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空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

九州大学・研究室火災事件(メモの4)雑録

2018-09-17 15:48:14 | Weblog
 引越しのときに「ああ,恐らくもうこの先一生,この資料を手に取ることはないんだろうなあ」と泣きながら本とコピーの山を段ボールに詰め込んだ経験に裏打ちされたような言葉である(自分語り):





 辛い。



 厳しいようだが,文学部出身としては「いやその,法学部なんだから,カネになりそうな資格のひとつふたつはさあ」とは思う。実際,法学部の先輩で,学者を目指していたようだが結局司法関係の職に就いたというのを見たし。



 せやから最近は:「まあ能力の差が露出する話だなとか(2018-09-14)」というような,”幅広い進路”を視野に入れた講義を聞かすわけである。

関連:「九州大学・研究室火災事件(メモの3)(2018-09-16)」

関連:「九州大学・研究室火災事件(メモの2)(2018-09-08)」

関連:「九州大学・研究室火災事件(2018-09-08)」

 以上、2018-09-17 11:13:26
 追加



「自分は就職できなかった」「救済もなかった」=「自分のやってきたことに(金銭的な)市場価値はないし,(学術)市場における価値もない」=「自分が収集してきた情報の構成は”子をなす”ことのないものである」=「…さ,消えようか。この世から。すまんな,何かになりえたかもしらんが,もう何にもならん,なんともならんらしいんだわ」で無理心中。

 無理心中で我が子を焼き殺したり溺死させたりする親の気持ちと通じるところがあるのではないかなーと思う。

 なんか「これはヴィヴィッドな例だ,問題が集約されているっぽい。なんとかなあ…」とつぶやき始めた人たちに対して求職中の若いのが「強者の論理すごいな,分らないなら黙ってればいいのに」という旨つぶやいて変な延焼をしていたり:





 …てなもんで,こっちだって無職期間長かったんだし,若者にそんなに辛い思いを味わわせたくないし,できれば助けたいし,なにかがどうにかなるなら何とかしたいし,何とかするための知恵は欲しいというなか「職があって強いひとはイイっすね,黙っててくれねえ?」とか言われると,「助けたい奴から死んでいくみたいだね」とか階級的な怒りを叩きつけたい気持ちになったりはする。



 本人の移転用意が全く進んでいなかったらしいことと,キャンパス全体の移転予定という大きな歯車が着実に動いていたこととの齟齬,とでも描いてみよう。中高生が長期休み終わり頃とかに死にがちなこととちょっと類似する。



 諸先生方には,ほかの分野のことまで目を向ける余裕はなかなかなさそうなのである…。

 …某学会でも発表者の用意が足りないとか何とか,そのレベルで。
 …私が中堅どころの岩盤になっているっぽいレベルで。

 …また発表だよ…。まあネタはむっちゃあるし,できるから別にかまわんが,学会の方向性によって多少,発表の方向性やネタを考えないといけないので,えらく器用さを求められるのではある。



 本当にその通りである。さあ宝くじを買いにいこう。億あてて,学校に寄付して寄付講座で若手を雇うんだ。

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