SABUROU NIKKI

大阪のとあるパイロット訓練所での訓練日記です

薬師寺サイクリング

2011年10月31日 14時28分21秒 | Weblog

 久しぶりのサブロウ日記です。
 いろいろあって3ヶ月ほど更新を休んでました。
 最近やっと涼しくなって夏ばてから開放されたと喜んでい
ます。
 しかし、風邪をひきました。
 休日は部屋でおとなしく寝込んでいました。
 そろそろ、インフルエンザの予防接種もしなくてはなりま
せんね。
 本当はパイロットの大先輩と奈良県にある高取城という山
城の跡地にハイキングに行くはずだったんですけどね。
 ということで、今月の初めに大先輩と行って来た奈良は薬
師寺へのサイクリングのお話です。
 薬師寺に行くのは小学生のころ、家族旅行で行って以来
30年ぶりでした。
 印象としてはあまり変わっていないのかな、というかんじ
です。
 覚えているのは二つある五重塔と正門だけなんですけどね

 今回のサイクリングのために2年ぶりに自転車を新調しま
した。
 普段の生活でも使うため、スポーツ用というよりは街乗り
用ですね。
 それでも6段変速ギアがあるので、坂道が楽です。
 今までの自転車はタイヤが小さい上に変速ギアがなかった
のでこれは本当にありがたいです。
 朝九時に八尾南駅で大先輩と待ち合わせです。
 合流すると、大和川の堤防の上を一路奈良に向けて走りま
した。
 普段大阪や八尾の平坦な道路を走っているので、坂道は少
々しんどかったです。
 でも、田舎道だけあって信号が少なく、停車回数が少なか
ったのは良かったですね。
 自転車に乗って思うのは「日本の道路は自転車に不親切だ
な」ということです。
 車道は危ないので歩道をはしりますが、場所によって凄く
狭かったり、歩道が途中でなくなったり。
 きっと、道路を設計して造成する人が自転車に乗っていな
いからだと思います。
 作る人が自動車しか乗っていなければどうしても自動車中
心の考え方で設計しますからね。

 奈良県を自転車で走って思うのは、「のどかな田舎だな」
ということです。
 京都の観光地だったら、観光開発が進んでいて、清水寺な
どは門前に商店街がずらっとならんでいます。
 でも、今回向かった薬師寺ははっきり言ってさびれた田舎
町の中に突如として超有名な大寺院が出現する、といった感
じでした。
 実際、薬師寺も隣接する唐招提寺もともに世界遺産である
にもかかわらず、正門の前には寂れたみやげ物屋が二、三件
あるだけです。
 僕は混雑や長い行列が好きではないのでこの方が良いので
すけどね。
 きっと近所の人はそこに薬師寺があるのが当たり前で、か
えって遠くから見に来た人のほうがよくみているのかもしれ
ません。
 東京に住んでいる人が東京タワーにほとんど上らないよう
なかんじでしょうか。
 あらかじめ下調べをしなかったので、見ていても「でっか
い寺院やなぁ」程度の印象しかもてなかったのが残念でした

 資料を作っていけばよかったな。

 正殿のなかではお坊さんの法話を聞きました。
 残念ながら内容を思い出せませんが結構おもしろかったで
す。
 
 敷地の奥にある展示室では平山郁夫画伯の絵が展示されて
いました。
 シルクロードを旅したときの絵だそうです。
 こういうものは本物を直接見るのが一番ですね。
 写真撮影は禁止されていましたが、写真をとってもあまり
意味がなさそうだと思いました。
 建物自体もそうですが、本物を目にしたときの臨場感が大
事なんでしょうね。
 帰りは近所の丘を登って帰りました。
 薬師寺のパンフレットの写真と同じ角度から薬師寺の建物
を見ようと思ったからです。
 でも、周りの建物にさえぎられて見えませんでした。
 おそらくパンフレットの写真はどこかの建物の窓から撮影
したんでしょうね。
 実際にサイクリングで行ってみて、あまり時間をかけずに
到着できたので(平均時速12キロで片道2時間)、奈良を
身近に感じた一日でした


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