますのでその溝にインナーケーブルを落としてケーブルがキチッと張った状態で固定します。



シフトをカチっと1速ダウンシフトしてクランクを回し、変速するまでRディレイラーのケーブルアジャストボルトを緩めます。


変速しました。


次にクランクを回しながらシフターをローギヤに変速します。
ギヤ数を数えながらシフトします。
もしシフターがローギヤを選択したいのにそれ以上Rディレイラーがローギヤ側に動かなくなったならストロークアジャストスクリューの「L」を緩め、シフターをローギヤに変速した後、ガイドプーリーがローギヤの真下にくるよう調節します。
ここで大事なのがFディレイラーのインナープレートにチェーンが干渉していないか確認します。
干渉している場合はストロークアジャストスクリューのフレーム側のスクリューを緩めて干渉を排除します。



ここまででRディレイラーのロー側とトップ側のリミットが設定できました。
次にFディレイラーの初期設定に入ります。
リヤスプロケットはローギヤを選択します。

クランクごと交換したせいでアウタープレートにチェーンリングの歯が掛かってます。
Fディレイラーを付け直します。
チェーンを切って外側のストロークアジャストスクリューを一杯に緩めフレーム側のストロークアジャストスクリューを締め込みFディレイラーのアウタープレートがアウターチェーンリングの真上に来るように調節します。


アウタープレートとチェーンリングの隙間は約1~3mmほどにしてチェーンリングに対して真っ直ぐにアウタープレートが走るようにFディレイラーを固定します。



ダウンチューブのケーブルアジャストスクリューを2回転ほど緩めてチェーンを掛けます。
この状態でチェーンを掛けるとセンター・ローの状態になります。


各チェーンリングにおけるチェーンとディレイラープレートの調節を行います。

フレーム側のストロークアジャストスクリューをクランクを回しながら緩めてインナー・ローの状態にします。


フレーム側のストロークアジャストスクリューを再度締め込みインナープレートとチェーンの隙間が0~0.5mmになるよう調節します。


インナーケーブルをBB下のガイドに通してFディレイラーに接続します。




シフターを操作してアウター・トップに変速します。
アウタープレートとチェーンの隙間が0~0.5mmになるように外側のストロークアジャストスクリューを締め込んで調節します。
この時にアウタープレートがチェーンに接触してしまったら一旦アジャストスクリューを緩めてシフターをトップ側にグイッと動かして再度アジャストスクリューを締め込んで調節します。


次がちょっと難しいです。
センターギヤでのプレート調整ですが手順を間違わないでください。
ミソはシフターの動かし方です。

まずはRスプロケットをローにします。


シフターをインナー方向に1ストロークだけで一杯まで変速動作します。
パンパンと2回音がしてセンターギヤにチェーンがかかっていればOKです。
これはシフターにトリム操作が組み込まれているため、2回作動音がするのです。

この状態でインナープレートとチェーンの隙間をケーブルアジャストスクリューで調節します。
これでプレートの調整は終了。



次はトリムの調整をします。
トリム操作とは幅を取っているリアスプロケットをチェーンが移動して変速する際、両端のスプロケットでどうしてもFディレイラーのプレートにチェーンが干渉し異音を発生させてしまうのを僅かにプレートを移動させる事によって回避する動作のことです。

まずはアウター・トップに変速します。
Fシフターをインナー側に軽く変速動作をするとパンと1回だけ音がします。
この時に僅かにFディレイラーが動きますがもしセンターギヤにチェーンが移動するならば外側のストロークアジャストスクリューを1/8回転だけ緩めます。

これでFディレイラーの調整は終了です。

Rディレイラーのガイドプーリーとスプロケット間距離をBテンションボルトを操作して調節します。
これがBテンションボルト。


インナー・ローでクランクを逆回転させます。
チェーンが詰まったりRディレイラーがカクカク動くならばBテンションボルトを締め込みます。

Bテンションボルトを締め込む前です。
スプロケットとガイドプーリーの間が狭すぎてチェーンを互いに挟みRディレイラーがカクカクと動いています。


Bテンションボルトを目一杯締め込んだ状態です。
先ほどに比べ少しだけしか隙間は開きません。


これだとチェーンが伸びた時のインナーローでチェーン詰まりや先ほどのRディレイラーの振動が起きてしまいますのでチェーンを2コマ詰めます。
ミッシングリンクを使いたいので2コマなんですね。



チェーンを詰めた後Bテンションボルトを締め込む前。
やはり間隔がありませんね。


Bテンションボルトを3/5ほど締め込んだ状態です。
スプロケットとガイドプーリーに挟まったチェーンの角度が急になっています。
それだけガイドプーリーがスプロケットから離れたって事です。
逆回転でチェーンが詰まったりしないか確認します。


次はトップ側で同じようにスプロケットとガイドプーリーの隙間を調節します。
チェーン詰まりが起きなければOKです。


いよいよ最後。
クランクを回しながらアウター・トップに変速してからセンター・トップに変速します。
そしてトップから1速ロー側のギヤに変速します。
ここからRシフターを次のロー側のギヤに変速動作をし終わる遊び分でチェーンが切り変わろうとする音がするならばOKです。
しないならケーブルアジャストボルトを少し緩めます。
また、ギヤが変わってしまう場合はケーブルアジャストボルトを少し締め込みます。

あとは余ったケーブルをカットしてエンドキャップを付けて完成です。




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