Tassili memo

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2/21(月) (1) テルモリ ~ カンポ・フェリーチェ

2011-02-22 12:40:41 | 海外 / 旅の記録
大きなクロワッサンの焼き上がりを待って… ♪
ジュースとミカンとカプチーノでの朝食を済ませ…
チェックアウト… な、なんと、50ユーロ!♪
看板には、三ツ星がついてました。

まずは、旧市街のテラスで朝の海岸線を眺め…
砂浜が続いていて… 少し沖に消波ブロックがあって… 夏には、海水浴で賑わうんでしょうね~!
ガイドブックにも載っていないし、私も知らない地名だったけど、
昨夜の様子だと、かなり人気の町のようだし。

今日の海は… 静かで… エメラルド色がかった空色… 漁に出てゆく、漁船が一隻。

そこへ、母少年が車でやってきた。
昨夜入らなかった砦の中を見せてくれた。
彼女が2年かけて、下の浜で集めたという小石やガラス片を使っての、素敵なアートがたくさん展示されていた ♪

車に戻って… ナビにラクイラをセットして… 出発~!
昨夜、雨が降ったらしく、車が濡れているし、空もどんよりしているし、空気も冷たいし… 
ありゃりゃ… お山は、雪だべか?

ここテルモリから国道でカンポバッソを通って、スキー場のあるロッカルソを通って、ペスカーラからの高速に乗るルートもあるのだが、高速の方が雪などの除雪状況もいいだろうと判断した。

・・ってことで、まずはペスカーラを目指し北への高速に乗った。
時刻はまだ9時… 道路も十分温まってないだろうし…
海岸と並行とは言え、道は結構なアップダウンとカーブを繰り返している。
路面が濡れているのが気になって、神経を集中させ、スピードを抑え気味で走った。
この道は、ペスカーラからローマとベニス方面へ分岐する幹線…
大型のキャミオンやタンクローリーが多く、それらをすり抜けて普通車がぶっとばす。
大型も結構なスピードなわけで、それを追い越すには、なるべく先の見える登りでアクセルを踏み込みたい…
道路状況と後続車とのタイミングをみながらなので、神経ピリピリ!

80数㎞走って、ペスカーラからローマへの分岐に入った。
これから向かう割には、雲の合間に見える白い山塊がもっと北側に見えた。
これから、アペニン山脈の最高部を走る高速で山脈を横切るのだ。
同じくペスカーラから、南側を通っての高速もあるけれど、距離が短い方がいいと判断した。
それに、先にカンポ・インペラーレへの降り口を通るので、旦那をラクイラで降ろしたあと、戻るか、その先のカンポ・フェリーチェにするか考えれるし。
しかし、天気が雨模様とは… ちょっと嫌な展開。

暫く走ってSAへ… トイレや給油もさることながら、道路の凍結や積雪情報を知りたい。
チェーンは借りてあるものの、ジャッキの入っている場所も確認してないし。

旦那がトイレに行った間に、コーヒー飲んでた、英語が解りそうな青年に聞くと、
もっと先でスノータイヤかチェーンが必要。
チェーンの装着場所はある… とのこと。

ありゃ~  やっぱり~ これで路上に雪が出てきたら・・旦那は、南へ戻ってナポリ経由の雪なし道で帰ろうと言うかもな。
まあ、そのまま行ってみての判断にしよう。
他の人にも聞いたけど、英語が通じなく… 私の英語が下手なだけ? …  ローマまでの距離ばかり教えてくれる (笑)

トランクを見ても、ジャッキが入っていそうな場所は空っぽ。
ジャッキなしで上手くチェーンを装着できなかったら… 
まあ、誰かに頼むか、戻ってこよう…ってことで、再び出発。

そうそう、このSAは、結構大規模で、お土産エリアが充実。品物の並べ方も、万引き予防か?迷路のようで、出口も1カ所だし、トイレの出入口にも万引き予防のセンサーがついていた。
ワインコーナーも充実で、4本分くらいの大瓶とかもあった!
ここの… アルブッツォ州のワインの4本セットの箱入りが安くなっていたので、購入。
ホテルでもう飲んでしまったので、自宅用のリモンチェッロも1本購入。

さて、再び走り出してから、私の勘違いで、南側の高速に入ったことがわかった。
旦那も北側の高速が高い山を横切っているのはご存知で…
「こっちの方が、低いところを通っているから、多少距離があっても安心なんじゃない?」

さしもの私も、この雨模様… 時々強くなったり、薄陽になったり… では、あちらは心配。
間違えたのも、神様のお計らい?♪
こちらならこちらで楽しみがあるのだ…
左手に時折見える高い山々が、<漂泊の牙> の、城島がスキーでオオカミの足跡を追った山域に続いているのだ。
晴れていたら、いい景色だろうな~
高速の傍に、線路… この谷を縫うルートは昔から使われていたのだろう。

拍子抜けするほど雪も凍結も標高の高いところもないまま、ラクイラとの分岐になった。

ナビ旦那… ローマ直行を指示すると思いきや、ラクイラ方面を指示!
あら、行かせてくれるのね?♪

4kmの長いトンネルを抜けると、そこは雪国!
すぐのインターにカンポ・フェリーチェの文字。
「この後、ティヴォリにも行きたいし、ラクイラ往復の時間がもったいないから、一緒に行けるところまで行ってみよう」と、曰ふ。
道路上には、雪は皆無だけれど、道の両脇や山肌は真っ白。
どうせ途中でUターンになるだろうとの予想に反して…
路面に雪がないままに… カンポ・フェリーチェまで行ってしまったのでした!

スキー場手前の雪原を隊列がスキーで歩いてくるのが見えた。
迷彩服にザック背負っての一団でスキーをぬいで道路渡ると、また履いて、奥へと進んでいった。
きっと、軍隊の雪上訓練なのだろう。山スキーでだった。

行き止まりのスキー場について、駐車場・・と、おもいきや・・




日本のスキー場のように広い駐車場があるわけでなく、路肩に縦列駐車でびっしり。
スペースを探してひと回りして、やっと駐車できた。
ここまで来たんだもの…  「ちょっと歩いてもいいでしょ?」
私は、スノーブーツに履き替え、一緒にリフトの方へ。



このカンポ・フェリーチェのマークは・・オオカミ♪



広~いので、あの車の数なのにスキスキのゲレンデ。
スキースクールの子供達のグループも多い。

レンタルスキーの小屋は、すぐに見つかった。 続く…

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