先日ネットの古本屋で「魔術師タンタロンの12の難題」を購入しました。
長年探し求めていた本なのですが、ほとんど見かけることさえなかった希少本でしたので、入手は半ば諦めかけていました。購入したものは特に状態も悪くありませんし、価格も定価と同じ1500円(+送料+振込み手数料)。ラッキーでした。
「魔術師タンタロンの12の難題」は、スティーブ・ジャクソン著、ステファン・レーヴィス画、柿沼 瑛子訳で、1987年に社会思想社から刊行されました。
「難問」「大人の雰囲気」「スティーブ・ジャクソン」ということで、昔から憧れの本ではあったのですが、1500円という値段の割りに問題が12問しか入ってないというコストパフォーマンスの悪さから、当時は購入を見送っていたんですよね。しかし確かに、当時の私には1500円は高かったですし、その1500円で文庫本を3冊購入した方が楽しめただろうとは思います。それでも今こうして無事に入手することができたわけですから、当時購入しなかったのは結果オーライですかね。
あ、でも当時の私には「ナイトメア・キャッスル」と「恐怖の幻影」は押さえておけと言ってやりたい……。
物語の舞台はガランタリア王国。周辺諸国を巻き込み数年にわたって繰り広げられた四王国戦争の渦中で、ガランタリアのコンスタイン王は非業の死を遂げた。王不在で混乱するガランタリアにあって、王位を継いだ者こそ宮廷魔術師タンタロン。タンタロンの尽力によって平和条約の調印がなされ、ようやく四王国戦争に一応の終止符が打たれた。
しかし事はそう容易に収まるものではない。この平和条約でさえせいぜいもって1年程度だろう。また戦争のためにおろそかにされた内政問題も、王国内には山積している。それらを解決しなければ、外国への対処もままならない。
そして何より、長年の激務によって、タンタロン自身の命も残りわずかなものとなっていたのだ。
なさねばならないことは多い。しかし時間がない。
そこでタンタロンは自身の後継者を探すため、12の難題を用意し、王国中から挑戦者を募った。その呼びかけに応じ、多くの挑戦者が集まった。君もその中の一人だ。君は、タンタロンから直々に謁見を受け、任務が記された巻物を受け取った。この任務を成し遂げたものこそ、タンタロンからの褒賞を受け取ることができるのだ。
何はともあれ、早速第1問に挑戦。
第1問目は「獄につながれること四か月 アイケンのダンスタブル卿を救え」。賊に捕らわれていてるダンスタブル卿を救出すればいいわけです。
いろいろあって拷問部屋に侵入してみると、ダンスタブル卿は燃え盛る奈落の上につるされていて、そのロープを引き上げるためには手前のレバーを右か左かに倒せばいいのですが、どちらに倒せばいいのか判断するためには、歯車だのベルトだので構成された複雑なからくりの仕組みを解き明かさなくてはなりません。
1問目だけに問題自体は単純で、ロープがこっちに引かれたからプーリーがこう回って……というのを丁寧に追いかけていけば解くことができます。あー、好きだったなぁ、こういうの。
しかしこれ、間違えるとダンスタブル卿は灼熱地獄に突き落とされるわけですが、多くの挑戦者がいるわけですから、うっかりしたやつが間違えてしまったらおしまいのような気が……。
その後、4問目まで解きました。ただし、正解が掲載されていないので、本当に当たっているかどうかはよく分かりません。っていうか、そもそも何をすればいいのかさえ(2問目とか)よく分からない問題もあったりします。
自分の出した答えが正しいのかどうかは、12の難題を全て解いて、タンタロンからの13番目の難題に挑まなくてはなりません。しかし、それはまだまだ先の話ですね。
さて、「魔術師タンタロンの12の難題」には解答が載っていないのですが、世の中には解答を知る方法も幾つかあります。
正統派なのは「ウォーロック」に掲載された記事を読むことでしょうか。13号から20号まで、12の難題のヒントと解答が掲載されているようです。ただ、ウォーロック自体入手するのが困難ですけど……。今後は、見つけたときになるべく購入するという方向で意識していこうと思います。
それから、解答を示しているサイトもあります。
まずはArekkusuさん(ローマ字?)のサイト
http://homepage.mac.com/arekkusu/main.html
http://homepage.mac.com/arekkusu/FF/sols/sol68.html
英語ですが、13問全ての答えが書いてあります。
日本では「魔術師タンタロンの12の難題」のリプレイを掲載している、ephemerisさんの「きままにタンタロン」があります。
http://ephemeris.cocolog-nifty.com/blog/
こちらはまだプレイの途中なんですが、問題の解法だけではなく、世界背景や本の細かいところなども詳細に書かれていて、面白いです。
基本的にはなるべく独力で解きたいのですが、折り紙つきの難問ぞろい(3問目まではそうでもなかったと思いますが)ですので、のんびり、ゆっくり、ときには解答なんかも見たりしながら、楽しんでいこうかと思います。
ちなみに、実は13番目の謎については、ネットでタンタロンについて調べているうちに、ほとんど答えみたいなものを見てしまいました。まあでも、あの行動は本文を読み始める前にやっちゃってるし(この手のゲームが好きな人なら誰でもやるんじゃないかと思うんですけど)、まあいいかという感じです。パズルとしては13問目よりも12問目までの方が歯ごたえがありそうですしね。
長年探し求めていた本なのですが、ほとんど見かけることさえなかった希少本でしたので、入手は半ば諦めかけていました。購入したものは特に状態も悪くありませんし、価格も定価と同じ1500円(+送料+振込み手数料)。ラッキーでした。
「魔術師タンタロンの12の難題」は、スティーブ・ジャクソン著、ステファン・レーヴィス画、柿沼 瑛子訳で、1987年に社会思想社から刊行されました。
「難問」「大人の雰囲気」「スティーブ・ジャクソン」ということで、昔から憧れの本ではあったのですが、1500円という値段の割りに問題が12問しか入ってないというコストパフォーマンスの悪さから、当時は購入を見送っていたんですよね。しかし確かに、当時の私には1500円は高かったですし、その1500円で文庫本を3冊購入した方が楽しめただろうとは思います。それでも今こうして無事に入手することができたわけですから、当時購入しなかったのは結果オーライですかね。
あ、でも当時の私には「ナイトメア・キャッスル」と「恐怖の幻影」は押さえておけと言ってやりたい……。
物語の舞台はガランタリア王国。周辺諸国を巻き込み数年にわたって繰り広げられた四王国戦争の渦中で、ガランタリアのコンスタイン王は非業の死を遂げた。王不在で混乱するガランタリアにあって、王位を継いだ者こそ宮廷魔術師タンタロン。タンタロンの尽力によって平和条約の調印がなされ、ようやく四王国戦争に一応の終止符が打たれた。
しかし事はそう容易に収まるものではない。この平和条約でさえせいぜいもって1年程度だろう。また戦争のためにおろそかにされた内政問題も、王国内には山積している。それらを解決しなければ、外国への対処もままならない。
そして何より、長年の激務によって、タンタロン自身の命も残りわずかなものとなっていたのだ。
なさねばならないことは多い。しかし時間がない。
そこでタンタロンは自身の後継者を探すため、12の難題を用意し、王国中から挑戦者を募った。その呼びかけに応じ、多くの挑戦者が集まった。君もその中の一人だ。君は、タンタロンから直々に謁見を受け、任務が記された巻物を受け取った。この任務を成し遂げたものこそ、タンタロンからの褒賞を受け取ることができるのだ。
何はともあれ、早速第1問に挑戦。
第1問目は「獄につながれること四か月 アイケンのダンスタブル卿を救え」。賊に捕らわれていてるダンスタブル卿を救出すればいいわけです。
いろいろあって拷問部屋に侵入してみると、ダンスタブル卿は燃え盛る奈落の上につるされていて、そのロープを引き上げるためには手前のレバーを右か左かに倒せばいいのですが、どちらに倒せばいいのか判断するためには、歯車だのベルトだので構成された複雑なからくりの仕組みを解き明かさなくてはなりません。
1問目だけに問題自体は単純で、ロープがこっちに引かれたからプーリーがこう回って……というのを丁寧に追いかけていけば解くことができます。あー、好きだったなぁ、こういうの。
しかしこれ、間違えるとダンスタブル卿は灼熱地獄に突き落とされるわけですが、多くの挑戦者がいるわけですから、うっかりしたやつが間違えてしまったらおしまいのような気が……。
その後、4問目まで解きました。ただし、正解が掲載されていないので、本当に当たっているかどうかはよく分かりません。っていうか、そもそも何をすればいいのかさえ(2問目とか)よく分からない問題もあったりします。
自分の出した答えが正しいのかどうかは、12の難題を全て解いて、タンタロンからの13番目の難題に挑まなくてはなりません。しかし、それはまだまだ先の話ですね。
さて、「魔術師タンタロンの12の難題」には解答が載っていないのですが、世の中には解答を知る方法も幾つかあります。
正統派なのは「ウォーロック」に掲載された記事を読むことでしょうか。13号から20号まで、12の難題のヒントと解答が掲載されているようです。ただ、ウォーロック自体入手するのが困難ですけど……。今後は、見つけたときになるべく購入するという方向で意識していこうと思います。
それから、解答を示しているサイトもあります。
まずはArekkusuさん(ローマ字?)のサイト
http://homepage.mac.com/arekkusu/main.html
http://homepage.mac.com/arekkusu/FF/sols/sol68.html
英語ですが、13問全ての答えが書いてあります。
日本では「魔術師タンタロンの12の難題」のリプレイを掲載している、ephemerisさんの「きままにタンタロン」があります。
http://ephemeris.cocolog-nifty.com/blog/
こちらはまだプレイの途中なんですが、問題の解法だけではなく、世界背景や本の細かいところなども詳細に書かれていて、面白いです。
基本的にはなるべく独力で解きたいのですが、折り紙つきの難問ぞろい(3問目まではそうでもなかったと思いますが)ですので、のんびり、ゆっくり、ときには解答なんかも見たりしながら、楽しんでいこうかと思います。
ちなみに、実は13番目の謎については、ネットでタンタロンについて調べているうちに、ほとんど答えみたいなものを見てしまいました。まあでも、あの行動は本文を読み始める前にやっちゃってるし(この手のゲームが好きな人なら誰でもやるんじゃないかと思うんですけど)、まあいいかという感じです。パズルとしては13問目よりも12問目までの方が歯ごたえがありそうですしね。
パズルとしてもそうですが、絵を見て楽しめるのもタンタロンのいいところですね。たまに3問目のイラストで、マンウォッチングとかしてたりします。老魔女以外にも、いろんな人がいるものです。