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おジャ魔女どれみナ・イ・ショ 第10話感想

2005年10月25日 23時51分14秒 | おジャ魔女どれみ
 またまた一週間遅れですが。

 第10話は「結婚の約束 ~幼なじみのないしょ~」。

 私はどれみに、っていうかそもそもアニメに恋愛要素って求めていないんですよね。いやまあ少女漫画なんだからそういう話が出てくること自体はいいんですけど、それ自体がテーマになってたり、あまりにもどろどろした展開になったりするのはちょっとなあと思ってしまうわけですよ。その点どれみでは何組かのカップリングはありますけど、割とさらっと描いているのでついていきやすいです。が、今回は恋愛をすっ飛ばしていきなり結婚ですってよ、奥さん。まあ、小学生の言う結婚なんで、だいぶ記号的に扱われていますけどね。

 あいこの前に、っていうか5年2組の教室に突然現われたアンリマー、平日の昼間からよその小学校に突撃かますくらいバカなんですが、これくらいバカだとかえって爽快ですね。バカだけど一途っていうのは、レギュラーキャラの中では小竹に似ているのですが、小竹は、特に「ナ・イ・ショ」で顕著なんですけど、「なんだかんだ言っても最終的にどれみは俺のもの」って感じで余裕ぶっこいてヘタレ化しているんですよね。それに対してアンリマーはたった一回の登場でど真ん中ストレートを投げ込んできたわけですよ。これはもう、男としては小竹なんかよりも断然アンリマーを応援したくなってくるわけですよ、バカだけど。

 どれみくらいの長期シリーズになれば、シリーズを通じてキャラの関係を描けますし、描くべきです。本来ならば1回こっきりのゲストキャラとレギュラーキャラがくっつくなんていうことはありえないんですけど、アレだけのことをやられたら、そりゃあ、あいこの一人や二人くれてやれって話にもなりますよ。伏線もへったくれもない唐突で後付け設定満載(水泳のことといい、タイガースのことといい、テレビシリーズではできるはずのない描写ですよね)な登場でしたけど、アンリマーの行動にはそれだけの説得力というものがありました。バカだけど。

 このエピソードはもうアンリマーだけでおなかいっぱいなのですが、ちょっと他の要素にも触れます。
 アンリマーの両親話は、蛇足とまでは言いませんが、あんまり活かされてなかったかなと思います。家出の直接的な原因とはいえ、あいことの結婚とあんまり絡めていないような気がします。KYグリーン節炸裂と言えばそれまでなんですけどね。
 それから、おジャ魔女たちが想像した美男子の面々。いやその顔、世界観違うから。そんな人たち、どれみ世界のどこにも存在しません。

 まとめとしては、「アンリマー 愛すべきバカ」ってところでしょうか。ラストであいこはアンリマーへの気持ちを隠していますが、まあ悪いようには思ってないでしょうね。

 しかし「ナ・イ・ショ」は、男子にフォーカスしたエピソードが多いですね。それだけテレビシリーズでおざなりだったということかも知れませんけど。



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