2009年から日本の2大レースが変わる?

2007-08-17 20:26:56 | Formula Nippon
JAFはオフィシャルサイトに掲載したJAFモータースポーツニュースで、JAF国内競技車両規則の制定を発表しました。この中で2009年のJAF-F3000車両、JAF-GT500車両に関する規定について骨子を発表しました。
詳しく知りたい方は「JAFオフィシャルサイト-モータースポーツ-」をご覧下さい。

2009年JAF-F3000車両規定 骨子 [方針]
1.JAF-F3000車両であることが一目でわかるような先進性と変化を想起させる独自性のある車両デザインとする。アジアを代表するフォーミュラを目指す。
2.環境に配慮し、キャタライザーを装着する。また、排気音量に関しては現状を上限としつつ、より魅力ある音を追求する。
3.現在のフォーミュラカーは空力学的特性から前走車の影響を大きく受け、追い越しが困難な状況にあることから、追い越し機会の増大が図れる車両を目指す。具体的には、前後のウイングの枚数および角度規制を行って後方への乱気流を減少させ、一方で減少したダウンフォースを車体下面(ステップドフロアを継続しつつ、ベンチュリー形状およびサイドスカートを採用)で補うこととする。
4.シャシーは最低3年間の使用に耐えるべく、安全性、耐久性を確保する。具体的にはクラッシュテストの条件を2006年F1規定と同等とする。また、ランニングコスト削減の観点からカーボンブレーキを導入する。

2009年JAF-GT500車両規定 骨子 [方針]
1.コストダウンと性能の均衡化を図る。
2.安全性を高めるべく、空力性能等の抑制により、旋回性能については2006 年JAF-GT 規定での旋回性能よりも下回るようにする。
3.競技専用エンジンの搭載を認める。エンジン形式および排気量を統一し、開発制限領域を設けることで過度な開発競争を抑制する。
4.改造量産車を使用して行われる競技の最高峰であることを標榜するため、量産車のアイデンティティの保持を重視しつつ、一方、基本車両の寸法に起因する有利/不利を是正するため、基本寸法の統一を図る。

気になるのはエンジンの規定です。Fニッポンのエンジン排気量が現在の3リッターから3.4リッターにアップ。スーパーGTのGT500クラスの新規定と同じサイズとなります。理論的には両シリーズのエンジン共用が可能となります。
一つのチームが両シリーズに参戦していることが多いです。インパルなどのニッサン系のチームは、Fニッポンでトヨタ・エンジンを使用しています。ニスモのロゴがマシンに付いています。
ニッサンがFニッポンへ参戦する可能性は大きいですね。国内3ワークスによるエンジン供給が実現するでしょうかね~
なによりチームにとってはコストダウンになりますね。

現在、アジア地域のトップカテゴリーはFニッポン(フォーミュラ)&スーパーGT(ツーリングカー)でしょう。きっと…
今後、GP2アジアシリーズやスポーツカーシリーズが始まり、人気(話題)がそちらに行ってしまう可能性が出てきます。
アジア地域No.1を維持する為に改善が必要でしょう!!
最近どのレースカテゴリーもエコ&コストダウン方向へ向かっています。日本のレースも時代に付いて行かなくてはなりませんね。

それとレース数を増やし、近隣国でのレースを導入して欲しいです。マレーシアの他に中国、韓国、シンガポールなど。オーストラリアやバーレーンなどまで足を伸ばしてもいいかもしれませね。
あと、Fニッポンと言うネーミングを変更してほしです。いかにも日本国内だけのレースって感じですよね~。

さあ!明日から鈴鹿サーキットでスーパーGTポッカ1000㌔ですね。
スカパーで全部見ますよ!楽しみです。ホントは暑くても良いので現地で見たいですよ。