似ているからこそ・・・『うたかたの恋』

本日はリンクスの新刊で

火崎勇さん『うたかたの恋』
　両親を亡くした為に離れて育った双子の弟をまた事故で亡くした
　受様。しかも弟の同僚は事務所の唯一のデザイナーが弟の死を知
　ったら立ち直れないからと身代わりをして欲しいと言い出して?!

今回はイラストレーター兼デザイン事務所所長と
急逝した双子の弟の身代りを引受けるディレクターのお話。

雑誌掲載の身代わりから自分自身として受入れられるまでと
書下ろしでまとまってから同居するまでの後日談を収録。

受様はデザイン事務所で
編集担当のディレクターをしています。

受様は双子の弟がいますが、
両親の事故死で親戚に別々に引取られた為、
近況報告する位の付き合いしかしていません。

そんな二人が再び顔を合わせたのは病院の一室。
事故の知らせで駆け付けた時には既に遅く…。

離れていた日々をどうやって過ごしていたのか、
幸せだったのかすら知る術すらなく悲しむ受様に
弟の同僚は信じられない頼み事をします。

しばらくの間、
弟のフリをして事務所の社長と暮らして欲しい。

その社長は弟の恋人らしく、
その彼が今回の攻様になります

受様の弟はデザイナーとしての攻様を尊敬し、
事故で妻子を亡くして廃人同然になっていた攻様を
献身的に世話をして社会復帰させていた為、
彼の死を知ればまた同じ轍を踏むのではと
その同僚は危惧している様なのです。

いくら似ていても離れて暮らしていた自分が
弟になりきるなんて無理があるという受様に
同僚は必死な様子で頼み込みます。

離れていた兄弟が
どういう生活をしていたか知りたいでしょう?

偶然では有りますが望みを言い当てられた受様は
弟のふりをして攻様との暮しを引受けますが

もう一人の自分ともいえる弟の人生を垣間見る事で
自分に足りなかったモノを自覚させられ、
それを与えてくれる攻様に惹かれていく受様。

弟だからこそ向けられるモノだと判っていながら
攻様に惹かれていく受様の切ない思いと
受様の知らない弟の思いを知っていた攻様が
受様対して抱いていた思い。

お互いが知らないフリをしているが故に
なかなか解けない誤解がいつ解けるのか、
いつ受様が弟じゃないとばれるのか、
そしていつ攻様は受様が別人だと判るのかと
ハラハラな展開がとっても面白かったです

表題作は雑誌掲載作なのですが
書下ろしの続編では受様の葛藤が更に増していて
結構グルグルでしたが
攻様は受様が思っているより本能な人でしたので
今後はわりとベタベタなカプになりそうです

全プレペーパーを申し込み♪

本日は全プレを申し込み

drap Ｔｉｍｅｓ『愛に喰われろ！』

先週買ったコミックスの全プレになります。
藤谷さんの本の時にすっかり忘れたので、
応募台紙も昨日コピって貼って本日の昼に郵便局へ

新刊本も良い感じで読破中
明日も頑張ろう