ヒラリー陣営のためにボランティアで働くJさんのお宅へおじゃました。
「リベラルというのは悪い事ではないわ。私にとっては税金が安くなることより人権のことのほうが大切。共和党はお金のことばかり。」
「理解できないのは、私たちが自由の女神にきざまれている精神、
“Give me your tired, your poor, Your huddled masses yearning to breathe free・・・”
(我にゆだねよ、汝の疲れたる 貧しい人びとを、自由の空気を吸わんものと身をすり寄せ 汝の岸辺に押し寄せる、うちひしがれた群集を・・・)
を、もはや信じていないように思えること。」
彼女の言うリベラルとはいわゆるニュー・リベラリズム、
貧富の差における経済的隷属や個人の社会的自由を侵害する偏見や差別などを防ぐためには、政府や地域社会による積極的な介入も必要であるという考え。いわゆる“大きな政府”。
これに対して、共和党の言う自由とは各人が市場において自由競争を行えば、その意図せざる結果(見えざる手)として、公正で安定した社会が成立するという考え方。民営化の方向。役所や公共機関でダラダラとエラそうに働いている(働いていない)役人のバカバカしさなどにつきあわされたりすると、この考えに激しく共感したりする。
ま、何にしても行き過ぎはよろしくないようで。
どちらにも共感する事がたくさんあるのに、どうして共和党と民主党が敵でなければならないのか? なぜ手を取り合ってより良くしようとするより、頭から憎み合うんだろう・・・。
そう言えばニューヨークで韓国人のドライバーに、「ところで、なんで韓国人は北朝鮮が嫌いなの?」って聞いたことがあった。「へっ、なんで南が北を嫌いかって?」と笑われて終わった。でも会った事も無いのに・・・。
日本人も中国人も。
ま、言うは横山・・・。