有り難いことに、私の師匠は書家とお友達でお二人は殆ど同年配でお互いにお互いを尊敬しておられ、お二人の仲に少し若いオソマツ君が入れて頂き3人で愉快なよもやま話を楽しみました。
今思い出しても有意義なお話が聞けたと感動しています。お話の内容をまとめてみますと
①一時若い人たちを「新人類」と呼ぶことが流行ったことがありますが、その真似をすると自分たちこそ、
日本人の歴史の中で現れたことのない「新老人」じゃないだろうかと云う話題でした。
書家はこのブログでも紹介したことがあります(「春爛漫」の書)が手の込んだ作品の制作に没頭しておられ,
一方では90歳になろうとしながらパソコンを楽しみブログを投稿しインターネットでいろいろなことを検索して新しいことを覚えると無性に嬉しいという老後を楽しんでいるということであり、
②自分たちの親や祖父母は確実の「阿弥陀様がお迎えに来てくださる」と云うことを信じていたようだが、自分たちは決してそのようには考えず、季節ごとに昆虫が死んでいくように人間もある年齢になると少しの誤差があるとしても自然の営みとして死んでいくと考えていること
③私たちの若いときには「シングルマザーと云うことはまったく考えられなかったが、今は「シングルマザー」が大変多くなり孫娘たちに「早く貰ってもらえ!」などと云うと嫌われてしまう時代になった。若い人たちの「同棲生活」にも世の中が寛容になり、年寄りは付いていけない世の中になりつつある。等々の話題でした。
師匠のブログは「連鶴」の時にここでも紹介した「GOOブログ「私の70代」です。僕の場合、
家内に「あなたは文句ばっかりブログに書いていてどうしようもないね」と云われている訳ですが、
師匠も書家もそれはそれで現代の日本の老人の一つのタイプとしていいから、急にいい子にならなくてもよいと激励頂いた。今日はいよいよ春で、充実した一日でした。(T)
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こんどは自力で行きます。