武藤英紀、オーバルコース初優勝!

2007-08-15 15:15:36 | Indycar
IPSインディ・プロ・シリーズに参戦中の武藤英紀が、第13戦ケンタッキー1.5マイルでポール・トゥ・ウイン!
オーバルコースでの初優勝です。
今シーズンはPPが2回、優勝も2回です。
IPSでのナイトレースは史上初めてのことだったようで、歴史に残る1勝となりましたね。前回はインディアナポリスでF1の前座レースでの優勝。
武藤は記憶に残るタイプのドライバーなのかも知れませんね~。

武藤英紀のコメントです。「オーバルレースでポールポジションと優勝をいっぺんに達成できて本当にうれしいです。IPSのオーバルレースのレベルは本当に高いと思いますし、来年を見据えてもここでオーバルを勝ててすごく自信になりました。エンジニアのブレアが今回のクルマにすごく自信があったので、僕はその言葉を信じて落ち着いて走っただけです。
前日の予選は、アタックラップはすごく手応えがあったので越されることはないと思っていたのですが、でも待っている間はすごく不安でした。気持ち的には初めてポールを取った第6戦の時の方がうれしかったですが、今回はオーバルで取れたということで自分にとってすごく自信になりましたし、今後に繋がる結果になったと思います。
決勝はナイトレースでしたので、ダウンフォースが増えるという想定でドラッグを削る方向でクルマを作っていきました。スタートしてからはターン3からターン4にかけてはプッシュが強かったですが、レース中にアジャストをしたらいい状態になり、ラップタイムも上がっていきました。
スタートからトップを守れたのは良かったですが、1回目のリスタートではちょっと後ろにスペースを作りすぎてしまって、抜かれたと思いました。でも、何とか抑えることができたのは、レースの上ですごく大きかった。逆に、一度前に出られたら抜き返すのはすごく難しかったと思います。内側のラインをキープしないといけないことはわかっていたのですが、ハンドルを多く切らないといけないですし、車速も多少鈍りますから非常に難しかったです。チェッカーを受けたときはエンジニアのブレアが無線で興奮しているのを聞いて僕もすごく感動しましたし、チームがひとつになったんだと思いました。この調子で、今後もさらに優勝を重ねていきたいと思っています。」とのことです。

最終ラップには後続の2台が武藤の外から入り、スリーワイドで最終ターンに進入する大接戦となったそうですよ。武藤は2位のロイドに0.1023秒差振り切りチェッカーとなったそうです。
映像として見れないのが残念です。来シーズンはIRLへのステップアップは確実でしょうから楽しみです。

その後チームはプライベートテストを行い、武藤はIRLのマシンでビトール・メイラと同タイムをマークする走りを見せたようですよ。