1昨日の午後のことである。1階和室前に数人のスタッフが集まり大きな箱が積み上げられていた。何事かと思ったが、見に行くと邪魔になるので、二階の吹き抜けからウオーキングをしながら眺めていた。夕方近くになって、立派な七段の雛段とひな人形が出現していた。
昭和47年頃の購入の品で当時50万はしたと云う話もきこえてきた。どなたかが、寄贈されたものだろうか。重厚で品のある見るからに立派なお雛様である。
我が家にもお雛様がありほぼ同年代のものであるが、見るからに違いが判る。10年ほど前だろうか、この時期に娘が帰省し30年ぶりに蔵から出して飾った。久しぶりに見るお雛様であったが、少しも傷んでいないのが取柄でホッとしたのを覚えている。それ以来、また蔵の中にしまい込んだままである。
[飾る時期は立春のあくる日から2月中旬までが一般的]とネットに説明があったが、主人の母は飾る時期よりかたずける時期をとても気にしていたのを毎年この時期になると思いだす。
「春どなり」から「ひな人形」へと一気に春の真っただ中に、はいってしまった気がしていたが、昨日の朝は何と雪景色を見ることに。カーテンを開けた瞬間は驚いたが、真冬に降る雪とは違って、何だかぬくもりを感じるのは私の勝手な思い込みだろうか。
このまま春へと移行するかと思いきや、冬に逆戻り。そんな日もあり何だか振り回されているような、忙しい気がする時期である。(E)
ひな人形と御所車