そして今夜はネバダへとって返してヒラリー候補の遊説先へ。
田舎の小さな小学校に支持者達が詰めかけた。
民主党だけに、ネイティブ・アメリカンや黒人、マイノリティーが目立つ。
「金持ちからもっと金を取って教育に力を入れるわ。」
力強いヒラリー氏の演説は「おいおい、そんなに左っぽいこと言って大丈夫かい?」と心配になるくらいストレートだ。
ブッシュ政権の評判が良くない事から、次は民主党が勝つだろうと言うもっぱらのウワサ話に、僕はしたり顔で「いやー、ヒラリーかオバマだろう?女や黒人に大統領をやらせるほど、アメリカはまだ進歩しちゃいないよ。ひょっとしたらこれもまた共和党を勝たせるために仕組まれてるのかもよ。」などと言ったりしていた。実際そう思っていたんだけど、
「どうして、素直に“ヒラリーがんばれ”って言えないんだろう。」
と恥じ入りながら思い直す。「正しいことをやってくれ。」と。