土地の筆界と所有権界

2019-04-26 13:41:47 | 不動産
 
 土地の筆界と所有権界 

 筆界

 筆界とは、土地の登記簿に記載されている土地同士の境のことであり、公法上の境界です。最初に地番がつけられたときや、土地を分けたとき(分筆)、複数の土地を一緒にしたとき(合筆)に決められ、公法上の境界は一定の手続きをしなければ変更することはできません。
 法務局にある、地図や公図(地図に準ずる図面)、地積測量図に表されている境界線はすべて筆界です。土地の登記簿に記されている地積は、筆界により定まる面積です。

 所有権界

 所有権界とは、隣接している土地の所有者間で合意した境のことであり、私法上の境界ともいわれます。それぞれの土地の所有者が合意すれば自由に変更できます。よって、現状の所有権界と筆界が一致していないこともままあります。また、越境等により筆界より建物等がはみ出しているケースもあります。


 






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