ニューヨーカーのオアシス、コニーアイランドの遊園地が、今夏を最後に売られ、再開発の手が入ることになった。
地下鉄で来れるアメリカの花屋敷は、絶叫マシンこそ無いけれど、安上がりで、ひっそりとつつましい移民親子の心安らぐいこいの場だった。
世界一怖いジェット・コースター(ボロいから)サイクロンと、観覧車ワンダーホイールの二つだけを残して、長い長い間人々に愛されたノスタルジックでアンティークな遊園地が消える。
バンパーカー、コーヒーカップ、メリーゴーランド、射的に輪投げ。見世物小屋のへび女、剣を飲む人、毛むくじゃら男たちはウッディ・アレンの映画と共に歴史の中に去って行く。
2011年に完成予定の新しい遊園地には運河が掘られ、高級ホテルとマンションにナイキタウン、21の新しい乗り物と新しいジェットコースター・・、ラスベガスみたいになるらしい。時の流れでしょうかね。
ウチから三十分位、電車一本で行けるから、今年の夏は時間が許す限り通ってみようかな。