かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

三寒四温

2017-03-11 | 気ままなる日々の記録

   先週2か月先の同窓会開催の便りが届いた。残念ながら体力がなく遠方までの外出は無理なので欠席の返事を書いた。

 私は最近ズーット手紙文によく使われる「三寒四温」と云う言葉について、もやもやした気持ちを持っている。近頃の挨拶文では”三寒四温”と云われる季節、そろそろ梅の蕾も・・・・・”と云うように使われる。其れで次のような疑問を持った。

①季語はいつだろうか。

②三寒四温と云う現象は日本のどこかで、はっきり出ているのだろうか。

③いつからいつまで使用してよいのだろうか。

 調べて見ると季語は冬だった。季語が冬なのに梅の蕾という春の言葉と一緒に使っていいのだろうか。

使用期間は秋の終わりから春の始まる前まで。というのや晩秋から初春までとかいろいろである。私は長い間春先の言葉だと信じ込んでいた。それで、中国北東部や朝鮮半島で冬の時期はっきり三日寒くて四日暖かい周期で見られる現象とは知らなかった。寒い日と暖かい日が入り乱れて、やがて、春本番になっていくという時期に使う言葉だと思っていた。

 だから、今でも晩秋の時期や新年の初めごろに使う勇気はとてもない。

 ある説明によると、日本ではシベリヤ高気圧から噴き出す風だけでなく太平洋高気圧の影響を受けるので、その現象がはっきりしない。また最近日本では春先に使用されることが多くなってきている。と書いてあり、なんとなく納得できた気がした。

 使うにはためらう理由がもう一つある。綺麗な響きの四文字熟語であるが、弐文字熟語と違って堅苦しい気がしてやすやす使えないのである。(E)

             

                                                     春の気配を感じて池の鯉が。