江戸時代、我が国には人々に親しまれたものに「二十四節季・七十二候」と云うものがありました。
これによって、当時の人々が、季節の移り変わりに敏感で且つ慈しみを感じていたことが分かります。
日本人はこの優しく美しい心を何時、どのようにして失ってしまったのでしょうか?
多分、明治か大正の頃、軽薄なオピニオンリーダーたちによって、「古いもの」≒「遅れたもの」と云う考えが喧伝されそれによって失われたと思われます。
ちなみに、今日6月21日は「夏至の初候」で「乃東枯」(なつかれくさかるる)だそうです。(「暦のたしなみ」小笠原承斉著ワニブックス」による。
そしてこの頃は日照時間が一番長い季節です。
こんな中で生まれたのが、「夏至の頃の夕暮れと掛けてお金持ちの親戚と解く。
心は「暮れそうでくれない」と云うジョークも生まれた。
こんなことを言って、友人と赤ちょうちんへ行っていた当時のオジサンたちが、うらやましい。
それに引き替え最近の我が国は、老人男性の自殺率が毎年上昇し、女性がすぐに殺される情けない国になってしまった。あのお粗末なアメリカの真似をしすぎた為であることは間違いない。
マスコミの背後で彼らをあやつっている魔女を見つけて処罰する必要がある。
これはマスコミのためにもなることでもある。(T)
半夏生 蓮池にて。