近未来のFニッポンは楽しそうですよ!

2007-08-30 23:02:19 | Formula Nippon
フォーミュラ・ニッポンのレース統括団体であるJRPが、2009年~2011年の基本方針の中期計画報告を行いました。
AUTO SPORT WEBに載っている内容をそのまま投稿すると。

『新シャシー、新エンジンを発表! 2009年からは日本独自がテーマ』
JPRが打ち出した基本方針は大きく6つに分けられ、ハード・ソフトの両面から日本独自のカテゴリーとしてフォーミュラ・ニッポンの地位を確立、アジア・パシフィック地域を代表するレースへと導いていくこととなった。
 まずは、海外からのエントラントやメーカーの参加を促し、「世界から目標とされるシリーズ」を構築。「大会数は最大で国内10戦と海外1戦」を予定し、現在は中国やオーストラリアの側からも開催の声があるようだ。それに伴い、「市街地やオーバルなどの新規レースの開拓」を行っていき、「ファンサービスを含めた満足度の高いレースを提供」していく。さらには、今後を見据え、「環境に配慮したハイブリッドや水素、バイオエタノールなどのエンジンを研究」していくという。

そして最も注目されるのが、「新シャシーと新エンジンの導入」だろう。シャシーについては写真のデザインコンセプトが現段階で採用され、日本独自を打ち出す基本方針と重ねて斬新なデザインを重視。フォーミュラ・アトランティック等を手掛けるアメリカのスイフト製シャシーを採用することとなり、F1並の安全性と耐久性も確保される。また、サイドからも分かるようにマシンは平らな曲線を描き、よりボディ下面でのダウンフォースを発生。発表では現行、時速240km/hで740kgのダウンフォースが新シャシーでは1トンを越えると説明された。それに伴ってサイズも一回りアップ、F1と同様のパドルシフト、カーボンブレーキも採用となっている。

エンジンも世界標準レベルの600馬力の出力を目標にし、3.4リッター・V型8気筒で最低重量は120kg、今季同様に1基のエンジンで3レースをカバーすることを条件としている。なお、基本方針で打ち出した環境配慮から、キャタライザも装着される。

これらは、今年の11月に車両の最終デザインが発表され、来年の2月初旬に新エンジンの開発テスト走行が現行シャシーでスタート。同月中旬に車両中間検証、5月の車両最終検証を経て6月に新型車両の発表会と走行テストが行われる。そして8月上旬にデリバリーがスタート、12月上旬には納入が完了される予定で、明けて2009年2月、開幕へ向けチームによる合同テストが始まる運びとなっている。

冒頭で挨拶に立った中嶋悟代表も「この早い段階で発表を行えたことはうれしい。今までにはなく、ファンの皆様に楽しんで頂けることを中心に考えた。これからも色んな事を考えて2009年から新たにスタートしていきたい」と高まる期待をこめて語った。

とのことです。600馬力ですか!市街地コースやオーバルコースですか!!楽しみですね。「世界から目標とされるシリーズ」と言うのが気に入りました。
マシンのデザインコンセプトを見る限り、今はカッコイイとは思えませんが、将来のフォーミュラ・カーはこんな感じになるのでしょうね。
フォーミュラ・ニッポンのオフィシャルサイトでマシンが見れますよ。
2009~2011 JRP中期計画報告会開催