ベルギーGPはレース外で波乱の展開。優勝はマッサかハミルトンか?

2008-09-08 23:04:25 | Formula One
第13戦ベルギーGPの決勝は、マクラーレンのルイス・ハミルトンが優勝。2位はフェラーリのフェリペ・マッサ、3位はBMWザウバーのニック・ハイドフェルドでした。
それ以下の決勝順位は、4位アロンソ、5位ベッテル、6位クビサ、7位ブルデー、8位グロック、9位ウェーバー、10位コバライネン、11位クルサード、12位ロズベルグ、13位スーティル、14位 中嶋、15位バトン、16位トゥルーリ、17位フィジケラ、18位ライコネンでした。

が!ベルギーGPのスチュワードはレース後、ルイス・ハミルトンとキミ・ライコネンのレース終盤でのバトルの際に、ハミルトンがシケインをカットしライコネンの前に出たとして、ハミルトンのレース結果にドライビングスルーペナルティに相当する25秒を加算するペナルティを科しました。
これにより、優勝は2位でフィニッシュしたフェリペ・マッサ、2位はニック・ハイドフェルド、3位にルイス・ハミルトンとなりました。
マクラーレンはこのペナルティを不服として控訴し。これによりベルギーGPの結果は国際控訴裁判所の審判を待って決定することになります。
今の順位(ポイント)は暫定と言う状態です。
フェラーリ側はマクラーレンに対して、一切抗議を行なわないとのことです。

そのハミルトンとのバトルがあったライコネンは、スタートでマッサの後ろの2位となり、2周目にはマッサとトップを行くハミルトンを抜きトップに立ちました。
残り6周となったところで、再び雨が降り始め、2位のハミルトンとトップのライコネンの差が縮まりそのあとが凄い展開に…
ラスト3周のバスストップシケインでハミルトンがオーバーラン。その翌周に上記の問題が…ハミルトンが差を詰めバスストップシケインでライコネンのインへ入りシケインをショートカットしライコネンの前へ。ペナルティを恐れたハミルトンは一旦ライコネンの後ろに下がり、次の1コーナーでハミルトンが前に出てトップが再び入れ替わりました。
さらに雨脚は強まり、トップのハミルトンがスピン。ライコネンは前に出るが今度はライコネンがスピン。ライコネンは最終コーナー手前でまたしてもスピンし、ウォールにクラッシュしリタイヤとなりました。

ライコネンは、周囲のうるさい噂を吹き飛ばすチャンスだったのにね。
これによりライコネンはタイトル争いから脱落と言っていいでしょう。しかし、マッサのサポート訳にはなってもらいたくないです。マッサが嫌いなわけではありませんが、そんな姿のライコネンは見たくありません。
最終戦までガンガン行ってほしいです。昨年のようなことがあるかも知れませんからね。
本人も「2戦連続でノーポイントとなってしまい、当然タイトル争いの状況がどうなったかは明白だけれど、僕はそんなに簡単に諦めたりはしない」とコメントしています。
ライコネンを応援しにスパへ行った友人にとっては、非常に残念な結果となってしまいました…楽しめたかな?帰ってきたらコメントしてね。

それと、8位入賞したティモ・グロックにもペナルティが科せられました。
ライコネンの事故によりイエローフラッグが出されていた際にマーク・ウェバーを追い越したとして、グロックのレースタイムに25秒を加算するペナルティが科せられました。
これにより、グロックはポイント圏外となり、ウェバーが8位に繰り上がりました。