ベースエッジシャープニングが終了しましたのでサイドエッジをシャープニングします。
新品で購入したボードで滑っているとそのうちにエッジグリップが弱くなりズレやすくなるのですが、そんなときはこの記事で紹介するサイドエッジシャープニングを行うとエッジグリップが復活します。
一般には専用のサイドエッジシャープナーを使うと良いでしょう。
が、物によっては非常に使いにくいものがあります。
特に角度調節機能が付いていてその角度調整後の保持機構がしっかりとしていないものや、ポケットシャープナーはコンパクトな分作業がしにくいので注意が必要です。
私は昔ながらのアングルを使っています。
まずはボードをしっかりと固定します。
これが最も大事。
エッジの際にあるボーダーをカットします。
専用のボーダーカッターもありますが波目ファイルの角でも削ることができます。
デッキのキズに注意です。
アングルにファイルをセットし切削していきます。
さっきのボーダーを削る作業はこの作業時にファイルの移動抵抗低減と目詰まり防止のためです。
サイドエッジは雪面や異物、当てなどによって変形度合いが大きいため、また焼きはベースエッジ部分に多いのですがサイドエッジ側にはほぼありませんので波目ファイルでザッと荒削りしてしまいます。
時々爪の薄皮を使ってエッジのシャープさを判断しながら作業します。
軽く爪を擦ってエッジで削げたならOKです。
ベースエッジと同じようにファイルを小さくして仕上げています。
さらに小さい目の細かいファイルで。
写真
両サイドのエッジがついたらダリングして終了です。
ストーンで接雪点よりトップまたはテールの不要なエッジは丸めます。
または接雪点付近のエッジは引っかかりなどのないようほんのちょっとだけ甘くします。
本来は滑りながら行うと良いです。
ワクシングして終了です。
先ほど仕上がった板をオーナーに届けてきました。
キレイになったソールに喜んでいただけました。
来年のシーズンが待ち遠しいですね。
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