ソーサリアンの基本シナリオDisk3のレベル1シナリオ・「天の神々たち」をプレイしました。
神々が登場するとか、なんかずいぶんスケールの大きな話ですね。ソーサリアンって短編シナリオばかりだし、しかもまだ初級シナリオだしで油断しがちなのですが、一つ一つの話はかなりの大事件であることも多いんですよね。
3人までしか参加できないので、成長が遅いDwarf、Wizard、Elf でパーティーを組むことにしましょう。

背景に雄大な山並みが広がっています。
まず近くにあった建物に入ってみると、そこは酒場。しかし、売り物となる酒は無いそうです。
マスターに話を聞いてみると、大いなる神ユイターが怒って以来、酒がなかなか手に入らないのだとか。
その他の家も訪れてみます。つっけんどんな態度をとる男がいる家と、あとは空き家が2軒。ただし、空き家で赤い種を発見します。
さらに少し進んだところにも建物があり、その入り口に女性が立っていました。

「神は怒っておられます。日ごろの邪な行いに業を煮やしてしまったのです。祈りはすでに通じません。欲を捨て、私のもとにすべての財産を預けなさい。そして神への忠誠を誓うのです」
うわー、うさんくせー。うさんくせー。
言うだけ言うと女は反応しなくなったので、とりあえず無視して前進しましょう。
空飛ぶモンスターに襲われながら険しい岩山を乗り越えて進んだ先にはギリシャの神殿のような建物が。聖闘士星矢とかでよく見かけるやつですね。

「ここから先は何人たりともと押すわけにはいかん。さっさと帰れ!! ...しかし、ここは寒くてかなわん。酒でもあればなあ...」
うわー、なんて人間くさい神様。正直すぎるにもほどがある!
まあ、でも、ある意味わかりやすくて助かります。
いったん村へ戻ります。
つっけんどんな人から、町のはずれにいた怪しい女は山の神に仕えるシャーマンだとも教えてもらいました。神の怒りを鎮めるには貢物が一番だと毎日言っているのだとか。
つっけんどんな人も、あのシャーマンは信用できないと言っていました。まあ、そりゃ、そうだよね。
ちなみに、戻ってきたらシャーマンはいなくなっていたのですが、建物の入り口は見えない壁によってふさがれていて、入れませんでした。
酒場に行ってみると、ちょうどいい酒が入荷してきたところでした。ナイスタイミング。神様が酒を欲しているということを説明したら、快くそのぶどう酒を譲ってくれました。酒の入荷が滞っていて商売も大変そうなのに、悪いね。
なお、マスターはシャーマンを通じて多くの酒を神様に貢いだそうなのですが、それ以来シャーマンは何も言ってこないのだとか。やっぱり怪しいなぁ。
ぶどう酒を持っていくと、天上に伸びる光の道が出現。そこに入ると、自動的に天へと運ばれていきます。

着いた先は神殿。中へ入ってみると、そこにいたのは一際偉そうな神様でした。

「なんだ、お前は!! ここはお前のような者の来るところではない。出てけ!!」
「と、言うが早いか、きみは突風に巻かれ、空中に放り出された」というナレーションと共に、岩山まで吹き飛ばされてしまいました。即死しなかっただけ良かったのかな。
また何回か行ってみましたが、その度に同じように吹き飛ばされてしまいます。これは何かしらフラグを立てないといけないみたいですね。
いったん町に帰ろうと岩山を移動していたら、持っていた赤い種を取り落としてしまいました。特に何かしたわけでもないんだけどなぁ。たぶんこれもフラグの一種なんでしょうから、気にせず先に進みましょう。
町に戻ってみましたが、特に何もなし。酒場の親父にいたっては、話すらしてくれません。あれー?
また神殿の方へ行こうとしたら、さっき落とした種から発芽したと思しき芽が出ていました。

でかい。既に人と同じくらいの大きさにまで成長せいているんですが……。
とりあえず近づいてみても特に何も無いようですが、これ、最終的にはずんずん伸びて、天上界まで達したりするんですかね。
もう一回天上界に行って、また吹き飛ばされて岩山に戻ってみると、案の定、さっきの芽が高く伸びていました。



芽は神殿にまで到達していました。ここはさっきの神殿よりもずいぶん広そうです。
左の方へ進んでいくと、ハゲた神様がいました。
「なんだお前は!! ここを酒の神、デュオン様の部屋と知って入ってきやがったのか」
なんだ、口悪いなぁ。べらんめえ調とか、江戸っ子かよ。
「挨拶代わりもなしで来るとは、ふてえやろうだ。今度来るときは、上等の酒を持ってきな」
お前もそれか! こいつらみんな、交換条件なしでは何もできないのか! 酒場のマスターを見習えよ。
とはいえ、酒のことはやっぱり酒場でなんとかするしかありません。マスターと話をすると、今度もまた都合よく上等なぶどう酒が入荷したところでした。神様に献上するといったらまたも快く譲ってくれました。ありがたいなぁ。本当にできた人ですよ。
「へっ、何だこの酒は。まるで水だぜ。もっと強い酒を持ってきな」
が、しかし。
マスターからもらったぶどう酒を渡したものの、デュオンの口には合わなかったようです。
また酒場に行ってみたけど、マスターは無反応。今はまだ酒が入荷してないのかしらん。
酒場の隣の家に行って気づいたのですが、天上界まで延びて行ったのと同じ植物が鉢植えになって置いてありました。もしかして、コレを成長させて、また別なところから天上界に行ったりするとか言う展開ですかね。
ただ、今はまだ小さいまま。他に行きましょう。
再び天上界に行ってみたけど、何もなし……、と、思ったら、芽を上ってデュオンの部屋よりもさらに上まで行けるということに気が付きました。
あれ? さっきここ試したような気がしたんだけどなぁ。さっきからさらにまた、上まで蔓が伸びていったんですかね?
ツタを上ってさらに上の階へ行くと、また別の神様がいました。
「さっさと帰れ...といいたいところじゃが、少し頼まれてはもらえんだろうか!? この上におる太陽の神フェリスに伝えて欲しいのじゃ。鍛冶の神ペトスが炎の種を欲しがっているとな。もしそれを持ってきてくれたら、お主にいいものをくれてやろう」
お、相変わらず交換条件が大好きな神様たちですが、なんとか話が進められそうです。炎の種って、あの赤い種のことですかね。でもこれは、私が持ってくるんじゃなくて、フェリスにやらせるのかな?
上の階に行ってみると、太陽の神・フェリスがいました。しかしため息をついて、なにやら思い悩んでいるようです。
「どうすればいいのだろう・・・」
そんなことを繰り返しつぶやいています。
「なんだ、そなたは!? どこから来たのだ!? ...もしやあの木を伝ってきたのか。ここは人間の...なにっ!? ペトスに頼まれてやって来ただと!? 炎の種が欲しいと!? わかった。好きなだけやろう。もらったら、さっさと出て行け」
あら、案外あっさりと炎の種入手。
「待て!! 出て行く前に一つだけ頼みたいことがある。私は美の女神ビヌスに惚れておってな...彼女の好きなもので気を引こうかと思っておるのだが、それが何かわからんのじゃ。そこでそれとなく他の神々に聞いて欲しいのじゃ」
フェリスもやっぱり交換条件。本当に人間的な神様ですこと。完全にギリシャ神話の世界ですね。
まあ、炎の種をもらったということもあるし、協力してあげましょうかね。

女神もいました。彼女がビヌスですかね。ただ、考え事をしているようで、声をかけても何も反応してくれませんでした。
これでとりあえず、この一帯にいる神様は全員訪れたようです。
赤い種をペトスに渡すと、お礼に黄金の酒をくれました。おっと、これは酒の神向けのアイテムですね。
「こっ、これは!! 鍛冶の神が持っていた黄金の酒じゃねえか。この酒は俺の一番のお気に入りなんだ。ありがたくちょうだいするぜ。何か俺に聞きたいことでもあったら言ってくれ。俺はこう見えても物知りなんだぜ」
おっと、今度はフェリスの依頼ですね。
「何!? 美の女神の気を引くにはどうすればいいかだと。簡単な問題だぜ。お前の登ってきたその木をよく調べてみな。どこかに赤い果実が生っているはずだ。女神はその果実に目が無いんだ。それをプレゼントすればイチコロよ」
赤い果実なんてあったっけ? と思って調べてみたら、見落とすわけがないくらいにわかりやすく、ちょこんと赤い実が生っていました。まったく、都合よく成長する植物だこと。
その実をもいで、フェリスのもとへ移動。
「この果実を渡せばよいのだな。感謝するぞ。これを受け取るがよい」
『20GOLDを手に入れました。』
ズコー。
ただの金かよー!
イベントアイテムかと思ったのにー!
「しかし、大いなる神ユイターも酷いことをするものだ。何があったのかは知らんが、あれはほとんど八つ当たりだな。そう言えばビヌスが竪琴を用いてユイターの気を鎮めると言っていたな。あれはどういうことなのだろう」
今度はビヌスですか。
「あなた、人間ね!? 気が付かなかったわ。どうやってここまで登ってきたの? まあいいわ。今の私はそれどころじゃないんですもの。私は美の女神ビヌス。大いなる神ユイターの機嫌を直そうとしているの。この頃の彼の行いは酷いなんてものじゃないわ。罪も無い人々に災いを振りまいているんですもの。いったい何があったのかしら!? これを解決する一番の方法は、そこにある竪琴を弾くことだわ。その竪琴から出る音楽を聴いたものは、心が穏やかになるの。でも、今、音楽の神がいなくてね...弾ける人を探しているの」
竪琴を弾ける人間……。もしかして、吟遊詩人の職に就いているソーサリアンをパーティーに入れておかないとダメとか? 今回そういえば職業を変え忘れていたから、全員農夫なんだよなぁ。
一応、他の神様にも話を聞いてみようと天上界をうろうろしていたら、神殿の端に、なぜか竪琴を持った人間の女の子がいました。

彼女の名はアンナ。旅の吟遊詩人だそうです。何でも、下の村に辿り着いたときに、でっかい木を見つけたので、登ってきちゃったのだとか。あのぶっきらぼうな人の家にあった鉢植えですかね。
ここであったのも何かの縁だから、一緒に連れて行って、ここを案内して欲しいと頼まれますが、それこそ願ったり叶ったりですよ。これで竪琴要員確保です。
アンナが仲間に入るから、このシナリオは3人パーティーじゃなければならなかったんですね。
ビヌスのもとへ行くと、アンナが銀の竪琴を爪弾き、澄み渡った音色が神殿に響いていきます。
ビヌスから、これならユイターの気を引けるかもしれないというお墨付きをもらったので、いざ、ユイターのもとへ。

ユイターの前で銀の竪琴を奏でるアンナ。
「おお、なんとすばらしい音色じゃ。このような見事な音楽は今までに聴いたことがない。まるで心を洗われるようじゃ...考えてみれば、わしはなんと恥ずかしいことを...大切な腕輪を取られた腹いせを、人間たちに向けてしまうとは...」
腕輪?
「教えてやろう、真実を。あれは一月ほど前のことだ。わしはいつものように腕輪の手入れをしていた。その腕輪は人間が持てば不老不死はおろか、わしらと同じ力を得られるのじゃ。手入れをしているうち、いつしかわしはうとうとと眠ってしまった。目が覚めたとき、目の前にわしの腕輪を手にはめた一人の女が立っていた。当然、わしは女に腕輪を返すよう言った。だが、その女は不敵な笑みを浮かべ、こうつぶやいたのだ。お前たちを支配してやると。そしてまやかしの呪文を用いて、消え去ったのじゃ。あれは魔性のものじゃ。お主も知っておろう。この下の村におるシャーマンのことじゃ」
やっぱり、あいつか。
なぜすぐに取り返さないのかとたずねると、腕輪を使って強力な結界を張っており、うかつに近づいたらユイターでさえこの世から存在が消え去ってしまうのだとか。指輪、強すぎない?
とりあえず、ユイターの怒りは解いたので、人間たちに危害を加えることはなくなりました。でも、シャーマンはやっぱり何とかしないといけませんよね。ただ、ユイターでさえ恐れる結界を、いったいどうしたものやら。
なお、このタイミングでアンナはパーティーからはずれ、どこかへ行ってしまいました。
いったいどこに行ったんだろう? 登場も突然なら、退場も突然。このシナリオの登場人物は大体そうなんですけど、とてもご都合主義的なキャラですね。
村に戻る前に天界で神様たちに話を聞いてみますが、みんなユイターが穏やかになって良かった良かったという話し貸してくれません。しかも、ここに長くいすぎると人間は寿命が縮んでしまうとか脅されてしまいました。それってただの言葉だけの演出で、別にゲーム的に反映されるわけじゃないよね?
天上界も地上も、いろいろ探索してみましたが、特に何もなし。岩山で戦士の盾を見つけたくらいですね。
最後に酒場へ。
「やあ、久しぶりだね。今までいったいどこに行っていたんだね!?」
かくかくしかじかと、マスターにいろいろとシャーマンがしてきたこと、これからしようとしていることを話します。
「そう、そうかい。そのとおりだよ。そうさ、あたしは神となって、天界に君臨するのさ」
そのとき、マスターの目が光り、辺りが暗くなりました。

いきなり岩場へとワープされ、シャーマンが襲い掛かってきました。
ユイターさえ恐れる腕輪の力ですが、実はそんなにたいしたことも無く、ぴょんぴょんジャンプしながら攻撃していたら、倒すことができました。足場が悪くてうまく攻撃が当てられないことのほうが厄介でしたね。腕輪、恐るるに足らず!
塵となったシャーマンの腕から腕輪が外れ、なんとか神の腕輪の回収に成功したのでありました。
ワープして酒場に。マスターはどうやら無事のようです。
マスターの話では、事情を聞くためにシャーマンのところへ行ったら、巨大化したシャーマンがいて、腕輪の力でマスターに何かしたようです。で、気が付いたらソーサリアンたちが前に立っていた、と。
かくかくしかじかと事情を話したら、お礼に10GOLDくれました。マスターからは散々酒をもらっているから、別にいいのに。
さらに、つっけんどんだった人も、つっけんどんな態度を取っていたことを詫び、お礼をくれました。
ついでに、シャーマンがいた神殿の中でもお金を発見。こいつはまあ、頂いても問題ないでしょう。
あとは腕輪を持ってユイターのもとへ。
「おお、あの忌々しきシャーマンを倒した勇者よ。よくぞ参られた。何!? なぜ知っているかだと。ふははは、不思議がるのも無理はない。お主が帰ってしばらくたったときのことじゃ。妙な気配を感じてな。何事かと探ってみたら、お主がシャーマンと戦っている姿が見えたのじゃ。いや、見事な戦いぶりであった。久しぶりに胸がスカッとしたわい。では、わしの腕輪を返してもらおうか。もっておるだろう!?」
えーと、ですね。
ここで「はい/いいえ」の選択肢が出まして、まあ普通は返すものなんですけど、ついついやってみたくて“いいえ”を選択しちゃったんですよね。
そうしたら、ユイター大激怒。腕輪を強制的に持っていかれて、そなたの顔など二度と見たくないと、岩山に放り出されてしまいました。ま、そりゃそうだわ。
経験値か、報酬か、何かしらもらい損ねちゃいましたかね。事前にセーブしておけば良かった。
でも、ソーサリアンたちから腕輪を強制的に奪えるくらいなら、シャーマンのときにもやっちゃえば良かったのにね。っていうかむしろ、なぜソーサリアンたちは腕輪の力を使って抵抗できなかったのか、っていうことの方が問題なのかな。
ま、今回は仕方が無いですね。面倒くさいからやらないかもしれませんけど、いつか気が向いたら再プレイして、True End を見ることにしましょうか。
天の神々たち
その日、山岳地方の村々から、数多くの人々がソーサリアンの国へやってきた。
「神が天罰を下された」
彼らは口々に叫んだ。
このことを調べようと、幾人かの冒険者が村へ向かった。
神々が登場するとか、なんかずいぶんスケールの大きな話ですね。ソーサリアンって短編シナリオばかりだし、しかもまだ初級シナリオだしで油断しがちなのですが、一つ一つの話はかなりの大事件であることも多いんですよね。
3人までしか参加できないので、成長が遅いDwarf、Wizard、Elf でパーティーを組むことにしましょう。

背景に雄大な山並みが広がっています。
まず近くにあった建物に入ってみると、そこは酒場。しかし、売り物となる酒は無いそうです。
マスターに話を聞いてみると、大いなる神ユイターが怒って以来、酒がなかなか手に入らないのだとか。
その他の家も訪れてみます。つっけんどんな態度をとる男がいる家と、あとは空き家が2軒。ただし、空き家で赤い種を発見します。
さらに少し進んだところにも建物があり、その入り口に女性が立っていました。

「神は怒っておられます。日ごろの邪な行いに業を煮やしてしまったのです。祈りはすでに通じません。欲を捨て、私のもとにすべての財産を預けなさい。そして神への忠誠を誓うのです」
うわー、うさんくせー。うさんくせー。
言うだけ言うと女は反応しなくなったので、とりあえず無視して前進しましょう。
空飛ぶモンスターに襲われながら険しい岩山を乗り越えて進んだ先にはギリシャの神殿のような建物が。聖闘士星矢とかでよく見かけるやつですね。

「ここから先は何人たりともと押すわけにはいかん。さっさと帰れ!! ...しかし、ここは寒くてかなわん。酒でもあればなあ...」
うわー、なんて人間くさい神様。正直すぎるにもほどがある!
まあ、でも、ある意味わかりやすくて助かります。
いったん村へ戻ります。
つっけんどんな人から、町のはずれにいた怪しい女は山の神に仕えるシャーマンだとも教えてもらいました。神の怒りを鎮めるには貢物が一番だと毎日言っているのだとか。
つっけんどんな人も、あのシャーマンは信用できないと言っていました。まあ、そりゃ、そうだよね。
ちなみに、戻ってきたらシャーマンはいなくなっていたのですが、建物の入り口は見えない壁によってふさがれていて、入れませんでした。
酒場に行ってみると、ちょうどいい酒が入荷してきたところでした。ナイスタイミング。神様が酒を欲しているということを説明したら、快くそのぶどう酒を譲ってくれました。酒の入荷が滞っていて商売も大変そうなのに、悪いね。
なお、マスターはシャーマンを通じて多くの酒を神様に貢いだそうなのですが、それ以来シャーマンは何も言ってこないのだとか。やっぱり怪しいなぁ。
ぶどう酒を持っていくと、天上に伸びる光の道が出現。そこに入ると、自動的に天へと運ばれていきます。

着いた先は神殿。中へ入ってみると、そこにいたのは一際偉そうな神様でした。

「なんだ、お前は!! ここはお前のような者の来るところではない。出てけ!!」
「と、言うが早いか、きみは突風に巻かれ、空中に放り出された」というナレーションと共に、岩山まで吹き飛ばされてしまいました。即死しなかっただけ良かったのかな。
また何回か行ってみましたが、その度に同じように吹き飛ばされてしまいます。これは何かしらフラグを立てないといけないみたいですね。
いったん町に帰ろうと岩山を移動していたら、持っていた赤い種を取り落としてしまいました。特に何かしたわけでもないんだけどなぁ。たぶんこれもフラグの一種なんでしょうから、気にせず先に進みましょう。
町に戻ってみましたが、特に何もなし。酒場の親父にいたっては、話すらしてくれません。あれー?
また神殿の方へ行こうとしたら、さっき落とした種から発芽したと思しき芽が出ていました。

でかい。既に人と同じくらいの大きさにまで成長せいているんですが……。
とりあえず近づいてみても特に何も無いようですが、これ、最終的にはずんずん伸びて、天上界まで達したりするんですかね。
もう一回天上界に行って、また吹き飛ばされて岩山に戻ってみると、案の定、さっきの芽が高く伸びていました。



芽は神殿にまで到達していました。ここはさっきの神殿よりもずいぶん広そうです。
左の方へ進んでいくと、ハゲた神様がいました。
「なんだお前は!! ここを酒の神、デュオン様の部屋と知って入ってきやがったのか」
なんだ、口悪いなぁ。べらんめえ調とか、江戸っ子かよ。
「挨拶代わりもなしで来るとは、ふてえやろうだ。今度来るときは、上等の酒を持ってきな」
お前もそれか! こいつらみんな、交換条件なしでは何もできないのか! 酒場のマスターを見習えよ。
とはいえ、酒のことはやっぱり酒場でなんとかするしかありません。マスターと話をすると、今度もまた都合よく上等なぶどう酒が入荷したところでした。神様に献上するといったらまたも快く譲ってくれました。ありがたいなぁ。本当にできた人ですよ。
「へっ、何だこの酒は。まるで水だぜ。もっと強い酒を持ってきな」
が、しかし。
マスターからもらったぶどう酒を渡したものの、デュオンの口には合わなかったようです。
また酒場に行ってみたけど、マスターは無反応。今はまだ酒が入荷してないのかしらん。
酒場の隣の家に行って気づいたのですが、天上界まで延びて行ったのと同じ植物が鉢植えになって置いてありました。もしかして、コレを成長させて、また別なところから天上界に行ったりするとか言う展開ですかね。
ただ、今はまだ小さいまま。他に行きましょう。
再び天上界に行ってみたけど、何もなし……、と、思ったら、芽を上ってデュオンの部屋よりもさらに上まで行けるということに気が付きました。
あれ? さっきここ試したような気がしたんだけどなぁ。さっきからさらにまた、上まで蔓が伸びていったんですかね?
ツタを上ってさらに上の階へ行くと、また別の神様がいました。
「さっさと帰れ...といいたいところじゃが、少し頼まれてはもらえんだろうか!? この上におる太陽の神フェリスに伝えて欲しいのじゃ。鍛冶の神ペトスが炎の種を欲しがっているとな。もしそれを持ってきてくれたら、お主にいいものをくれてやろう」
お、相変わらず交換条件が大好きな神様たちですが、なんとか話が進められそうです。炎の種って、あの赤い種のことですかね。でもこれは、私が持ってくるんじゃなくて、フェリスにやらせるのかな?
上の階に行ってみると、太陽の神・フェリスがいました。しかしため息をついて、なにやら思い悩んでいるようです。
「どうすればいいのだろう・・・」
そんなことを繰り返しつぶやいています。
「なんだ、そなたは!? どこから来たのだ!? ...もしやあの木を伝ってきたのか。ここは人間の...なにっ!? ペトスに頼まれてやって来ただと!? 炎の種が欲しいと!? わかった。好きなだけやろう。もらったら、さっさと出て行け」
あら、案外あっさりと炎の種入手。
「待て!! 出て行く前に一つだけ頼みたいことがある。私は美の女神ビヌスに惚れておってな...彼女の好きなもので気を引こうかと思っておるのだが、それが何かわからんのじゃ。そこでそれとなく他の神々に聞いて欲しいのじゃ」
フェリスもやっぱり交換条件。本当に人間的な神様ですこと。完全にギリシャ神話の世界ですね。
まあ、炎の種をもらったということもあるし、協力してあげましょうかね。

女神もいました。彼女がビヌスですかね。ただ、考え事をしているようで、声をかけても何も反応してくれませんでした。
これでとりあえず、この一帯にいる神様は全員訪れたようです。
赤い種をペトスに渡すと、お礼に黄金の酒をくれました。おっと、これは酒の神向けのアイテムですね。
「こっ、これは!! 鍛冶の神が持っていた黄金の酒じゃねえか。この酒は俺の一番のお気に入りなんだ。ありがたくちょうだいするぜ。何か俺に聞きたいことでもあったら言ってくれ。俺はこう見えても物知りなんだぜ」
おっと、今度はフェリスの依頼ですね。
「何!? 美の女神の気を引くにはどうすればいいかだと。簡単な問題だぜ。お前の登ってきたその木をよく調べてみな。どこかに赤い果実が生っているはずだ。女神はその果実に目が無いんだ。それをプレゼントすればイチコロよ」
赤い果実なんてあったっけ? と思って調べてみたら、見落とすわけがないくらいにわかりやすく、ちょこんと赤い実が生っていました。まったく、都合よく成長する植物だこと。
その実をもいで、フェリスのもとへ移動。
「この果実を渡せばよいのだな。感謝するぞ。これを受け取るがよい」
『20GOLDを手に入れました。』
ズコー。
ただの金かよー!
イベントアイテムかと思ったのにー!
「しかし、大いなる神ユイターも酷いことをするものだ。何があったのかは知らんが、あれはほとんど八つ当たりだな。そう言えばビヌスが竪琴を用いてユイターの気を鎮めると言っていたな。あれはどういうことなのだろう」
今度はビヌスですか。
「あなた、人間ね!? 気が付かなかったわ。どうやってここまで登ってきたの? まあいいわ。今の私はそれどころじゃないんですもの。私は美の女神ビヌス。大いなる神ユイターの機嫌を直そうとしているの。この頃の彼の行いは酷いなんてものじゃないわ。罪も無い人々に災いを振りまいているんですもの。いったい何があったのかしら!? これを解決する一番の方法は、そこにある竪琴を弾くことだわ。その竪琴から出る音楽を聴いたものは、心が穏やかになるの。でも、今、音楽の神がいなくてね...弾ける人を探しているの」
竪琴を弾ける人間……。もしかして、吟遊詩人の職に就いているソーサリアンをパーティーに入れておかないとダメとか? 今回そういえば職業を変え忘れていたから、全員農夫なんだよなぁ。
一応、他の神様にも話を聞いてみようと天上界をうろうろしていたら、神殿の端に、なぜか竪琴を持った人間の女の子がいました。

彼女の名はアンナ。旅の吟遊詩人だそうです。何でも、下の村に辿り着いたときに、でっかい木を見つけたので、登ってきちゃったのだとか。あのぶっきらぼうな人の家にあった鉢植えですかね。
ここであったのも何かの縁だから、一緒に連れて行って、ここを案内して欲しいと頼まれますが、それこそ願ったり叶ったりですよ。これで竪琴要員確保です。
アンナが仲間に入るから、このシナリオは3人パーティーじゃなければならなかったんですね。
ビヌスのもとへ行くと、アンナが銀の竪琴を爪弾き、澄み渡った音色が神殿に響いていきます。
ビヌスから、これならユイターの気を引けるかもしれないというお墨付きをもらったので、いざ、ユイターのもとへ。

ユイターの前で銀の竪琴を奏でるアンナ。
「おお、なんとすばらしい音色じゃ。このような見事な音楽は今までに聴いたことがない。まるで心を洗われるようじゃ...考えてみれば、わしはなんと恥ずかしいことを...大切な腕輪を取られた腹いせを、人間たちに向けてしまうとは...」
腕輪?
「教えてやろう、真実を。あれは一月ほど前のことだ。わしはいつものように腕輪の手入れをしていた。その腕輪は人間が持てば不老不死はおろか、わしらと同じ力を得られるのじゃ。手入れをしているうち、いつしかわしはうとうとと眠ってしまった。目が覚めたとき、目の前にわしの腕輪を手にはめた一人の女が立っていた。当然、わしは女に腕輪を返すよう言った。だが、その女は不敵な笑みを浮かべ、こうつぶやいたのだ。お前たちを支配してやると。そしてまやかしの呪文を用いて、消え去ったのじゃ。あれは魔性のものじゃ。お主も知っておろう。この下の村におるシャーマンのことじゃ」
やっぱり、あいつか。
なぜすぐに取り返さないのかとたずねると、腕輪を使って強力な結界を張っており、うかつに近づいたらユイターでさえこの世から存在が消え去ってしまうのだとか。指輪、強すぎない?
とりあえず、ユイターの怒りは解いたので、人間たちに危害を加えることはなくなりました。でも、シャーマンはやっぱり何とかしないといけませんよね。ただ、ユイターでさえ恐れる結界を、いったいどうしたものやら。
なお、このタイミングでアンナはパーティーからはずれ、どこかへ行ってしまいました。
いったいどこに行ったんだろう? 登場も突然なら、退場も突然。このシナリオの登場人物は大体そうなんですけど、とてもご都合主義的なキャラですね。
村に戻る前に天界で神様たちに話を聞いてみますが、みんなユイターが穏やかになって良かった良かったという話し貸してくれません。しかも、ここに長くいすぎると人間は寿命が縮んでしまうとか脅されてしまいました。それってただの言葉だけの演出で、別にゲーム的に反映されるわけじゃないよね?
天上界も地上も、いろいろ探索してみましたが、特に何もなし。岩山で戦士の盾を見つけたくらいですね。
最後に酒場へ。
「やあ、久しぶりだね。今までいったいどこに行っていたんだね!?」
かくかくしかじかと、マスターにいろいろとシャーマンがしてきたこと、これからしようとしていることを話します。
「そう、そうかい。そのとおりだよ。そうさ、あたしは神となって、天界に君臨するのさ」
そのとき、マスターの目が光り、辺りが暗くなりました。

いきなり岩場へとワープされ、シャーマンが襲い掛かってきました。
ユイターさえ恐れる腕輪の力ですが、実はそんなにたいしたことも無く、ぴょんぴょんジャンプしながら攻撃していたら、倒すことができました。足場が悪くてうまく攻撃が当てられないことのほうが厄介でしたね。腕輪、恐るるに足らず!
塵となったシャーマンの腕から腕輪が外れ、なんとか神の腕輪の回収に成功したのでありました。
ワープして酒場に。マスターはどうやら無事のようです。
マスターの話では、事情を聞くためにシャーマンのところへ行ったら、巨大化したシャーマンがいて、腕輪の力でマスターに何かしたようです。で、気が付いたらソーサリアンたちが前に立っていた、と。
かくかくしかじかと事情を話したら、お礼に10GOLDくれました。マスターからは散々酒をもらっているから、別にいいのに。
さらに、つっけんどんだった人も、つっけんどんな態度を取っていたことを詫び、お礼をくれました。
ついでに、シャーマンがいた神殿の中でもお金を発見。こいつはまあ、頂いても問題ないでしょう。
あとは腕輪を持ってユイターのもとへ。
「おお、あの忌々しきシャーマンを倒した勇者よ。よくぞ参られた。何!? なぜ知っているかだと。ふははは、不思議がるのも無理はない。お主が帰ってしばらくたったときのことじゃ。妙な気配を感じてな。何事かと探ってみたら、お主がシャーマンと戦っている姿が見えたのじゃ。いや、見事な戦いぶりであった。久しぶりに胸がスカッとしたわい。では、わしの腕輪を返してもらおうか。もっておるだろう!?」
えーと、ですね。
ここで「はい/いいえ」の選択肢が出まして、まあ普通は返すものなんですけど、ついついやってみたくて“いいえ”を選択しちゃったんですよね。
そうしたら、ユイター大激怒。腕輪を強制的に持っていかれて、そなたの顔など二度と見たくないと、岩山に放り出されてしまいました。ま、そりゃそうだわ。
経験値か、報酬か、何かしらもらい損ねちゃいましたかね。事前にセーブしておけば良かった。
でも、ソーサリアンたちから腕輪を強制的に奪えるくらいなら、シャーマンのときにもやっちゃえば良かったのにね。っていうかむしろ、なぜソーサリアンたちは腕輪の力を使って抵抗できなかったのか、っていうことの方が問題なのかな。
ま、今回は仕方が無いですね。面倒くさいからやらないかもしれませんけど、いつか気が向いたら再プレイして、True End を見ることにしましょうか。
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