トロロッソ初テスト!レッドブルが琢磨に翼を授ける?

2008-09-19 23:29:45 | Formula One
F1はヘレスで合同テストが行われています。
注目はトロロッソからテストに参加した佐藤琢磨です。

今シーズンのスペインGP以来のF1走行となりましたが、琢磨はセッティングや空力テストを行い、午前だけで49周走行したそうで、1'19.574秒のタイムを記録し全体の6番手だったそうです。
午後は雨となり予定より早くテストが切り上げられましたが、前日のセバスチャン・ブエミのタイムと比べ0.635秒短縮してみせたそうです。ブエミは88周したそうですよ。

佐藤琢磨のコメントです。「先週、ファエンツァにシート合わせに行ったのが、このチームとの最初の仕事だった。イタリアのメカニックやエンジニアの情熱を感じた。素晴らしかったよ。最初からいいフィーリングを感じることができた。
今日の午前中は、チームが開発しているパッケージのエアロデータを収集する作業から始めた。その後、セッティングを変更して何度か計測ラップを記録し、マシンがどういった反応をするのか学習した。とても興味深かった。エンジニアたちとの作業プロセスをとても楽しむことができた。午後には雨が降ったために走行できず、すごく残念だった。
多少カートで走る以外は、この4カ月半ほど、シングルシーターで走る機会がなかった。いつでもF1に戻れるように、トレーニングはもちろんずっと続けていたけれど、一番いいトレーニングは、マシンに実際に乗ることだ。それでも何も問題はなかったし、マシンは速く、すぐにとても快適に感じることができ、楽しめた。
今回の素晴らしい機会を与えてくれたレッドブルとチームには心からお礼を言いたい」とのことです。とりあえず久々のF1テストおめでとう。結果は琢磨が頑張った分、付いてくるでしょう!

トロロッソの共同チームオーナーであるフランツ・トストは、来シーズンのレースドライバーとしてセバスチャン・ブエミが最有力候補であるとコメントしています。そして経験豊富なドライバーが必要だと…
フランツ・トストのコメントです。「セバスチャンは素晴らしい仕事をしてくれたよ。我々は多忙なテストのために準備を整え、彼はその期待に応えてくれた。素晴らしいタイムを記録し、懸命な作業で献身的な態度を見せてくれた。彼はエンジニアとともに上手くやってくれたし、いいフィードバックをくれたよ。
今週のことを踏まえた上で、セバスチャンのサポートをしてくれる経験豊富なドライバーを探さなければならないが、セバスチャンを2009年のラインナップに加えることのリスクを避けることができると信じている。彼は豊かな才能を持っており、またレッドブルファミリーの一員だからね」とのことです。
ブエミの起用は確実のようです。あとはブエミをサポートしてくれるドライバーが必要と…
レッドブルのチームオーナーであるディートリッヒ・マテシッツのお気に入りですからね。

もう一人の共同オーナーであるゲルハルト・ベルガーは、来シーズンのドライバーについて、決定するのは今年の11月か12月以降になるとコメントしています。
ゲルハルト・ベルガーのコメントです。「今回走った琢磨とブエミは、11月のテストでも乗ることになるだろう。
それと今後はニック・ハイドフェルド、ルーベンス・バリチェロ、ネルソン・ピケJr.らを、テストに起用する可能性もある」とのことです。
今シーズン限りでレースドライバーのシートを失う可能性があるドライバーにも目を付けているとのことですね。
と言うことは、まだシーズン中のこの時期だから、どことも契約していない琢磨が呼ばれたと言うことか?
また呼んでくれるとのことで頑張ってほしいです。それに今回テストに参加したことで、評価した他のチームからテストの誘いがあるかも知れませんね。
琢磨のバイザーにはレッドブルのキャッチフレーズである「GIVES YOU WINGS」のステッカーが貼られていました。レッドブル、琢磨に翼を授ける~


しかし今回のヘレステストには3人の日本人が参加したのですね。トヨタの小林可夢偉とウィリアムズの中嶋一貴が参加していましたが、日本人3人が下位3名とは…頑張れ日本人!