魂魄の狐神

天道の真髄は如何に?

【魂魄の宰相 第三巻】 其の3

2017-04-06 20:46:13 | 魂魄の宰相の連載
※ 以下、校正は為して無いので誤字脱字、文章に誤りを見付けたら是非ご一報を。 魂 魄 の 宰 相  第三巻 四、諸家を兼ねる 王安石が全経を獲得する為に儒学の良し悪しを判定し無いようにしたことには理由があって、これに儒家以外の各家の持っている更に寛容な態度を用い、主導的な立場として各家の学説を自分の理想の為に意識的に吸収して使った。  王安石の異なる学に対する態度は一貫して比較的沈着で公平なも . . . 本文を読む

【魂魄の宰相 第三巻】 其の2

2017-04-06 16:36:31 | 魂魄の宰相の連載
二、命と言うこと 王安石は、『先王の道』の本質は性命のことと思っている。彼の《虔州学記》中には 「道徳的な者には先王の言う所謂命について理解させた」と書かれている。王安石が性命道とを以って『先王の道』としたのが始まりで、その当時と後世に影深く浸透されている。南宋の晁公武《郡斎読書志》の巻二の《王氏染説》の十巻の蔡卞の項を引用(原作蔡京、現代人の陳植鍔《北宋文化史述論》に拠る改訂版)《王安 . . . 本文を読む

【魂魄の宰相 第三巻】 其の1

2017-04-06 08:23:31 | 魂魄の宰相の連載
魂 魄 の 宰 相 第三巻前書き 現代は、世界中のどの国家も、その国民の大部分が譬え狂信する宗教があろうと、その宗教の教義を尊重して国家を運営していくことは殆ど不可能となっている。国民の生活をより豊かなものにするにせよ、外国との紛争を深刻な解決手段に頼ること無く解決するにせよ、地球規模での国際社会との協力関係を構築しておかなければならず、そのことは今日では近代国家成立の必至の条件であろう。随って、 . . . 本文を読む