内職商法

内職商法


（上記はイメージです。）

内職商法とは、パートで外で働くことが出来ない子育て中の母親をターゲットに、家の中でできる仕事を学べば月に10～50万円ぐらいの収入を得ることができると誘うのだが、仕事を学んでも実際にはほとんど稼ぐことができず、泣き寝入りをさせられる。昔は、チラシ配りや製図のトレースなどだったが、最近ではインターネットを使ったアフィリエイトのビジネスなどもある。

事例
河合さんは３歳の息子を幼稚園に預け始め、子育てがひと段落したので、何か働いて家計の収入を助ける仕事を探していました。パートも考えていた頃、ある日インターネットで「毎月10万円稼げる専業主婦でも出来るアフィリエイト講座」というサイトを見つけました。どうやらインターネットの自分のサイトでいろんな商品を紹介して、購入してくれる人がいると、代金の一部が手数料として自分の収入になるらしい。一応インターネットで検索してみると、いろんな専業主婦の人が、アフィリエイトで毎月稼いだ金額を日記で報告したりしている。確かに、パートにでかけるよりも、こちらの方が家で働きながらできるし、子供が病気の日にも働けるから良いだろうと思い、30万円するアフィリエイトのマニュアルを購入し、早速そのマニュアル通りに、HP作成ソフトを購入し、サイトを作成し、アフィリエイト広告代理店に登録して宣伝する商材を集めはじめました。しかし、Webサイトを作ったのは良いが、解析ソフトで分析すると全くアクセス数が上がらず、商品も売れずじまい。そのことをマニュアルの販売会社にクレームすると、「弊社ではアクセスアップのテクニックや魅力的なサイトを作るためのデザイン手法、SEO対策など各種講座を開催していますから、受講されてみてはいかがですか？」と言われたので、１つ2万円ぐらいで、いくつかの講座に参加することにしました。河合さんは、それらの講座で教わったことを試し、アクセスもアップしてきたのだが、まだほんの少ししか売れない。それでまた相談すると今度は、「今時はネット広告を出さないと、注文を取る事は難しいですから、インターネット上のいろんなサイトに弊社があなたのサイトの広告を出すネット広告代行サービスをご利用になってはいかがですか？」と言われ、仕方なしに3万円ぐらいから広告代行サービスを利用しはじめましたが、一向に現状は変わらず、ついに投資費用は100万円を越えてしまいました。会社の担当者には、「全ての人がマニュアルですぐに結果を出せるとは限りませんから、河合さんも少しずつ勉強されているうちに、だんだん文章力やデザイン力もあがって、実績もついてくると思いますよ。」と軽くかわされてしまう状態。最初はマニュアルだけでうまくいくと思っていたのに、あれもこれも必要と言われ、うまく乗せられてしまったことに、後悔する河合さんであった。

類例：アフィリエイト詐欺





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（調査員トリー）
Ｔ．Ｉ．Ｕ.総合探偵社

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