ウルトラQ第5話と第6話感想

　ウルトラＱ第5話「ペギラが来た！」視聴。

　ペギラといえば、ゴメスと並んで「ウルトラマーチ」にも登場する有名どころです。普段は眠そうな目をしてとぼけた感じなんですが、目を見開いたときはけっこう怖いです。デザイン的にも素敵ですし、吹雪の向こうからゆっくりと現れる様子も迫力充分。とても魅力的に描かれていると思います。

　3年前に消息を絶った野村隊員の行方を捜す、野村の婚約者羊子と万城目がストーリーの中心。南極観測基地という逃げ場のない閉鎖空間で、緊迫した雰囲気がいいですね。純粋な意味で良作だと思います。

　これを観る直前に藤原カムイの漫画版ウルトラＱを読んだのですが、細部はともかく、大体は同じでした。ただ、漫画版にあった、氷山が崩れたところを写し損なって悔しがる万城目のシーンは、映像で観たかったところです。

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　ウルトラＱ第6話「育てよ！カメ」視聴。

　冒頭からほのぼのした雰囲気でスタート。オープニングも、ウルトラQのメインテーマではなくほのぼのした音楽。ギャングと出会ったときでも、あくまでもほのぼのBGM。素敵です。

　ギャングとのやり取りといい、成長した亀とのやり取りといい、乙姫とのやり取りと言いいい、全編通じて不条理なファンタジー世界。そして、ブラックに落とすかと思いきや、結局妙にほのぼのとしたラスト。

　タイトルからはもっと地味な話を想像していたのですが、やられました。めちゃくちゃツボにはまりました。