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2023年05月14日 17時41分07秒
5月5日はこどもの日。ということで、こどもが活躍するアクションゲーム「グーニーズ」(コナミ)を、ゴールデンウィークくらいからプレイしていました。
グーニーズは1985年に公開された映画「グーニーズ」をゲーム化したものです。
映画の方は宝の地図を手に入れた少年たちが、隠された海賊の秘宝を探して、洞窟内を冒険したり、ギャングと戦ったりするというストーリーになっています。テレビで2回くらい観たので大体の流れは分かっているのですが、最後に観たのも結構前なので、細かいところはあまり憶えてはいません。
その2回観たうちの1回目がこどもの日に放送されていて、「こどもの日はグーニーズ!」みたいなCMを流していたので、私の中では何となく「グーニーズ=こどもの日」みたいなイメージが付いてしまっています。
映画はかなりヒットして、ゲームの方もそれなりに売れていたような気がします。複数人の友達が持っていたので、私も当時それなりの回数をプレイしています。
なお、MSXでも同タイトルのゲームがコナミから発売されています。そっちも人から借りてプレイしたことがありますが、ゲーム性はファミコン版と似ているものの、別ゲームです。
ゲームはステージクリア型のアクションゲーム。主人公のマイキーを操り、捕らえられている仲間を助け出しながら、ステージを進んでいきます。
ステージ1のBGM は、映画の主題歌でもある「The Goonies 'R' Good Enough」。曲の知名度自体が高いということもありますが、明るく軽快なBGM が一気にグーニーズの世界に引き込んでくれます。
主に登場する敵はネズミとギャングです。ステージが進むと他にもいろいろと出てきますが、基本的にはこの2種が中心となります。
マイキーの基本的な攻撃方法はキックで、大体の敵はこれで倒すことができます。マイキーはただの少年なんですけど、ギャングも蹴り一発で倒せます(とはいえ、一定時間気絶するだけで、しばらくすると復活しますけど)。
ネズミは赤、黄、白の3種類がいます。
赤いネズミはただうろうろしているだけでそれほど邪魔にはならず、爆弾配給係のような感じです。ただ、たまに思わぬところで振り返ったりするので、油断しているとダメージを食らったりするんですけどね。
黄色いネズミは実はキツネが化けています。一度攻撃すると正体を現すので、もう1回攻撃しないと本当に倒すことはできません。また、ジャンプするなどトリッキーな動きをするので、赤いネズミよりもはるかに厄介です。
もう1種、白いネズミは倒すと一定時間無敵になる十字架を落としていきます。チャンスなので、白ネズミを見かけたら積極的に倒しにいきます。
ギャングも2種類いて、銃を撃ってくるタイプと、歌を歌って攻撃してくるタイプがいます。
銃で撃たれるのも、音符に当たるのも、同じダメージを喰らいます。銃がしょぼいのか、歌を歌っている奴があまりにも音痴過ぎるのか。
その辺をうろついているネズミを倒すと爆弾を落とします。爆弾をドクロの描かれた牢の前にセットし爆破させると扉が開き、中に入っているものを入手することができます。
この画面に表示されているのは鍵で、画面下部にある扉を開くためには鍵を3本集めなくてはなりません。
牢の中にはグーニーズの仲間も捕らえられています。
他にも、体力回復の薬や、遠隔攻撃ができるパチンコなんかが入っていることもあります。
ステージのあちこちにある牢を開けて、仲間と3本の鍵を入手すると、次のステージに進むことができます。
最初のステージはそれほど広くはないのですが、ステージが進むにつれてマップが広く、複雑になっていきます。
はしごを使って上下に移動するだけでなく、ドクロのゲートから他のエリアに移動したりもできるので、なんとなく進んでいると迷ったり、どこへ行ったらいいのかわからなくなったりしがちです。
このゲーム、とにかく操作性が良くて、快適にプレイすることができます。基本的な動きは左右移動とジャンプ、キックだけで、いたってシンプル。それがスムースに動いてくれるので、ストレスなく操作できるんですよね。
個人的には、この「動かしているだけで楽しい」というのがアクションゲームにとって最も重要なことだと思っています。キャラクターを思い通りに操作できるので、やられたとしても理不尽感を感じにくいのです。80年代のコナミは、まずこの基本的なところをしっかりとクリアできているゲームが多いという印象がありますね。
ゴールデンウィークに普通にプレイしていたら、なんとかステージ4まで到達できました。この辺りまで来ると、結構殺意が高くなってくるんですよね。普通に進んで、普通にジャンプしたら、ちょうどいいタイミングで罠が降ってきたりして、なかなか厄介です。子供のころも、この辺りまでしか到達できなかったと思います。
で、普通のアクションゲームならそろそろ投了するところなのですが、グーニーズに関しては、
1)再プレイがそんなに苦にならない
2)難易度がめちゃくちゃ高いわけでもないので頑張ればなんとかなりそう
3)全6ステージなのであと少し
ということもあって、もう少し頑張ってみることにしました。
まずエミュレータの機能を活用して、セーブポイントを設置します。アクションゲームであんまり細かくセーブすると味気なくなるので、一応ステージ開始直後にセーブして、やり直すのはここからだけということにします。
次に、本気で攻略すべく、マップを作ります。どの牢に何が入っているのか調べれば、効率よく回れるだろうと思ったのですが、どうやら、どこに何が入っているのかは毎回変わるようです。というか、正確には、どの牢から開けても出てくるアイテムの順番は変わらないようです。
と、いうことは、どこから開くかは重要ではなく、仲間+鍵3個を入手するまでとにかく開きまくらなくてはならないということですね。いずれにしろ、ステージの構成や牢の位置を把握して、ロスなく牢を開けていかなくてはなりません。
ステージ4で厄介なのは、この鎖につながっているでかい岩。こいつが上下に動いているのですが、これに当たると即死してしまいます。
グーニーズには隠しアイテムがあちこちにあって、入手すると特定の攻撃が無効になる効果があります(例えば、画面上で入手しているヘッドホンを持っていると、ギャングの歌声攻撃が無効になる)。これらのアイテムを入手できれば、ゲームの難易度はぐっと下がります。
で、何かの雑誌の付録にグーニーズのゲームブックがあったのですが、その中で「ヘルメットを入手すればこの岩に当たっても平気」みたいな描写があったため、隠しアイテムのヘルメットを入手した友達に「岩に当たっても平気だよ」と教えたら、実際には効かずに死んじゃった、という思い出があります。どうやらヘルメットは「上から落ちてくる小さな鍾乳石に当たっても平気」というアイテムだったようです。ゲームブックに騙されてしまいました。
骨を投げてくるガイコツなんかも出てくるのですが、映画にこんなシーンってありましたっけ? ガイコツ自体は出てきたと思うのですが、こんなに能動的に襲い掛かってきたかどうか、定かではないんですよね……。
ステージ5は水分多め。映画もこんな感じだったような気もするのですが、タコとか魚とかもいたんだっけ?
最終ステージは海賊船。中には財宝も隠されています。
ステージ6はそれほど広くないし、意地悪なギミックもない、簡単なステージとなっています。
最後の仲間を助け出せば、エンディングです。
海へ出ていく海賊船を見送るグーニーズたち。
真ん中にいる背の高い人は、昔からゲームに登場しないスロース(元々ギャングの一味だったけど、グーニーズの仲間になった人)だと思いこんでいたのですが、ここには7人しかいないのでみんな子供たちのようですね。そうなると、でかいのは1人だけ年長であるマイキーの兄・ブランドですかね。
そうなるとまた気になってくるのは、登場する子供たちが男の子5人+女の子2人の計7人だということです。
全6ステージで、マイキーが各ステージで1人ずつ助けているので数は合っているんですけど、後ろ姿で明確に女の子なのはブランドと腕を組んでいる1人だけなんですよね。ゲーム中でも、ステージ6で捕まっているのは明確に女の子ですけど、それまでの5人はみんな同じグラフィックなので、女の子のうちどちらか1人は女の子扱いされていないようです。
ブランドと腕を組んでいるのは、おそらくブランドとくっついたアンディでしょう。ステージ6でマイキーがアンディを助けた際にハートマークが出るのですが、映画では暗闇の中でアンディがブランドにキスしようとして、間違えてマイキーとキスをするというシーンがあるので、それを再現しているのかもしれません。
と、いうことは、女の子扱いされていないのは、残ったステフということになります。ステフは髪が短くイケメン系の顔立ちなので、仕方がない面もありますが……。
実際、パッケージのイラストを見ても、髪の長いアンディは分かりますけど、ステフは一瞬、女の子に見えないかもしれません。消去法でわかるでしょうけど、右上にいるのがステフです。
クリア後は2周目が始まったのですが、敵が多い上に、明らかに黄色ネズミの割合が高くなり、難易度が高くなっています。
一応、2周目のステージ3まで行ったのですが、今回はそこで終了することにします。
いやしかし、やっぱり面白いです。上でも書きましたが、操作性が良くて、ストレスなくプレイできるので、遊んでいて楽しんですよね。ついでに、昔はできなかった1周もできたので、かなり満足できました。
多分今後も、クリアまではしないでしょうけど、気が向いたときにちょっとプレイするゲームになるかと思います。
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