『ミロとまほうのいし』
本日は
『ミロとまほうのいし』
を。
この本は、《幸せな終わり
》と《悲しい終わり
》の
二つのお話が収められています。
ひとつのお話が途中で二つに分かれる不思議な絵本です。
同じ作者の『にじいろのさかな』は鱗が光っていました。
この本では石が金色に光っています。
海の真ん中にある島には、ミロと仲間のネズミ達が住んでいました。
みんなこの島が大好き。
そんなある日、ミロは明るく輝く不思議な石を見つけます。
金色に輝くほんわか温かい石に皆興味津々。
「何か島のものをとったら、お前達はお返しをしなければならん」
賢い年寄りの言葉の後、上半分が《幸せな終わり》
下半分が《悲しい終わり》に分かれます。
どちらもお話も考えさせられる内容で、大人の方が楽しめそうです。
ちょっとした事で大きく変わってしまう結末に、深く考えさせられます。
どちらから読むか、考えるのも楽しい絵本です。
