かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

日本の医療制度について。

2017-01-04 | 気ままなる日々の記録

  オソマツ君は皮膚科受診のためある総合病院の皮膚科に出かけた。

 今日は恐ろしく寒い日であった。勿論予約は取ってあったがそれでも1時間   は待たされる。

 待っていてトイレに行きたくなってトイレに入った。

 病院のトイレである。

 入って驚いた。身体障害者が便座に座るときの支え棒がステンレスの太い パイプであった。

 仕方なくステンレスのパイプを掴んで立ちズボンを下げる。

 このときパイプが冷たくて体が震えた。

 どうして、ここへステンレスを使ったのか理解できない。

 木製の方が安くて患者の体にも優しい。

 病院のトイレでありながら、病人がまるで見えていない。

 情けなくなった。ここで思い出されるのが、40年ほど前のアメリカの大統領選挙で民主党候補が国民皆(健康)保険を政策に掲げたら、「共和党がそんなことを

 したら、日本のように医療が荒廃する」と云って反対したことがあった。

 我々は驚いた。そこで、卒業生で健康保険に詳しい者はいないかと探しA君が名古屋大学の法学部に行っていて、大学院で政策研究をしているということがわかった。そして彼を招いて勉強会をすることにした。

 彼も喜んで来てくれ土曜日の午後勉強会を開いて終わったら行きつけの料理屋へ行って宴会をした。学生が教えてくれた日本の健康保険の欠点は、名医でも初心者でも一つの診断や手術について、同じ点数に数えられ点数に応じて料金が支払われる。だから、国家試験に通って医師になった医者がさらに名医を目指す動機付けが無いのだそうだ。同じ手術でも名医は切り口が小さく治りもはやいが、藪医者は切り口も大きく治るのに日数がかかるという。

 日本の保険はこの違いを無視して保険金が支払われるので、医者が名医を目指すという動機付けが乏しく一旦医者になった人が研修をおこたるという。

 アメリカの場合は生命保険と健康保険がセットになっている場合が多くすべて民間の経営で、保険会社が開業医を指定し保険金を支払うので、名医は沢山の保険会社から指定され来院する患者も多くなるという。

  オソマツ君がアメリカへ行ったとき友人が痔を悪くして医者に掛かった。その時の話によると予約時間にドクターが現れ「ハウドウユードウ」の握手から始まり椅子を勧められ雑談したと云う。

 これは、オソマツ君たちのアメリカ研修をコーデイネイとしたJTBが加盟している米国の医療保険がハイ・ランクの医療保険であったことを物語っているといえる。アメリカの医者の場合雑談しながら実は周到に患者を観察し診察していることは云うまでもない。

 ステンレスの手すりから大きな話になりましたが、これが大切な複眼思考だと思っています。失礼シマシタ。(T)