かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

雑煮の話。

2017-01-07 | 気ままなる日々の記録

   新年も5~6日目となると、その気配もだんだん薄らいでくる。3日まで出ていたおせち料理が4日目から平常にもどった。昨日A棟3階にあったお鏡餅も写真を撮りに出かけたら、それも無くなっていた。受付にあった大きな大きな鏡餅まで早々と姿を消した。勿論エレベーターホールにあった新年用のフラワーアレンジメントもきずかぬうちに消えていた。様変わりが何と早いことか。

 そんななか、お茶会では、雑煮の話しで盛り上がった。

関西の日本海側出身のSさんはなんと甘い雑煮を食べていたという。いろいろな種類の雑煮の話しを聞いたり、雑誌で見たりしたけれど、甘い雑煮にはびっくりした。丸餅と小豆のみが入っているそうだ。丸餅の中には黒豆が入っていることもあるという。

 私は物心ついたころから、全国でも一番素朴なというか質素な雑煮で育った。四角い餅と正月菜だけが入っているもの。主人が食べ慣れているのは少し違った。ダイコン、ニンジン、サトイモなど沢山の野菜が入れてあるもの。若い新婚夫婦がけんかの末、そうなったものであるそうだ。若い新婚夫婦とは主人の両親のことである。二人は同じ県内の東と西の出身である。それだけで、雑煮に違いがあるので、ビックリする。

 関西へ嫁いだ娘はどんな雑煮を作っていることであろうか。或るときちらっと「丸餅の雑煮では食べた気がしない」ともらしたことがあった。

その時はそんなものかと思って聞いていたが我々は今年のお正月それ以上の経験をした。元旦の朝食が洋風だったのだ。長い人生のうちで初めてのことである。

 やっぱり新年になった気がしなかったのはいうまでもない。(E)

        

               夕日に染まった御嶽山