つれつれたれたれ

日常のことなどのんびり書いていきます。

ベンジャミンのたからもの

2008-03-20 | 読書


今日は、『ベンジャミンのたからもの』を。
うさぎの冒険物語です。


ある夏の日、釣りに出かけたベンジャミン・ピンク。
嵐に巻きこまれ、無人島に辿り着きます。
おまけにボートはバラバラに!
無人島で暮らすなら「うちを つくらなくちゃ」
と穴を掘ったら宝箱を発見し・・・。


ベンジャミンはとっても前向き。
落ち込んだりしません。
宝物を見つけたベンジャミンがまず考えたのは、奥さんのエミリーのこと。
「すごい すごい。これだけあれば、エミリーに 
なんでも すきなものを かってやれるぞ」

そんな場合か、ベンジャミン

冒険モノのせいか、ベンジャミンは元気者でマッチョ気味。
楽天的なお調子者。
次から次に起こる冒険は映画を見ているようです
ベンジャミンの冒険にドキドキワクワク。
ベンジャミンの最後の台詞にヤラレました
作者のガース・ウィイアムスはニューヨーク生まれとか。
妙に納得してしまいました。
『しろいうさぎとくろいうさぎ』の続編としても読めるので、
こちらもぜひ読んでください。

三つの金の鍵―魔法のプラハ―

2008-03-20 | 読書

『三つの金の鍵―魔法のプラハ―』

今日は三つの金の鍵―魔法のプラハ― 』を。
プラハ生まれでニューヨーク在住の作者が、幼い娘の為に書いた作品です。


気球に乗ったぼくは、嵐に巻き込まれて尖塔の立ち並ぶ大きな町に降り立った。
現れたのは、昔飼っていたぼくの猫。
黒猫に導かれるままに誰もいないプラハの街をさまようぼく。
三つの伝説を読み解き、三つの金の鍵を手に入れたぼくは・・・。


プラハといえば、魔法と幻想と伝説の「百塔の街」。
神聖ローマ帝国の首都、錬金術と占星術と芸術の都。
プラハの奇怪な伝説が、奇怪な絵で描き表わされていきます。
大きな猫をかたどり、目に見えない幻獣が跋扈するプラハの街。
一つ一つ小さな遊びを発見していくのも楽しい。
夢の都「黄金のプラハ」の闇と幻想を味わいたい方はぜひ読んでください。
癖のある絵なので、苦手に思う方がいるかもしれません。