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真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

日々のちょっとした楽しみに・てんてんの書籍買物&萌review♪
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変なトコで鈍い攻様です『神子を娶る蛇~神獣異聞~』

2009-11-01 | 読了本review
本日はリンクスロマンスで

和泉桂さん『神子を娶る蛇~神獣異聞~』
 神獣玄武の加護が有るはずなのに貧しい国。幼い頃に捨てられた過去
 を持つ受様は、自分を拾ってくれた義兄を一途に思っていた。しかし
 神獣の花嫁に選ばれてしまう!!花嫁は一年も生きられない?!

神獣異聞シリーズ3作目。

今回は邑の祀る廟の番人で捨て子の受様を拾った義兄と
義弟で神獣「玄武」の花嫁に選ばれた神子の二人が
出会ってまとまる過程で攻様が王様に選ばれて
ハッピーエンドになります

うーん、
シリーズの主軸は王様誕生のほうだと思うのですが
攻様的には神獣に認められた事は
受様を手に入れる為の手段でしかなかった感じな
受様に激ラブな攻様のお話でした

舞台は玄武の守護する琴。
しかしなぜか近年の琴は
痩せて無残に荒れ果て多くの民は飢えに苦しんでいます。

二人の出会いは攻様5才の秋。
攻様は冬用の薪拾いの途中で
泣きじゃくる赤子を見つけ、家に連れ帰ります。
その赤子こそ、今回の受様です。

受様は物心がついた時から
義兄の攻様が大好きでしたが、
攻様には結婚話が有り、密かに思うだけでした

そんな関係が変化するのはある年の春の事。

その年は
近隣の邑の神子から神獣の花嫁を選びが行われ、
花嫁自身の名誉の他に
邑にも報償の食料が支給される為、
受様は邑の為にも花嫁になりたいと願い、
不思議な蛇により今年の花嫁に選ばれます。

喜ぶ受様でしたが、
花嫁が実際は何をするのかは知らされません。

しかし攻様は
都から来た護衛兵から神獣は花嫁を貪り、
花嫁は一年ともたずに儚くなると知り、
二人は邑を逃げ出しますが、
結局は追手に捕まってしまいます

攻様は琴を追放されてしまいますが、
花嫁として去っていく受様を見送る胸には、
受様への狂おしい程の恋慕の情が湧き起こります。

誰よりも大切だからこそ諦めない
はたして攻様は受様を取り戻す事が出来るのか

この後、攻様は他国の王の助力を得て
神獣に認められて王になりますが、
受様は偽の神獣に仕える事で散々な凌辱を受けてます為
二人がまとまるまでには一波乱も二波乱も有って
最後まで楽しく読むことが出来ました

攻様が結構恋愛ごとに鈍いので
受様への気持ちを自覚する事もですが、
プロポーズするまでも遠い
まぁ最後は丸く収まるので
読者的にはそのハラハラも良いのですけどね

受様の仕えた偽神獣は
神子の胎に卵を産みつけて繁殖する蛟なので
ぬらぬら触手の凌辱シーンがイラストともども
結構エロかったです
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強引なところも彼の魅力?!『愛に喰われろ!』

2009-11-01 | 読了本review
本日はドラの新刊

高沢たえこさん『愛に喰われろ!』
 サラリーマンの主人公は彼女に振られた日に行きつけの喫茶店の
 マスターに突然、強烈なディープキスをされてしまう!!しかも
 熱烈なキス!!以来身も心も翻弄されてしまうのです…

久しぶりの高沢さんの新刊、
丸ごと新キャラでっていうのも久しぶり。
高沢さんらしいラブカプで面白かった

今回は受様好みのコーヒーを出す喫茶店のマスターと
コーヒーが大好きなごく普通の会社員の出会いから
バイトのちゃちゃ&ちょっかい経由で
めでたくまとまるまで

受様は結構モテモテでごくノーマルなリーマン君。

対して攻様は受様の通う喫茶店マスターでゲイ。
無精ひげであまりワイルドな男前ですが、
客商売なのにあまり愛想が良くはありません。

ココを紹介した受様の彼女は
マスターの顔で通ったようですが、
出てくるコーヒーやケーキがもろに受様好み。
受様は彼のコーヒー目当てで通うようになります。

そんなある夜、
受様は件の彼女に振られてしまい落込む受様。
攻様は慰めるという名目で
受様に舌まで入ったディープなキスしかけます

あわや腰に来るという一歩手前で
なんとか攻様を引き離して逃げた受様ですが、
帰宅途中の路地裏でイタしているホモカップルに遭遇

カルチャーショクでフラフラしつつも
なんとか帰宅した受様ですが
垣間見た二人のラブい世界が頭から離れず、
その夜、マスターに押し倒される夢を見てしまいます

夢なので受様がタチで、
マスターに入れちゃってますけど

悶々する受様が思いきって行った攻様の店にて…
振られて落ち込んでいるかと思っていた攻様に
お前にキスされたからじゃーと詰め寄る受様。

攻様はニヤニヤ笑いを止められません。
再びベロチャーされた上、
手コキまでされて呆然とする受様に
攻様が放った台詞は『マジで喰っちまうぞ』

俺が喰われる方なの

こんな二人の恋の行方とは?

この後、喫茶店のバイト君が登場。
盛り上がって今まさにって感じで現れたり、
受様を半裸に剥いてお味見されたりと
二人の間を散々かき回してくれるのも楽しかった

攻様は元々バリバリのゲイなので
身体の相性ばっちりだった受様には
追々いろいろやりたい模様。

甘やかしたがりな攻様に照れながらも
そんな攻様も好きだなと思う二人には
もう『ご馳走様』以外の言葉は有りません
早くも次作が楽しみです
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