かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

昨日は思わぬ出来事が二つもあり、充実の一日でした。

2014-12-13 | 気ままなる日々の記録

  最初の出来事は高校時代の友人が突然かおをだしてくれたことです。2~3日前高校時代の友人が集まる恒例の忘年会があったようで,(私は欠席の返事を出しました)そこで私の発病を聞き驚いて見舞いに来てくれたとのこと。彼とは高校生時代無銭旅行ということで、自転車で今の奈良県の天理市まで行ったことがある。

  彼は県内の国立大学の医学部卒の外科医で今は自宅で開業した医院の院長さんだ。彼には家内がITPを発病したとき大変お世話になった。僕も救急車で運ばれた総合病院に入院したとき、彼に連絡しようかと迷ったが何か甘えておねだりしているような気もして恥ずかしく思え、やめた記憶がある。しかし彼は『どうして連絡をくれなかったか』と抗議した。ありがたいことだ。彼はこの施設を褒めリハビリを頑張るように励ましてくれ、大いに元気を頂いた。「右側不随でなくてよかったと」聞いたのも初めてで、右側不随だとご飯を食べさせて貰いながら、左でスプーンを使う練習をしなければならず、これが大変だそうだ。彼の言葉には説得力がある。

 二つ目は、親戚の家からお見舞いと云うことで『画集』が2冊も届いたことだ。一つは講談社刊『私の好きな原田泰司の絵というタイトルで、さだまさし氏や永六輔氏が推薦文を添えて原田泰司の絵を選んでいます。贈って戴いた家の奥様は先生に付いて油絵を習っておられるという絵画好き。対象は風景とか静物とかいうのではなく「縄文土器」専門とお聞きしたことがある。何でも縄文土器には縄文人のほとばしるような生命力や圧倒的な力を持つ大自然への敬虔な祈りの心が溢れている、それを描きたいと話しておられた。

 画集の絵を写真で紹介できないのが残念だが、原田泰司の絵は本当に素敵だ。僕は「実りの夕暮れ」が好きになった。どの絵からも子どもたちの声や風が梢を渡る音が聞こえてくる気がする。本屋で手にしてみて下さい。

もう1冊は「熊谷守一のいる場所」と云う画集です。熊谷守一は岐阜県出身のようで、岐阜県美術館、岐阜新聞、岐阜放送局が共催で熊谷守一展覧会を開催したときの解説書として出版されたようです。

熊谷氏は水墨画もたしなまれるようで、線描が得意、「命の形」と云うデッサンも多い。抽象性も強く

分からない線も多い。よく、分かろうと思うな、感じることが大切と云われるが、それも、難しい。暫く無心に眺め解説文を丁寧に読もうと思っています。